

ジュベルックは、育てる注入治療として注目されているPDLLA製剤です。
コラーゲンを自然に増やし、肌質改善や若返りを目指す最新のスキンブースター治療です。
当院(トータルスキンクリニック)はジュベルックが登場した初期のころから導入しており、福岡・天神でも有数の症例数を誇ります。トラブルもなく経過しております。
ジュベルックによる肌育治療をお考えの方は、ぜひ当院の施術もご検討ください。
- 1. ジュベルックとは|PDLLA製剤による肌再生注入治療
- 2. スカルプトラとの違いとジュベルック開発の経緯
- 3. ジュベルックの粒子径と製剤ラインナップ
- 4. ジュベルックの作用機序|マイルドな異物反応でコラーゲン増生
- 5. 注入のリスクとしこり対策
- 6. ジュベルックの導入方法
- 7. 当院の安全性への取り組み
- 8. ジュベルックの効果・適応
- 9. ジュベルックと新製剤の比較
- 10. 副作用・リスク
- 11. 併用をおすすめする施術・薬剤
- 12. よくある質問(FAQ)
- 13. まとめ|ジュベルックで叶える自然な肌再生
- 14. 育てる美肌治療、ジュベルックの新常識
- 15. 施術費用
- 16. 施術の流れ・予約
ジュベルックとは|PDLLA製剤による肌再生注入治療

ジュベルックで叶う自然なハリ肌再生
ジュベルックは、近年注目を集めているPDLLA(ポリ乳酸)製剤を用いた肌再生注入治療です。
従来のボリュームアップを目的としたフィラーとは異なり、マイルドな異物反応をきっかけにコラーゲンを新しく生み出すことで、肌そのものの力を引き出すという特徴を持ちます。
毛穴の開きや小じわ、ハリの低下といった年齢とともに現れるお悩みに、自然で長期的な改善効果をもたらすことが期待されています。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックは、足して変化を出すのではなく、肌そのものを育てる治療です。
コラーゲンが自分の体から生まれるため、仕上がりがとても自然で、違和感のない若返りが可能になります。
私自身も肌育という観点から気に入っている製剤で、従来のスカルプトラよりも安全性や扱いやすさが向上している点も大きな魅力です。
PDLLA(ポリ乳酸)の特徴
PDLLA(Poly-D,L-Lactic Acid)は、長年医療分野で使用されてきた生体分解性素材で、体内で徐々に分解されながらコラーゲン生成を促す特性を持っています。
同様の作用を持つ製剤の代表格にはスカルプトラがあり、ジュベルックはその改良版として登場しました。注入後すぐに変化が出るわけではなく、時間をかけてコラーゲンが生成されていくため、自然な変化を求める方に適しています。さらに、分解される過程でも安全性が高いことも大きなメリットです。
トウモロコシ由来の生体分解性素材
ジュベルックの主成分であるPDLLAは、トウモロコシなどの植物由来のデンプンを原料に生成されています。
自然由来の原料を基盤にしているため、生体親和性が高く、体に優しい素材として長年整形外科や縫合糸、骨の固定具などにも応用されてきました。体内に入った後は、最終的に水と二酸化炭素に分解されて排出されるため、安全性・身体適合性に優れた素材です。この時間の経過とともに自然に分解されていくという特性が、美容医療においても安心して選ばれる理由のひとつです。

スカルプトラの進化版として開発された背景
スカルプトラは世界的に広く用いられてきたPLLA製剤ですが、粒子が尖っていて径も大きく均一でないことから、注入後にしこりができやすいという課題が指摘されていました。ジュベルックは、この欠点を解消するために粒子を丸くし径を微細化し、より扱いやすく、安全性を高めた次世代製剤として開発されました。さらに、浅い層(真皮層)に注入しても安定して使用できるよう設計されているため、肌の質感改善や小じわ治療に特化している点が従来製剤との大きな違いです。
ただし、浅すぎる層に注入するとしこりが生じる可能性があるため、注入する深さの調整は非常に重要です。当院では製剤の特性を熟知したスタッフ(医師・看護師)が適切な層に注入を行い、リスクを最小限に抑えています。
注)スカルプトラはPLLA製剤ですが、ジュベルックはPLLAを少し改良したPDLLA製剤です。
スカルプトラとの違いとジュベルック開発の経緯

スカルプトラの進化形、ジュベルックとは?
スカルプトラは、世界的に広く用いられてきたPLLA製剤の代表格です。
長期的なコラーゲン増生作用が評価され、多くの症例が蓄積されていますが、その一方で「扱いの難しさ」や「しこりのリスク」が課題とされてきました。
ジュベルックは、これらの課題を解消するために改良された「PDLLA製剤(次世代PLLA製剤)」であり、より安全で自然な肌再生を目指して開発されました。

院長コメント
Dr. 分山博文
スカルプトラは確かな実績がある製剤ですが、粒子の大きさや均一性の問題から、しこりや注入ムラといったリスクが懸念されていました。
ジュベルックはその改良版として、粒子径を最適化し、異物反応をよりマイルドに調整することで、肌質改善や小じわ治療に適した形で登場しました。従来のスカルプトラに比べて使いやすく、安全性が高まった点が大きな進化といえます。

スカルプトラの特徴と欠点
(粒子径・注入の難しさ・しこりリスク)
スカルプトラは、コラーゲンを長期的に増生させることで肌にハリやボリュームをもたらす代表的なPLLA製剤です。特に顔全体のボリュームロス改善や輪郭の若返りに効果を発揮します。
しかし、粒子が尖っており径が比較的大きく均一性に欠けるため、十分な攪拌が行われなかったり、注入層が浅すぎたりすると、しこりができやすいという欠点が指摘されてきました。また、施術者によって仕上がりの差が出やすい点も課題とされています。


その欠点を補うために開発されたのがジュベルック
ジュベルックは、スカルプトラの臨床経験で浮き彫りになった課題を解決する目的で開発されました。
粒子をより微細化・均一化することで注入時の扱いやすさが向上し、真皮層にも安定して注入できる設計になっています。
その結果、しこりのリスクが大きく軽減され、より自然で滑らかな仕上がりが可能となりました。
スカルプトラが「ボリュームアップ型」の治療に適していたのに対し、ジュベルックは「肌質改善型」の治療として位置づけられています。
※ボリュームアップ効果もあるレニスナ(ジュベルックボリューム)という製剤もあります。

粒子径を最適化し、異物反応をマイルドに調整
ジュベルックでは、粒子が丸く、大きさも比較的均一かつ小さく設計されているため、異物反応が過剰に起こりにくいよう工夫されています。 このマイルドな異物反応がコラーゲン生成を穏やかに促し、時間をかけて肌にハリ・弾力をもたらします。
過剰なボリューム形成や不自然な仕上がりのリスクを抑えつつ、自然な若返りを実現できるのが特徴です。

ジュベルックの粒子径と製剤ラインナップ
ジュベルックシリーズは、粒子径の違いによって適応部位や効果が分かれることが大きな特徴です。
真皮層に作用する「ジュベルック」、ボリューム補充を目的とした「レニスナ(別名、ジュベルックボリューム)」、そしてより軽やかな質感改善を狙う「ジュベルックシャイン」と、目的に応じて選べる3種類がラインナップされています。
ジュベルック
真皮層向け

ジュベルックは、真皮層をターゲットにした製剤です。
粒子径が比較的小さく均一で、マイルドな異物反応を起こすことでコラーゲン増生を促進します。
主に毛穴の開き、小じわ、肌のハリ不足といった質感改善に適しており、自然な若返りを目指す方に向いています
浅い層に注入しても比較的安定しやすい構造ですが、過度に浅い注入はしこりのリスクがあるため、施術には適切な深さの調整が欠かせません。
レニスナ
ボリューム補充向け

レニスナは、ジュベルックと同じPDLLAを基盤としながら、より大きな粒子径で設計された製剤です。そのため、コラーゲン増生作用に加えて、ボリューム補充の役割も担うことができます。
特に頬のボリュームロスや輪郭の萎縮など、「立体感」を回復させたいケースに適しています。
ジュベルックが肌質改善に強いのに対し、レニスナは「ふっくら感」の再生に向いているのが大きな特徴です。ジュベルックボリュームの別名でも知られています。
レニスナ(ジュベルックボリューム)の詳細は、以下のページでより詳しくご紹介いたします。
ジュベルックシャイン
新ラインナップ:真皮層向け

ジュベルックシャインは、ジュベルックの新しい派生製剤として登場したラインナップです。
粒子径や製剤設計がさらに調整されており、肌のトーンアップやツヤ感改善といった美肌目的に特化しています。
従来のジュベルックが「しっかりとした肌質改善」に適しているのに対し、ジュベルックシャインは「軽やかで滑らかな質感改善」を目指して開発されました。
注)市場に出て間もない製剤のため、効果・合併症などのリスクが乏しいのが欠点です。
| 製剤名 | 主なターゲット層 | 粒子径・構造の特徴 | 主な効果・適応 | 特徴・目的 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジュベルック (Juvelook) | 真皮中層~真皮深層 | 比較的小さく均一な粒子径 | コラーゲン増生促進、毛穴・小じわ・ハリ改善 | 肌質改善・自然な若返りに最適 | 過度に浅い層への注入はしこりリスクあり。深さ調整が重要 |
| レニスナ(ジュベルックボリューム) (Lenisna / Juvelook Volume) | 真皮直下 | ジュベルックより大きい粒子径 | コラーゲン増生+ボリューム補充 | 頬・輪郭などのボリュームロス改善、立体感の回復 | 適切な層への注入が必要。過剰注入に注意 |
| ジュベルックシャイン (Juvelook Shine) | 真皮浅層~中層 | より微細でトーンアップ特化設計 | 肌のツヤ・トーン改善、美肌効果 | “軽やかで滑らかな質感”を目指す新ライン | 市場に出て間もないため、情報少ない |

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルック、レニスナ、ジュベルックシャインは、同じPDLLAを基盤にしながら粒子径の違いによって適応が分かれます。
真皮層の肌質改善にはジュベルック、ボリューム補充にはレニスナ、そして質感アップにはジュベルックシャインという形で、それぞれ得意分野があります。 肌状態や目的に合わせた使い分けが、より自然で満足度の高い仕上がりにつながります。
ジュベルックの作用機序|マイルドな異物反応でコラーゲン増生
ジュベルックは、皮膚の浅い層(真皮層)に注入することで、マイルドな異物反応を利用してコラーゲンの新生を促す製剤です。
従来のフィラー(架橋のヒアルロン酸製剤など)のように「入れた瞬間にボリュームが出る」のではなく、時間をかけて自らの肌が内側から変化していくのが特徴です。
そのため、自然で持続的な若返り効果を求める方に適しています。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックの優れたところは、異物反応を逆に利用している点です。刺激が強すぎればしこりになりますが、粒子の形状や大きさを工夫したジュベルックでは、適度な反応を引き出すことでコラーゲンを増やし、肌そのものを再生へ導きます。 即効性はありませんが、数か月をかけて少しずつ肌が整っていくのを実感できる治療です。

浅い層(真皮層)で作用する特徴
ジュベルックは、真皮層に注入する設計になっている点が最大の特徴です。真皮層は肌のハリや弾力を支えるコラーゲンが多く存在する層であり、この部分に直接働きかけることで、より効果的な肌質改善が可能となります。
従来のスカルプトラは皮下や深い層でのボリュームアップが中心でしたが、ジュベルックは真皮層に安定して作用するよう粒子径が調整されているため、毛穴や小じわといった「表面に現れる肌悩み」に特化しているのが強みです。
浅い層で作用することにより、自然な変化を得やすい反面、注入深度が浅すぎるとしこりができやすいため、専門的な技術と知識が必要になります。


コラーゲン生成による肌質改善・小じわ改善・毛穴改善
ジュベルックの注入後、体は「異物が入った」と認識し、極軽度の炎症反応を起こします。この反応が合図となり、線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの新生が促進されます。こうして時間をかけて増えていくコラーゲンが、真皮層を内側から満たし、肌質を整えていきます。
結果として、小じわが浅くなり、肌のハリが回復し、毛穴が引き締まって目立ちにくくなる効果が期待できます。
ヒアルロン酸のように即効で変化が見えるわけではありませんが、数か月単位でじわじわと肌の質感が向上していく点が、ジュベルックならではの魅力です。

注入のリスクとしこり対策
ジュベルックは適切に使用すれば安全性の高い製剤ですが、注入方法や調剤過程によっては「しこり」が生じる可能性があります。
ここではリスク要因とその対策について整理し、当院が実践している安全性への取り組みをご紹介します。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックは、真皮層に作用させることで大きな効果を発揮しますが、深さや調剤方法を誤ると、しこりなどのトラブルにつながることがあります。当院ではメーカー推奨のプロセスを厳守し、専用の器具を使用して適切に攪拌、施術を行うことで、リスクを最小限に抑えています。
安心して治療を受けていただくために、細部まで注意しています。
浅すぎる注入でしこりのリスク
ジュベルックは真皮層に注入する設計ですが、過度に浅い層に入ってしまうと、粒子が皮膚表面に近い場所に留まり、しこりや隆起として現れるリスクが高まります。
特に肌の薄い部位では深さの調整が難しく、経験の少ない施術者ほどトラブルが起こりやすい傾向があります。
そのため、施術者が皮膚の厚みや構造を十分に理解したうえで適切な層を狙うことが重要です。当院では全施術者が皮膚の厚みを考慮し、適正な深度での注入を徹底しています。
ハイコックスで1.0mm針を使用した際の報告
水光注射機「ハイコックス」を用いた際、1.0mmの針を使用すると、皮膚のごく浅い層に製剤が分布しやすく、しこりのリスクが高まると報告されています。
これは針の長さと皮膚の厚みが合わず、適切な深さに届かないことが原因と考えられます。特に目の下や頬の薄い部位でリスクが指摘されており、機械を用いる場合も製剤特性に合った針を選ぶことが重要です。現在では改善策が導入され、リスクは大きく低減しています。

現在はPDLLA製剤専用の
1.2mm針開発によりリスク低減
「ジュベルック×ハイコックス」の組み合わせでしこりリスクが指摘されたことをきっかけに、ジュベルックをはじめとするPDLLA製剤専用に1.2mmの針が開発されました。
この針は真皮層に安定して製剤を届ける設計となっており、従来の1.0mm針に比べてしこり発生率を大幅に低減できると報告されています。
当院でもハイコックスでジュベルックを導入する際はこの専用針を使用し、適切な注入深度を確保することで安全性を高めています。
手打ちの場合のリスク(攪拌不足や時間経過による粒子不均一)
医師がシリンジで直接注入する「手打ち」の場合も、調剤や取り扱いに注意が必要です。
十分に攪拌されていないと粒子が均一にならず、局所的に濃い部分が残ってしまい、しこりの原因となります。
また、調剤から注入までに時間をかけすぎると粒子が再沈殿し、不均一性が増すリスクがあります。
施術者が製剤の性質を理解し、調剤後はできるだけ早く適切に注入することが大切です。
当院での対応:ボルテックスミキサー使用・推奨の8cc希釈

当院では、メーカーが推奨する方法に基づき、安全性を最優先に調剤と注入を行っています。
専用のボルテックスミキサーを使用して十分に時間をかけて攪拌し、粒子を均一に分散させています。
また、1バイアルを8cc以上の生理食塩水で希釈する公式の溶解方法を遵守することで、しこりリスクをさらに抑えています。
こうした手順を徹底することで、安定した仕上がりと高い安全性を実現しており、患者様に安心して治療を受けていただける環境を整えています。
ジュベルックの導入方法

目的別に選べるジュベルック注入法
ジュベルックは単一の注入方法に限らず、目的や部位に合わせて複数の導入法を選択できるのが特徴です。
水光注射(ハイコックス)、ニードルRF(ポテンツァやサーマニードルEvo)、そして医師による手打ち注入。
それぞれに適した部位や効果があり、患者様の状態やご希望に応じて最適な方法を提案します。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックはどう注入するかによって効果の出方が変わります。水光注射は均一に浅く広く入れられるため美肌目的に、ニードルRFはクレーターといった局所治療に適しています。手打ちはきめ細かい調整が可能で、症状に合わせたオーダーメイド治療が可能です。当院では肌状態に合わせた複数の導入方法をご準備しています。

水光注射(ハイコックス)
水光注射は、専用の機械を使ってジュベルックを細かく均一に注入する方法です。当院では「ハイコックス」という機械を採用しており、1回の操作で複数の微細注入を同時に行えるため、顔全体を効率よくカバーできます。これにより、肌全体のトーンアップや小じわ改善、ハリ感の向上に適しています。
以前は、針の長さによって浅すぎる層に薬剤が入ってしまい、しこりのリスクが指摘されていましたが、現在はPDLLA専用の1.2mm針が導入され、安全性が大きく向上しました。広範囲をスピーディーかつ均一に治療できる点が大きなメリットです。


ニードルRF(ポテンツァ/サーマニードルEvo)で導入
ニードルRFは、極細の針で皮膚に微細な穴を開け、その際に高周波エネルギーを照射する治療法です。当院ではポテンツァやサーマニードルEvoを用いて、ジュベルックを同時に導入しています。
この方法では、ハイコックスのような注入専用機械を使わなくても薬剤が真皮層に届くのに加え、RFによる熱刺激で毛穴の引き締めや小じわ改善、赤みの軽減といった効果も得られます。特に毛穴の開きやニキビ跡、肌の凹凸といった質感の悩みに適しています。
施術直後は赤みや点状出血が見られることもありますが、多くは数日で落ち着きます。ジュベルックのコラーゲン増生作用とRFの熱効果を同時に得られることが最大のメリットで、肌再生をより強力にサポートする方法です。
一方で、ニードルRFを主とした薬剤導入は、構造上ある程度の薬剤ロスが避けられません。そのため「薬剤の効果をしっかり発揮させたい」と「ニードルRFの効果も得たい」という両方を望む方には、ハイコックスでの注入+ニードルRFの組み合わせがより適しているケースもあります。


医師による手打ち
手打ちは、医師が注射器を用いてジュベルックを直接注入する方法です。機械を介さないため、注入する部位・深さ・量を自由に調整でき、オーダーメイド性の高さが特徴です。
特に目の際や口周りなど、デリケートで機械では難しい細かな部位にも対応できます。
効果としては、部位ごとに適切な層へ狙い撃ちできるため、小じわや局所的な凹みなど「スポット治療」に強みを発揮します。
注意点としては、調剤の攪拌が不十分だったり、注入の深さが均一でなかったりすると、粒子の偏りからしこりが生じるリスクがあります。また、調剤から時間を空けすぎると粒子が沈殿して不均一になるため、施術者の経験と技術が大切です。
当院では、メーカー推奨の攪拌・希釈を厳守したうえで、熟練した医師が一人ひとりの肌状態を見極めながら注入を行います。細部まで調整できる自由度の高さと、デリケートな部位にも対応できる柔軟性が、手打ちならではの大きなメリットです。

それぞれのメリット・適応
水光注射
(ハイコックス)
全体的な美肌効果

専用の機械を用いて均一に細かく注入する方法で、顔全体を効率よくカバーできます。肌の浅い層に広く薬剤を届けられるため、トーンアップや小じわ改善、ハリ感の底上げに有効です。
広範囲にムラなく導入したい方、全体的な美肌効果を求める方に適しています。
→ 均一性とスピード、そして広い範囲を一度に治療できるのがメリットです。
ニードルRF
(ポテンツァ/サーマニードルEvo)
毛穴の開き、ニキビ跡、小じわなど

ニードルRF施術時に、皮膚表面へジュベルックを塗布してから穿刺を行うことで、針の微細な穴を通じて薬剤が真皮層まで浸透します。これにより、デバイス本来の高周波による肌引き締め効果に加え、ジュベルックによるコラーゲン増生作用が同時に得られます。
毛穴の開きやニキビ跡、肌の凹凸、小じわといった質感の悩みに特に適しており、デバイス単独施術に比べてより総合的な肌再生効果が期待できます。RFエネルギーとPDLLA製剤の相乗効果によって、滑らかで引き締まった肌質へ導く治療法です。
→ RFの効果とジュベルックの相乗作用が得られる点がメリットです。
医師による手打ち
細かい小じわや局所的なお悩み

注射器で直接注入するため、部位ごとに量や深さを細かく調整できます。目の際や口周りなど、機械では難しい部位の治療にも対応可能です。
細かい小じわや局所的なお悩みをピンポイントで改善したい方に適しています。
→ 自由度の高さとオーダーメイド性のある治療が大きなメリットです。
| 方法 | 特徴・概要 | 適している方 | メリット |
|---|---|---|---|
| 水光注射 (ハイコックス) | 専用の機械を用いて均一に細かく注入。顔全体を効率よくカバーし、肌の浅い層に薬剤を届けることでトーンアップ・小じわ改善・ハリ感向上に有効。 | 広範囲にムラなく導入したい方、全体的な美肌効果を求める方 | 均一性・スピードが高く、広い範囲を一度に治療できる |
| ニードルRF (ポテンツァ/サーマニードルEvo) | 微細な針と高周波エネルギーを使い、ジュベルックを真皮層に届けながら毛穴引き締め・赤み改善も同時に行う。特に質感改善(ニキビ跡・肌の凹凸)に強い。 | 毛穴の開き、ニキビ跡、小じわなどを集中的に改善したい方 | RFの効果とジュベルックの相乗作用が得られる |
| 医師による手打ち | 注射器で直接注入し、部位ごとに量や深さを細かく調整可能。目の際・口周りなど機械では難しい部位にも対応。 | 細かい小じわや局所的なお悩みをピンポイントで改善したい方 | 自由度が高く、オーダーメイド性のある治療が可能 |
当院の安全性への取り組み
ジュベルックはコラーゲン増生を目的とした新しい製剤であるため、適切な調剤と注入手技が非常に重要です。
当院では、メーカー推奨の調剤方法を忠実に守り、最新の器具を導入することで、安全性を最優先に施術を行っています。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックは大変有効な製剤ですが、正しい手順を踏まないとトラブルのリスクもゼロではありません。当院ではメーカー推奨の調剤方法を厳格に守り、専用の攪拌機器(ボルテックスミキサー)を使用して安全性を高めています。現時点で当院内でのトラブル報告はありませんが、今後もリスクを常に意識し、患者様が安心して受けられる環境を維持することをお約束します。
メーカー推奨の調剤手順を厳守

ジュベルックは、粉末状の製剤を専用の手順で希釈・調剤して使用します。この工程を怠ったり、独自の方法をとると、粒子が不均一となり、しこりや炎症の原因になりかねません。
当院ではメーカーが定める手順を一切省略せず、正確に行うよう指導しています。具体的には、1バイアルを8cc以上に希釈する公式の溶解方法で、調剤から注入までの時間管理も徹底しています。こうした細部の積み重ねが、安全性の確保につながります。
ボルテックスミキサーを使用し、十分に攪拌

粒子を均一に分散させるためには、十分な攪拌が不可欠です。当院ではメーカーが推奨する「ボルテックスミキサー」を導入し、決められた時間しっかりと攪拌を行っています。
手作業での振とうでは不十分で、粒子の偏りがしこりの原因となることもあります。ボルテックスミキサーを用いることで、粒子が均一に分散した安定した状態を保ち、注入後のリスクを大幅に低減することが可能です。
注)当院にはボルテックスミキサーが2台ありますが、8台保有されているクリニック様もあるようです。
当院でのトラブル例はなし

当院で行ったジュベルック施術において、これまでに重篤なトラブルは発生していません。
ただし、これは「現時点での話」であり、将来的に絶対に起こらないという保証ではありません。そのため、今後もトラブルが起きないよう徹底した手順を守り続ける姿勢が大切だと考えています。なお、他院で施術を受けられた方がしこりや炎症に悩み、当院でフォローさせていただいたケースは複数あります。こうした経験をもとに、より安全な施術につなげています。
ニードルRFでしこり改善との報告はあるが、実際は改善困難な例も多いことに注意

ジュベルックでしこりが生じた場合、ニードルRFによるアプローチが症状の改善に有効とする報告もあります。しかし実際には、数回の施術を重ねてやっと気にならない程度に改善するケースが多く、完全に消失させるのは難しいのが現状です。
当院で経過をフォローしている患者様の中にも、数回のニードルRFでようやく改善が見られた例があります。つまり、トラブルが起きてから対処するのではなく、最初からトラブルを起こさないよう徹底することが最も重要なのです。
ジュベルックの効果・適応
ジュベルックは、時間をかけてコラーゲンを増やすことで、肌全体を内側から整えていく製剤です。
特に年齢とともに目立ってくる小じわや毛穴の開き、肌のハリ不足などの改善に加え、全体的な肌質改善やトーンアップにも効果が期待できます。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックの魅力は、自然な変化で肌質を底上げできることです。ヒアルロン酸のような即効性はありませんが、数か月をかけてじわじわとコラーゲンが増えていくことで、小じわや毛穴が改善し、肌にハリが戻ってきます。単なるシワ治療ではなく、肌そのものを若々しく整えていくイメージでとらえていただくと分かりやすいと思います。

小じわ・毛穴・肌のハリ不足
年齢を重ねると、真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンが減少し、小じわや毛穴の開き、肌のハリ不足といった変化が現れます。
ジュベルックは真皮層に働きかけ、マイルドな異物反応を利用してコラーゲンの生成を促進するため、これらの悩みに有効です。時間の経過とともに内側からふっくらとした質感が戻り、自然な形で小じわや毛穴の目立ちを軽減します。表情を不自然に変えることなく、若々しい肌印象を目指せるのが特徴です。

全体的な肌質改善
ジュベルックは特定の部位に限らず、顔全体の肌質改善に役立つのも大きな特徴です。肌全体に均一に注入することで、質感がなめらかになり、キメが整っていきます。
また、繰り返し治療を行うことで長期的にコラーゲンが蓄積され、施術を重ねるごとに「肌の基礎体力」が底上げされるイメージです。特に乾燥による小じわや、年齢とともに感じる肌のざらつき・ごわつきが気になる方におすすめです。定期的な施術により、より健康的で明るい肌印象を維持しやすくなります。

くすみ改善
肌のくすみは、加齢や紫外線ダメージ、血行不良などによって真皮層のコラーゲンが減少し、光の反射が悪くなることが一因です。ジュベルックを注入することで新たなコラーゲンが生成され、真皮層の構造が整うと、肌に自然なハリと透明感が生まれます。
その結果、光の反射が均一になり、くすみが目立ちにくくなるのです。即効性はありませんが、数か月をかけてじわじわと肌の明るさが増していく感覚を実感しやすく、顔全体の印象を若々しく見せる効果につながります。
ジュベルックと新製剤の比較
ジュベルックは肌質改善を目的としたPDLLA製剤ですが、近年は粒子径や設計を変えた派生製剤や改良型が次々と登場しています。
代表的なものがボリューム改善を目的とした「レニスナ(ジュベルックボリューム)」、美肌目的に特化した「ジュベルックシャイン」、
さらに最新の別ブランドとして登場した改良型「トゥリエンヌ」です。
それぞれの特徴を理解することで、自分に合った治療選択がしやすくなります。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックは肌質改善、レニスナはボリューム補充、そしてジュベルックシャインは美肌目的に特化したラインと、それぞれ得意分野が分かれます。
さらに別ブランドのトゥリエンヌは、ジュベルックの臨床経験から生まれた進化版と位置づけられる製剤です。常に進化を続けるPDLLA製剤の中で、患者様に最も適した選択肢を提案できるよう、当院では最新情報を常にアップデートしています。

ジュベルック vs レニスナ(ジュベルックボリューム)
ジュベルックとレニスナは、同じPDLLAを基盤にした製剤ですが、粒子径の違いによって適応が大きく異なります。ジュベルックは小さな粒子で、真皮層に作用してコラーゲンを増やし、小じわや毛穴、肌のハリ不足といった肌質改善に向いています。
一方でレニスナは大きな粒子径を持ち、ボリューム補充や輪郭形成といった「立体感の回復」に適しています。頬のコケ感や輪郭の萎縮といった悩みに自然なふっくら感をもたらすのが特徴です。
ジュベルック=肌質改善、レニスナ=ボリューム補充という位置づけでの使い分けが基本です。

ジュベルックシャインの登場
ジュベルックシャインは、ジュベルックシリーズの新しいラインナップで、美肌目的に特化した設計が特徴です。粒子径や製剤設計がさらに工夫されており、肌全体のトーンアップやツヤ感の改善に優れています。従来のジュベルックが「しっかりとした肌質改善」、レニスナが「ボリューム補充」に強いのに対し、ジュベルックシャインは「軽やかで透明感のある質感改善」を目的とした治療に向いています。韓国を中心に美容トレンドとして注目されており、今後、美肌治療の選択肢をさらに広げる存在になると考えられます。

最新改良版TULIENNE(トゥリエンヌ)の登場
TULIENNE(トゥリエンヌ)は、ジュベルックやレニスナの臨床経験から課題とされてきた「しこりリスク」や「調剤の難しさ」を改善すべく開発された別ブランドの製剤です。粒子径の均一性や溶解性が見直され、注入後の安定性や扱いやすさが向上したとされています。ジュベルックの正式なシリーズではありませんが、実質的にジュベルックの進化版と位置づけられる製剤といえます。
韓国を中心に導入が進んでおり、従来製剤よりも安全性が高いと期待されています。PDLLA製剤は今後も「より自然な効果」「リスクの低減」「施術のしやすさ」を追求して進化していくと考えられます。当院でも最新の知見を取り入れ、患者様に最適な製剤を提供できるよう努めています。
副作用・リスク
ジュベルックは適切に使用すれば安全性の高い製剤ですが、注入後には一時的な腫れや赤み、内出血といった一般的な反応が起こる場合があります。
また、製剤の特性上、稀にしこりやアレルギー反応といったリスクが生じることもあります。当院ではリスクを最小限に抑えるよう取り組んでいますが、施術を受けるにあたって知っておくべき点を整理します。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックはコラーゲン生成を利用した製剤のため、即効性よりもじわじわと効いていく自然さが魅力ですが、その過程で一時的に腫れや赤み、膨疹などのダウンタイムが生じることがあります。また、まれにしこりやアレルギー反応といったリスクもゼロではありません。当院ではこうしたリスクを正直にお伝えし、安全性を高める工夫を徹底しています。
注入後の腫れ・赤み・内出血
ジュベルックを注入した直後は、軽度の腫れや赤み、内出血が見られることがあります。
これは注射という施術の性質上避けられない一時的な反応です。注入方法によっても反応の出方は異なり、ジュベルック単体での注入の場合は膨疹(皮膚の盛り上がり)は数時間程度で治まることが多いです。一方で、非架橋ヒアルロン酸などを併用して注入すると、2〜3日程度膨疹が続くこともあります。
また、一部の症例では施術から2週間前後に一時的な膨疹が出ることも報告されています。多くは自然に消退しますが、不安があれば早めに医師にご相談いただくことをおすすめします。
しこり形成リスクとその原因
ジュベルックは、真皮層に適切に注入すれば安全性は高い製剤ですが、浅すぎる層に入った場合や、粒子が均一でない状態で注入された場合に「しこり」として触れる結節が生じることがあります。
また、調剤から注入までに時間が空き、粒子が沈殿して不均一になった場合もリスク要因です。小さなしこりは経過とともに目立たなくなることが多いですが、強い反応を起こすと長く残ることもあります。当院ではメーカー推奨の調剤方法を遵守し、十分に攪拌した上で適切な層に注入することで、リスクを最小限に抑えています。
稀だがアレルギー反応の可能性
非常に稀ですが、体質によってはジュベルックに対してアレルギー反応が生じる可能性があります。症状としては注入部位の腫れや赤みが長引く、かゆみが出る、全体的な炎症反応が強く出るといった形で現れます。ほとんどのケースは一時的で軽度ですが、重度の反応が起きると追加の治療が必要になることもあります。当院では既往歴や体質をお伺いし、リスクが高い方には他の製剤や方法をご提案いたします。
併用をおすすめする施術・薬剤
ジュベルックは単独でも肌質改善効果がありますが、その作用はマイルドで、効果の実感が得られるまでに時間を要します。
そのため、早期に効果を出したい方や、満足度を高めたい方には、他の薬剤を混ぜて使用したり、他の施術と組み合わせて行うことをおすすめしています。

院長コメント
Dr. 分山博文
ジュベルックはコラーゲンを増やす点で非常に優れた製剤ですが、単体だとゆっくりとした変化になります。
そこで、非架橋ヒアルロン酸やスキンボトックスなどを併用すると、より早い段階で実感を得やすくなります。
また、RF(ポテンツァ、サーマニードルEvoなど)やIPL(光治療)との組み合わせにより多層的な効果を狙えるのも魅力です。当院では安全性を重視しつつ、患者様のご希望に応じた併用プランをご提案しています。
さらに別ブランドのトゥリエンヌは、ジュベルックの臨床経験から生まれた進化版と位置づけられる製剤です。常に進化を続けるPDLLA製剤の中で、患者様に最も適した選択肢を提案できるよう、当院では最新情報を常にアップデートしています。
スキンボトックスを混注

スキンボトックスは、筋肉に作用させる通常のボトックスとは異なり、極めて浅い層に少量注入して皮脂分泌や汗を抑え、毛穴を引き締める治療です。
ジュベルックに混ぜて導入することで、コラーゲン増生による中長期的な肌質改善に加え、短期的な毛穴縮小や引き締め効果を得やすくなります。特に「毛穴の開きを早く改善したい」という方や、「テカリや化粧崩れを抑えたい」という方におすすめです。
非架橋ヒアルロン酸を混注

ジュベルックのバイアルにはもともと少量の非架橋ヒアルロン酸が含まれていますが、その量はごくわずかです。そのため、肌育専用の非架橋ヒアルロン酸製剤(ジャルプロクラシックなど)を混注することで、潤い・ハリ感・ツヤ感が即時に高まり、満足度を上げやすくなります。
ジュベルックが「土台を再生する治療」だとすれば、非架橋ヒアルロン酸は「表面の潤いを補う治療」という位置づけで、両者を組み合わせることで総合的な効果を引き出せます。
PN製剤を同時注入

PN製剤(リジュラン、リズネなど)は、ポリヌクレオチドによって細胞の修復力を高め、肌の自己再生をサポートする働きを持ちます。ジュベルックと同時に打つことで、コラーゲン増生によるハリ改善と、PNによる抗炎症作用・組織修復作用が同時に得られるのがメリットです。
一部では「PDLLAとPNを同時注入するとしこりリスクが上がる」との意見もありますが、深さや注入方法を配慮すれば問題ないと考えられています。当院でも実際に併用を行っていますが、これまでにトラブルは経験していません。
ニードルRFとの併用

ニードルRF(ポテンツァ、サーマニードルEvoなど)は、針と高周波を用いて真皮層に熱刺激を与える治療です。ここにジュベルックを併用すると、RFによる即効的な引き締めや赤み改善と、ジュベルックによる中長期的なコラーゲン増生効果を同時に得られます。
特に毛穴の開きやニキビ跡、肌の凹凸改善に適しており、効率的に肌質改善を進めたい方におすすめです。
IPLとの併用

IPL(光治療)は、シミ・そばかす・赤みといった「肌の色調改善」に効果がある施術です。ジュベルックと併用することで、コラーゲン増生による肌質改善と、光エネルギーによる色味改善を同時に狙うことができます。肌全体のトーンアップや透明感の向上を求める方に特に適しています。
ただし、同日に併用すると内出血のリスクが高まるため、ダウンタイムを考慮しながら行うことが望ましいです。色と質感の両面からケアできるのが、この組み合わせの特徴です。
よくある質問(FAQ)
ジュベルック
についてのよくいただく質問
※質問をクリック(タップ)いただくと回答がご覧いただけます。
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どれくらいで効果が出ますか?
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ジュベルックはヒアルロン酸のようにすぐに変化が見える製剤ではありません。注入から数週間〜数か月かけてコラーゲンが増えていくため、じわじわと効果を感じていただけます。多くの方は1〜2か月後に「肌が整ってきた」と実感されます。
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しこりの心配はありませんか?
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適切に調剤・注入すればリスクは低いですが、ゼロではありません。浅すぎる注入や不十分な攪拌が原因でしこりが出るケースも報告されています。当院ではメーカー推奨の方法を厳守し、専用機器を用いて調剤を行うことで、リスクを最小限にしています。
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どのくらい持続しますか?
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コラーゲンが新しく作られることで、効果は1〜2年程度持続するとされています。ただし生活習慣や肌状態によって個人差があり、定期的な施術を続けることでより安定した効果を維持できます。
※1回での変化は僅かですので、最初は月に1回ペースで3回ほど受けていただくことを推奨しています。
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見た目の老化を防ぐにはどうすればいいですか?
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老化は加齢とともに避けられませんが、そのスピードを緩やかにすることは可能です。特に真皮層のコラーゲン量は年齢とともに減少し、しわ・たるみ・毛穴の開きといった症状につながります。ヒアルロン酸のような即効性のある治療も有効ですが、定期的にコラーゲンブースター(ジュベルックなど)を補充することで、肌の土台を維持し、見た目の老化に抗う力を高めることができます。
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他の注入製剤(ヒアルロン酸、リジュラン等)との違いは?
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ヒアルロン酸は「即時的にボリュームを出す、輪郭を形成する」、リジュランは「肌の修復力を高める」のが得意分野です。ジュベルックは「時間をかけてコラーゲンを増やす」ことで肌質全体を改善するのが特徴です。即効性よりも自然さを重視される方に向いています。
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注入後すぐにメイクはできますか?
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基本的には翌日以降から可能です。洗顔やスキンケアは、施術から6時間はお控えいただきます。
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ダウンタイムはどのくらいありますか?
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軽度の赤みや腫れ、内出血が数日程度見られることがありますが、自然に軽快します。非架橋ヒアルロン酸を混注した場合は2〜3日膨疹が続くこともあります。
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施術は痛いですか?
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細い針や専用機器を使うため、大きな痛みはありません。ただし部位によってチクチクした刺激を感じることがあります。当院では麻酔クリームなどで痛みをできるだけ軽減しています。
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1回で効果はありますか?
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1回でも変化の実感を得ていただくことはありますが、より安定した変化を得るには数回の継続施術が望ましいとされています。通常は1か月おきに3回程度を推奨しています。
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しこりができた場合、溶かせますか?
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ジュベルックはヒアルロン酸のようにヒアルロニダーゼで溶かすことはできません。ニードルRFで改善が見られることもありますが、完全に消えるわけではありません。当院ではまずトラブルを起こさないことを最も重視しています。
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アレルギー反応の心配はありますか?
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非常に稀ですが、体質によって腫れや赤みが長引くことがあります。これまで当院で大きなアレルギー反応を経験したことはありませんが、既往歴をしっかり伺い、リスクのある場合は他の治療をご提案します。
まとめ|ジュベルックで叶える自然な肌再生

育てる美肌治療、ジュベルックの新常識
ジュベルックは、従来の「足す」注入治療とは異なり、時間をかけてご自身のコラーゲンを育てることで、肌の質感を底上げしていく新しいスキンブースターです。ベースとなるPDLLA製剤は、世界的にも評価を得ている素材であり、その中でもジュベルックは代表格といえる存在です。毛穴や小じわ、肌のハリ不足といった加齢による変化に対して、自然で持続的な改善が期待できます。
さらに、レニスナやジュベルックシャインといったシリーズ、そして最新改良版のチュリエンヌなど、新しい選択肢も登場し、より幅広い肌悩みに対応できるようになっています。
当院では、リスクを最小限に抑えるためメーカー推奨の調剤方法を厳守し、専用機器を用いた安全な施術を徹底しています。効果を急ぐ方には、非架橋ヒアルロン酸やPN製剤(リジュラン、リズネ)、スキンボトックスの混注や、ニードルRF・光治療との併用も可能です。
自然な変化を大切にしながら、患者様一人ひとりの目的に合わせた施術のご提供を行っています。

院長コメント
Dr. 分山博文
PDLLA製剤は世界的にも高い評価を受けており、その代表格であるジュベルックは、自然にコラーゲンを増やす点が大きな魅力です。
単体施術では即効性はありませんが、その分仕上がりは自然で違和感がありません。さらに最新改良版のトゥリエンヌも登場し、治療の選択肢はますます広がっています。加齢による変化に自然に抗い、肌の質感を底上げしたい方に、ぜひご検討いただきたい治療です。
施術費用
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施術の流れ・予約
ご予約
初診の方はWebからご予約下さい。
通院中の方は、まずはWebで空き状況をご確認いただき、空きが無ければ公式LINEにてお問い合わせください。
カウンセリング
医師・看護師によるカウンセリングを実施します。肌状態の確認を行い、お肌に問題が無いことを確認したうえで施術に移ります。

不安や疑問点がございましたら、お気軽にご相談ください。
洗顔
施術前に、クリニック内のパウダールームでメイクや日焼け止めを落としていただきます。
※状況により、洗顔と診察が前後するケースもございます。

お気に入りの洗顔フォームなどをご持参いただいても大丈夫ですよ。
麻酔
ジュベルックによる施術時には少しですが痛みが生じます。穿刺による痛みを軽減させるため、十分な時間の表面麻酔を実施します。これにより、痛みがかなり軽減されます。
調剤・注入
表面麻酔が十分に効きましたら施術に移ります。施術は十分なトレーニングを受けた医師・看護師が担当します。
施術部位は、お悩みの部位を中心にお顔全体に施術していきます。
アフターケア
施術後は、すぐにお帰りいただけます。施術直後でも安全に使用できる日焼け止めをご準備しておりますので、必要な方はお申し付けください。
また、ご自宅で使用していただく用のマスクパックをお渡ししておりますので、お忘れのないようご注意ください。
効果を維持・継続させるためには、最初は4週間に1回ほどの頻度で定期的に施術を受けていただくことをおすすめします。
ご予約・お問い合わせ
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