
リジュラン”が人気な理由とは?

韓国美容でよく耳にする“リジュラン”。
「名前は知っているけど、結局なんなの?何に良いの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
リジュランは韓国発の肌育製剤で、主成分はPN(ポリヌクレオチド)というサーモン由来の成分です。
真皮層に直接働きかけ、肌のハリ・ツヤ・キメを少しずつ底上げしていくのが特徴です。刺激が少なく、安全性が高いため、初めての肌再生治療にも選びやすい製剤です。
リジュランシリーズの中でも有名なのがリジュランヒーラーになります。ほかにも、目元専用のリジュランi、麻酔と保湿成分をプラスしたリジュランHBなどがあり、それぞれにちょっとずつ違った魅力があります。
このページでは、それらの特徴やPNとPDRNの違い、後発品のリズネ、ヨーロッパ版プルリアルとの関係まで、幅広く解説します。
美容医療が初めての方も、すでに他の肌育治療を経験された方も、読み終える頃には「なんかリジュランが好き」と、きっと思っていただけるはずです。
リジュランとは|韓国発のPN主成分肌育製剤

「肌育」という言葉が広まり、美容医療の世界でも“土台づくり”の重要性が再認識されています。リジュランは、その代表的存在とも言える製剤です。肌質改善の効果はゆるやかですが、安全性が高く、継続することで変化を感じていただきやすい製剤です。韓国だけでなく日本でも人気を集める理由は、その“安心感”と“底上げ力”にあります。

リジュランの基本概要
リジュランは、韓国で開発された肌育製剤で、主成分はPN(ポリヌクレオチド)です。
PNはサーモン由来のDNA断片を精製したもので、細胞の修復・再生を促す働きがあります。
真皮層に直接届けることで、コラーゲン生成や保湿力の向上をサポートし、肌のハリ・ツヤ・キメを少しずつ整えていきます。
この製剤の特徴は、即効性よりも“じわじわと肌が元気になる”感覚にあります。刺激や副作用が少なく、ダウンタイムも比較的軽いため、肌質改善を目的にした定期的なケアとして取り入れやすい点も魅力です。特に、乾燥や小じわ、キメの乱れなど加齢とともに増えるお悩みに向いており、肌の土台作りを目的とする「肌育」施術において欠かせない存在といえます。
肌育におけるリジュランの位置づけ

肌育とは、肌の表面だけを整えるのではなく、真皮層や細胞レベルから肌本来の力を引き出すアプローチです。
リジュランは、PN成分が線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌の構造を健やかに保ちます。これにより、乾燥や小じわの改善はもちろん、将来的なたるみやハリ低下の予防にもつながります。
また、肌育のために単独で継続使用するだけでなく、IPLや高周波(オリジオ、サーマジェン、デンシティなど)、ニードルRFなどの積極的な施術前後に組み合わせることで、治療効果の相乗作用やダウンタイムの短縮も期待できます。
リジュランは“即効性のある治療”ではありませんが、じわじわと効く“育てる施術”として、美容医療の土台を支える存在です。
日本での人気と導入経緯(女優注射のヒットなど)

リジュランが日本で広く知られるきっかけとなったのは、大手美容クリニックが提供した「女優注射」のヒットです。 これは、目元用のリジュランiとスキンボトックス(極少量のボツリヌストキシン)を組み合わせた施術で、肌質改善と小じわケアの両方を同時に行える点が話題を呼びました。芸能人の方やモデルさんがSNSで体験をシェアしたことで、美容に敏感な層を中心に人気が急拡大しました。
その後、リジュランヒーラーやHBなど、部位や目的に応じた製剤の存在が一般にも知られるようになり、「安全でナチュラルに肌を整える施術」として支持されています。韓国美容の影響もあり、日本の美容クリニックでも水光注射や手打ち注入によるリジュラン施術を導入するところが増えています。
PN(ポリヌクレオチド)とは
PNは「肌の自己修復力」を高めることを目的とした、サーモン由来の成分です。
直接肌の奥(真皮層)に届けることで、コラーゲンを作る力や炎症を抑える力をサポートします。
ダウンタイムや副作用が少なく、コツコツ続けることで肌の土台がしっかりしてくる——そんな“育てる美容”にぴったりの成分です。

院長コメント
Dr. 分山博文
私自身、この成分は少し難しく感じる方も多いと思っています。そこで今回は、医学的に正しい情報をベースに、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

PNの働きと肌再生メカニズム
PN(ポリヌクレオチド)は、サーモン由来のDNA断片を高純度に抽出・精製した成分で、人の肌との親和性が高いことが特徴です。注入されたPNは、体内でゆっくりと分解されながら真皮層の線維芽細胞を刺激し、肌の再生を促します。
主な働きは2つあります。
ひとつは、炎症を抑えて血流を整える作用。これにより、ダメージを受けた肌の回復を助け、くすみや赤みを改善します。
もうひとつは、コラーゲンやエラスチンを生み出す細胞を活性化する作用です。肌の弾力やハリを支える真皮の構造を少しずつ整えていきます。
これらの作用によって、乾燥・小じわ・ハリ不足といったエイジングサインを穏やかに改善し、“肌そのものの再生力”を高めていきます。即効的な変化よりも、回を重ねることで内側からの変化を実感しやすくなる治療です。


PDRNとの違い(リジュランスキンブースターとの比較)
PN(ポリヌクレオチド)とPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)は、どちらもサーモン由来のDNA断片ですが、分子の長さと働きの方向性が異なります。
PNは「長鎖」の分子で、真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を促して肌構造を整えるのが得意です。
一方、PDRNは「短鎖」の分子で、アデノシンA2A受容体を介して炎症を鎮め、血流を促し、肌の修復を助ける働きが中心です。
美容医療では、PNはリジュラン(Rejuran)やリズネ(Lizne)などの真皮注入型スキンブースターとして用いられ、肌の再生や弾力改善を目的に使用されます。
PDRNは、外用薬剤やケアシス導入などの施術後ケアに使われることが多く、刺激が少なく回復を促す成分として重宝されています。
また、PDRNは分子が小さいため塗布やマイクロニードル導入でも一定の効果が期待でき、自宅でのスキンケアや施術後のアフターケアにも取り入れやすいのが特徴です。
一方のPNは、真皮層に届いてコラーゲンやエラスチンを増やす肌再生タイプの成分で、医療機関での注入治療が中心となります。
お肌の目的に合わせて、
「ホームケアにはPDRN」「本格的な肌再生にはPN」
というように使い分けるのがおすすめです。


PN成分が持つ安全性と長期的効果
PNは天然由来で、アレルギーや大きな副作用がほとんど報告されていません。起こりうる反応は、注入部の赤みや腫れ、内出血など一時的なものがほとんどです。
韓国では3〜4週間おきに3回程度を1コースとし、その後は数カ月ごとにメンテナンスする方法が一般的です。続けることで肌のうるおい・弾力・キメが少しずつ整い、他の美容施術の効果や持続性も高まりやすくなります。PNは分子が大きくやや粘りがあるため、注入時に痛みを感じやすいですが、非架橋ヒアルロン酸と麻酔成分が加わったリジュランHBなど、快適に受けられる製剤もあります。

リジュラン製品ラインナップと特徴
リジュランは同じPN製剤でも、濃度や配合成分の違いによって効果や適した部位が変わります。
高濃度ほど肌の再生力は高まりますが、その分だけ注入時の痛みや腫れが出やすくなる傾向があります。
項目 | ![]() (リジュランヒーラー) | ![]() (リジュランi) | ![]() (リジュランHB) | ![]() (リジュランS) | ![]() (リジュランスキンブースター) |
---|---|---|---|---|---|
有効成分 | PN(ポリヌクレオチド) | PN(ポリヌクレオチド) | PN(ポリヌクレオチド) | PN(ポリヌクレオチド) | PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド) |
PN原材料 | 天然サケ精巣 | 天然サケ精巣 | 天然サケ精巣 | 天然サケ精巣 | 天然サケ精巣由来(PDRN) |
濃度 | 2% | 2% | 1% | 2% | ― |
ヒアルロン酸含有 | - | - | ○ | - | - |
リドカイン(麻酔成分)含有 | - | - | ○ | - | - |
マンニトール含有 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
粘度 | ●●● | ● | ●● | ●●●● | ● |
規格 | 1ml × 2 | 1ml × 1 | 1ml × 1 | 1ml × 1 | 1ml × 1(塗布・MTS用) |
特徴 | 肌再生 弾力改善 | 目周りなど細かい部位に特化 | 保湿+ 注入時の痛み軽減 | ニキビ跡・瘢痕向け | 抗炎症・修復促進。施術後の赤み軽減、ブースター用途 |
リジュランヒーラー(万能型)

リジュランヒーラーはシリーズの中で最も標準的かつ汎用性の高い製剤です。PN濃度は2%と比較的高く、真皮層のコラーゲン生成や肌の再構築をしっかり促します。
全顔の肌質改善、小じわ、ハリ不足、乾燥、キメの乱れなど幅広い悩みに対応します。高濃度ゆえに注入時はやや強い痛みがありますが、麻酔クリームや局所冷却で軽減可能です。
効果のバランスが良く、初めてPNを試す方にも選ばれやすく、肌全体を底上げしたい場合に特におすすめです。
リジュランi(目元専用)

リジュランiは目元専用に開発された低粘度タイプで、PN濃度はヒーラーと同じく2%です。目元は皮膚が薄く痛みに敏感なため、粘度を下げて刺激や痛みを抑えています。
適応は、目尻やまぶたの小じわ、くぼみ、くすみ、乾燥など。施術時の痛みはヒーラーより軽く、ダウンタイムも短めです。自然な若返りを求める方や、刺激に弱い方に向いています。
この製剤にスキンボトックスを組み合わせた「女優注射」が大きな人気を集め、日本に輸入されているリジュランシリーズの多くはリジュランiといわれます。
目元専用とされていますが、実際には全顔・首・手などにも使用され、幅広く支持されています。
リジュランHB(保湿成分ヒアルロン酸配合)

リジュランHBはPN濃度1%に、ヒアルロン酸と局所麻酔成分(リドカイン)を配合したタイプです。ヒアルロン酸が高い保湿力を発揮し、施術直後からうるおい感を得やすいのが特徴。リドカインの作用により注入時の痛みが大幅に軽減されます。
乾燥肌の方や痛みに不安がある方、初めてのPN施術にもおすすめです。比較的快適に受けられるため、リピーターにも人気があります。
リジュランS(瘢痕・傷跡ケア用)

リジュランSはPN濃度が2%で、高粘度設計になっています。瘢痕やニキビ跡、毛穴の開きなど局所的な組織再生を狙う際に使用されます。
高粘度のため注入時の痛みや圧迫感は強めですが、その分再生効果も高く、複数回の治療で凹凸改善が期待できます。他の再生系施術(ニードルRF、フラクショナルレーザーなど)との併用も効果的です。
ヨーロッパ版リジュラン「プルリアル」
ヨーロッパ製リジュランと言われている「プルリアル」は、肌そのものをふっくら整える“肌育”という流れの中で注目される製剤です。
PN濃度は韓国版(リジュランヒーラー)よりも低めですが、それでも真皮の環境をサポートする構造設計と、注入の快適性を重視した処方になっています。
効果の評価には今後さらなる検証が必要ですが、穏やかな実感を求める方には魅力的な選択肢です。
プルリアルシルクの特徴
プルリアルシリーズの「シルク」は、PN(ポリヌクレオチド)を主成分とするスキンブースターで、PN濃度は0.75%です。
特徴として、皮膚との親和性に優れた高度に精製されたPNを使用しており、施術後のハリ・弾力の向上やキメ改善効果が期待されます。注入部位は顔・首・デコルテだけでなく、頭皮やお腹、臀部など広範囲に対応可能です。
使用頻度の目安は、3回の初期施術を1か月ごと、以降は5~6か月ごとのメンテナンスで、効果の持続性が期待できる点もポイントです。
プルリアルデンシファイの特徴
「プルリアル デンシファイ」は、PN濃度が1%とシルクより高く設定されており、更にヒアルロン酸やマンニトールとの複合処方です。
この複合設計により、以下のような作用が期待されます。
- 深層から肌にうるおいを与える
- 線維芽細胞の働きを促してコラーゲンやエラスチン生成を支える
- 血流改善や炎症抑制によって肌全体の鮮度と透明感を向上させる
使用頻度の目安は、3回の初期施術を1か月ごと、以降は5~6か月ごとのメンテナンスで、効果の持続性が期待できる点もポイントです。

韓国版リジュランとの違い
本家リジュラン(ヒーラー・i・HBなど)は、PNを主成分とし、その濃度や配合に応じて高い再生力が期待できる点が魅力です。高濃度ほど注入時の痛みや腫れが出やすい場合もありますが、効果の高さから安心感を求める方に人気です。
一方プルリアルデンシファイは、PN濃度は低めながら「ヒアルロン酸」「マンニトール」とのシナジーで効果を狙う処方設計となっています。ヨーロッパ企業は“低濃度のほうが効果的”と主張していますが、医学的に確立されたエビデンスはまだ不十分です。現段階では、「穏やかな実感」を重視する層に向いており、今後さらなる検証が必要な領域です。
リジュランの施術方法
PN製剤は、同じ薬剤でも注入方法や深さによって効果や仕上がりが大きく変わります。
当院では「医師による手打ち注入」と「機械打ち水光注射」の2パターンをご用意しています。
それぞれにメリットがあり、適切に選ぶことで痛みやダウンタイムを抑えつつ、最大限の効果を引き出せます。
医師による手打ち注入

手打ち注入は、医師が1か所ずつ針を刺し、薬剤の量や深さを細かく調整しながら注入する方法です。部位や症状に応じて深さを変えられるため、非常に精密な治療が可能です。
例えば、目元の小じわやくぼみには浅めに、口元や頬のハリ不足にはやや深めに注入するなど、柔軟な対応ができます。薬剤を打つ角度や圧力もコントロールできるため、腫れや内出血を最小限に抑えやすいのも特徴です。施術時間はやや長くなりますが、仕上がりの自然さや持続性を重視する方には特におすすめです。
なお、技術と時間を要するため、一般的に費用は高めになる傾向があります。
リジュランの効果と特長
リジュランを代表するPN製剤は“肌を若返らせる”というより、“肌を健康な状態に育て直す”ことを目的とした製剤です。
即効で劇的に変える治療ではありませんが、肌質やハリ、うるおいを少しずつ底上げしていくことで、気づけば「最近調子が良い」と感じられる肌に。安全性が高く、長期的に続けやすいことも大きな特長です。

マイルドな肌再生効果と安全性
リジュランは、刺激や負担を抑えながら肌再生を促す製剤です。主成分のPN(ポリヌクレオチド)は天然由来でアレルギー反応が少なく、施術後の赤みや腫れも比較的軽め。注入によって真皮層の細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。
この変化は数日で劇的に現れるわけではなく、1〜2週間ほどかけて徐々に実感されます。肌のバリア機能を整え、炎症を抑える作用もあるため、敏感肌やダウンタイムを避けたい方にも取り入れやすい治療です。

継続施術で効果を高める肌育製剤
リジュランの魅力は、繰り返し施術することで効果が積み上がっていく点です。
初期は4週間おきに3〜4回、その後は数カ月ごとのメンテナンスが推奨されます。
1回の施術でも一定のうるおいやハリ感は得られますが、肌の構造改善には時間がかかります。継続により真皮層のコラーゲン密度が高まり、質感や弾力が安定していくため、「老けにくい肌づくり」にもつながります。IPLや高周波治療と組み合わせれば、より効果の持続や質感改善が期待できます。

適応症例(小じわ・乾燥・キメ乱れなど)
リジュランは、加齢や生活習慣による肌の衰えを総合的にケアできます。特に効果的なのは、小じわ、乾燥、キメの乱れ、ハリ不足などの肌質変化です。また、炎症を抑える作用もあるため、赤みや肌荒れを繰り返す方にも適しています。
目元のちりめんジワや口元の乾燥ジワ、肌全体のくすみやごわつきにも対応可能。刺激が少なく安全性が高いため、初めての肌再生治療や他施術との併用にも向いています。「肌の調子を底上げしたい」「自然に若々しさを保ちたい」という方におすすめの施術です。
リジュランと後発品
リジュランは長年、PN注入製剤の代表格として広く使われてきましたが、特許が切れたことで同じPNを主成分とする後発品も登場しました。
成分や濃度が近くても、価格や使い心地、注入時の痛みなどに違いがあります。
当院では品質・効果・コストのバランスを見極め、リジュランと後発品の両方を取り揃えています。

特許切れによる後発品の登場
リジュランは韓国で開発されたPN(ポリヌクレオチド)注入製剤のパイオニア的存在です。数年間は製造元の独占状態でしたが、特許の有効期限が切れたことで、同様の成分構成を持つ後発品(ジェネリック製剤)が各メーカーから発売されるようになりました。
後発品は基本的な有効成分がリジュランと同じPNで、濃度や粘度も類似しています。ただし、精製方法や配合のわずかな違いによって、注入時の痛みや腫れの出方、効果の現れ方に差が出ることがあります。そのため、単に「安いから」という理由だけでなく、安全性や使用感も考慮して選ぶことが大切です。

当院で採用している「リズネ」
当院では後発品の中から、韓国製の「リズネ(LIZNE)」を採用しています。リズネはPN濃度や成分構成がリジュランヒーラーやリジュランiに近く、精製度も高い製剤です。実際の施術でもリジュランヒーラーに比べてやや粘度は低く、注入時の痛みが軽減される傾向があります。
安全性に関するデータも揃っており、韓国国内や日本国内の美容クリニックでも導入が進んでいます。当院では、痛みやダウンタイムをできるだけ抑えたい方や、継続的に肌育治療を行いたい方に特におすすめしています。

コスト面と施術メニュー構成の理由
リジュランは確かな実績とブランド力がありますが、仕入れ価格が高めです。そのため、複数回の施術が必要な肌育治療では、費用が患者様の負担になる場合があります。
当院では継続しやすさを重視してメニューを構成しています。ブランド志向でリジュランをご希望の方にはもちろんご提供しますが、定期的なメンテナンスや広範囲の施術にはリズネを活用し、費用を抑えながら長期的な効果維持を目指しています。
よくある質問(FAQ)
リジュラン(Rejuran)
についてのよくいただく質問
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リジュラン注射とはどのような治療ですか?
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リジュランは、サーモン由来のポリヌクレオチド(PN)を主成分とした肌育注射です。真皮層に直接注入することで、コラーゲン生成や肌の修復を促し、肌質を根本から整える“肌再生効果”の期待できる製剤です。当院では実際に、30〜50代の女性の患者様を中心に「肌の調子が上がった」「メイクのりが良くなった」といった感想を多くいただいています。
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リジュラン(PN)とPDRN(リジュランスキンブースター)の違いは何ですか?
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PNは長鎖の成分で肌の構造改善に優れ、効果を発揮するには注射などで肌にダイレクトに入れていく必要があります。PDRNは短鎖成分で炎症抑制や修復サポートに優れ、塗布するだけでも効果が期待できます。※当院ではリジュランスキンブースターは採用しておりません。
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リジュランとジュベルックの違いは何ですか?
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どちらも「肌の再生」を目的とした注入製剤で、効果が似ているように感じられますが、作用の仕組みはまったく異なります。
リジュランは、サーモン由来のPN(ポリヌクレオチド)を主成分とする“肌育タイプ”の製剤です。細胞の修復を促しながら、肌のハリ・ツヤ・キメを整え、炎症を鎮めて肌の基礎体力を高めることを得意としています。穏やかに肌質を底上げしたい方に適しています。
一方、ジュベルックはPDLLA(ポリ乳酸)を主成分とするコラーゲンブースターで、体内でゆっくり分解されながら線維芽細胞を刺激し、コラーゲンを増やす働きがあります。コラーゲン減少による小じわ・毛穴・ハリ低下の改善に向いています。
当院では、肌の潤い・なめらかさ重視ならリジュラン、ハリ感や毛穴改善を狙うならジュベルックをおすすめしています。両者を併用して、より自然で若々しい仕上がりを目指すことも可能です。
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リジュランにはどんな種類がありますか?
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代表的なのは万能型の「ヒーラー」、目元専用の「i」、保湿力を高めた「HB」、瘢痕や毛穴ケアに適した「S」です。提供可能な薬剤は適宜変わりますので、お問い合わせください。※リジュランシリーズのシェアの7割はリジュランiとのことです。
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施術方法にはどのような違いがありますか?
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当院では「医師による手打ち注入」と「機械打ち水光注射(ハイコックス/トライフィルプロ)」があります。手打ちは精密な調整が可能、機械打ちは短時間で均一に注入できるのが特長です。
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注入する深さによって効果は変わりますか?
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浅い層ではキメやうるおい改善、深い層ではハリや弾力アップが期待できます。機械打ちだと深さは一定に、医師手打ちだと柔軟な対応が可能です。
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リジュランと後発品「リズネ」はどう違いますか?
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成分は同じPNですが、リジュランはブランド力と実績が強み、リズネは価格が抑えられ継続しやすい点が魅力です。当院は、基本的にリズネでの提供をメインに行っております。
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ヨーロッパリジュランの「プルリアル」との違いは何ですか?
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プルリアル(シルク・デンシファイ)はPN濃度がやや低く、ヒアルロン酸やマンニトールとの複合処方が特徴です。即時性の効果や自然な仕上がりを重視した設計ですが、リジュランとの優劣は今後の検証が必要です。
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ダウンタイムはどのくらいですか?
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注射部位に赤み・腫れ・小さな膨らみが出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。メイクは翌日から可能で、施術後は紫外線対策をしっかりお願いしています。実際に施術を受けた方の約8割は「2日以内に落ち着いた」との回答をいただいております。
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推奨される施術間隔と回数は?
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初回は月1回を3〜4回、その後は3〜6か月ごとのメンテナンスがおすすめです。継続により肌質改善効果が積み重なり、「老けにくい肌づくり」が目指せます。
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他の美容施術と併用できますか?
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IPLや高周波、ニードルRF、ヒアルロン酸注入などと組み合わせることが可能です。相乗効果も期待できます。「きれいプラス」の名称で組み合わせ施術も提供中ですので、一度ご覧ください。
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リジュランはヒアルロン酸注入やボトックスとどう違いますか?
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ヒアルロン酸は形をつくる注入、ボトックスは筋肉の動きを抑える治療です。一方リジュランは「肌そのものを育てる」施術で、構造改善や肌質改善を目的とします。組み合わせることで、より自然で若々しい仕上がりが期待できます。
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効果はどのくらい持続しますか?
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1回の施術でも数週間〜数か月は効果を感じられることが多いですが、3〜4回の集中施術後にメンテナンスを続けると、半年〜1年単位で安定した肌質改善が見込めます。
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施術が向かない人はいますか?
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妊娠中の方、重度の皮膚疾患がある方、感染症がある方は施術できません。また、即効的なリフトアップや大きな変化を望む方には、別の治療を組み合わせた方が適しています。
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リジュランは毎月続けても大丈夫ですか?
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問題ありませんし、むしろ月1回を数回継続することが推奨されています。ただし、単独で続けるよりも高周波やIPLなどの肌質改善治療と組み合わせることで、より老化に抗う総合的なケアが可能になります。
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リジュランとジュベルックを同時に受けても大丈夫ですか?しこりのリスクがあると聞きました。
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一時期、SNSなどで「リジュランとジュベルックを同時に行うとしこりができる」といった情報が広まりましたが、現在のところ医学的に明確なリスク要因とはされていません。
報告例の多くは、ジュベルックを浅い層(真皮層)に注入してしまったことが原因と考えられています。ジュベルックは本来、真皮の深い層に入れることで適切に吸収され、しこりになりにくい構造です。
一方のリジュランは、真皮の浅層~深層まで、どの深さに注入してもしこりのリスクはありません。当院では、ジュベルックの適切な深度に合わせてリジュランを調整注入し、リスクを抑えています。そのため、これまでにしこりなどのトラブル報告はありません。安全性を最優先に、肌の状態に応じた施術を行っています。
まとめ|肌育におけるリジュランの価値

じっくり肌育てるならリジュラン一択
リジュランは、韓国発のPN(ポリヌクレオチド)製剤として肌育分野で確固たる地位を築いてきました。真皮層に直接作用し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のハリ・ツヤ・キメを少しずつ整えていきます。刺激や副作用が少なく、安全性が高い点も長期的な施術に向いている理由です。
製品ラインナップは、万能型のヒーラー、目元専用のi、保湿力を高めたHB、瘢痕ケア用のSなど多彩で、部位や目的に応じた選択が可能です。さらに、ヨーロッパ版のプルリアルや後発品リズネといった選択肢も加わり、より幅広いニーズに対応できるようになっています。
即効性よりも、じっくりと肌を育てていく“長く続ける美容”を重視する方にこそ、リジュランは適した選択肢です。
施術費用
当院ではトライフィルプロを使用してリジュランを注入するため、価格はトライフィルプロの施術料金に準じます。
施術名 | 使用薬剤(量) | 通常価格(税込) | 会員価格(税込) |
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女優肌トライフィル:シングル (150ショット・看護師施術) | リズネ(1.5cc) スキンボトックス | 59,000円 | 49,000円 |
女優肌トライフィル:ダブル (300ショット・看護師施術) | リズネ(3cc) スキンボトックス | 79,000円 | 69,000円 |
肌再生トライフィル:シングル (200ショット・看護師施術) | ジュベルック(2cc) リズネ(1.5cc) スキンボトックス | 79,000円 | 69,000円 |
肌再生トライフィル:ダブル (400ショット・看護師施術) | ジュベルック(4cc) リズネ(3cc) スキンボトックス | 99,000円 | 89,000円 |
※リズネはスネコス200に変更可。 リズネ(1.5cc)⇒スネコス200(1.5cc) リズネ(3.0cc)⇒スネコス200(3.0cc) | |||
キャンペーン実施中 | |||
モニター募集中 | |||
薬剤単体プラン (看護師施術) | トラネキサム酸(3cc) | 39,000円 | 29,000円 |
スキンボトックス(コアトックスを使用) | 39,000円 | 29,000円 | |
スネコス200(1.5cc) | 39,000円 | 29,000円 | |
リジュランi(1cc) | 49,000円 | 39,000円 | |
ジュベルック(2cc) | 49,000円 | 39,000円 | |
エクソソーム(3cc) | 59,000円 | 49,000円 | |
オプション | 表面麻酔 自宅用パック | 無料 | 無料 |
施術の流れ・予約
ご予約
初診の方はWebからご予約下さい。
通院中の方は、まずはWebで空き状況をご確認いただき、空きが無ければ公式LINEにてお問い合わせください。
尚、リジュランの施術をご希望の方は、以下のLINEもしくはクリニック予約システムから「トライフィルプロ」の項目でご予約をお願いします。
カウンセリング
医師・看護師によるカウンセリングを実施します。肌状態の確認を行い、お肌に問題が無いことを確認したうえで施術に移ります。

不安や疑問点がございましたら、お気軽にご相談ください。
洗顔
施術前に、クリニック内のパウダールームでメイクや日焼け止めを落としていただきます。
※状況により、洗顔と診察が前後するケースもございます。

お気に入りの洗顔フォームなどをご持参いただいても大丈夫ですよ。
麻酔
トライフィルプロによる施術時には少しですが痛みが生じます。穿刺による痛みを軽減させるため、十分な時間の表面麻酔を実施します。これにより、痛みがかなり軽減されます。
施術
表面麻酔が十分に効きましたら施術に移ります。施術は十分なトレーニングを受けた看護師が担当します。
施術部位は、お悩みの部位を中心にお顔全体に施術していきます。
アフターケア
施術後は、すぐにお帰りいただけます。施術直後でも安全に使用できる日焼け止めをご準備しておりますので、必要な方はお申し付けください。
また、ご自宅で使用していただく用のマスクパックをお渡ししておりますので、お忘れのないようご注意ください。
効果を維持・継続させるためには、4週間に1回ほどの頻度で定期的に施術を受けていただくことをおすすめします。
ご予約・お問い合わせ
・・・

業務量が増えたため、お返事にお時間を要しております。
返事がない場合には、催促の連絡を送っていただけたら助かります。
お問い合わせ
ご質問、お問い合わせは公式LINEでメッセージをお願いします。
急ぎのお問い合わせはお電話でお願いいたします。
LINEでご予約
ご予約は原則LINEにてお受けしております。
こちらの予約についての詳細をご覧ください。
Web予約システム
LINEを使用していない方はこちらから受け付けております。
公式SNS
・・・
エックス
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