肌質改善をより自然に、そして安全に 肌質改善からハリ・弾力アップまで、高い結果を求める方へ TULIENNE(トゥリエンヌ)

近年、肌そのものを内側から育てていく美容医療、通称「肌育(はだいく)」が注目を集めています。
なかでも、肌再生(コラーゲン生成による)を目的としたPDLLA製剤は、美容医療の現場で欠かせない存在となりつつあります。

ジュベルックなどのスキンブースターを経験された方の中には、「もう少しムラのない仕上がりを」「より安全で安定した製剤を」と感じる方も少なくありません。
TULIENNE(トゥリエンヌ)は、まさにそうした声に応えて誕生した次世代型PDLLA製剤です。
従来のPLLAやPDLLAで課題とされていた粒子径のばらつきや攪拌の難しさを、最新のマイクロ流体技術によって克服しています。
均一で滑らかな粒子設計により、コラーゲン生成のムラを抑え、炎症やしこりといったリスクが最小限になりました。

肌質改善をより自然に、そして安全に。トゥリエンヌは、肌再生医療の新たなスタンダードを切り拓く製剤として、今、美容医療のプロフェッショナルからも高い注目を集めています。

TULIENNE(トゥリエンヌ)とは|
ジュベルックを超える次世代PDLLA製剤

Dr. 分山博文

トゥリエンヌは、ジュベルックを手掛けた医師たちが「より安全で再現性の高い製剤を」という想いから生み出した、進化型PDLLA製剤です。均一な粒子構造を実現したことで、これまで課題とされていた「攪拌のムラ」「結節リスク」を大幅に軽減できています。

肌質改善からハリ・弾力アップまで、高い結果を求める方に最適な新世代の肌育製剤です。

TULIENNE開発の背景
― ジュベルック研究者による新たな挑戦

トゥリエンヌは、ジュベルックなど既存PDLLA製剤の研究・臨床に携わっていた医師たちが中心となって開発した製剤です。

ジュベルックの登場によってPLLAの欠点は大きく改善されたものの、臨床現場では「攪拌の難しさ」「粒子のばらつき」「濃度ムラによる反応差」といった課題が残されていました。

研究者たちはこれらの問題を突き詰め、トラブルの原因が「粒子径の不均一さ」や「もろさ」にあることを突き止めます。

そこで、粒子構造そのものをゼロから設計し直すというアプローチを採用し、「ジュベルックを超える安全性と再現性」を目指して誕生したのが、TULIENNE(トゥリエンヌ)です。

ヨーロッパ技術との融合で誕生した革新製剤

トゥリエンヌの大きな特徴は、韓国の医師陣による臨床知見と、ヨーロッパ発のマイクロ流体工学(Microfluidics)技術を融合させて開発された点です。
この製造技術により、粒子ひとつひとつを同一のサイズ・形状にコントロールすることが可能になりました。結果として、注入時の針詰まりを防ぎ、均一な分散性とコラーゲン生成の安定化を実現しています。

さらに、粒子表面の滑らかさが向上したことで免疫反応が抑えられ、炎症性サイトカイン(IL-1βなど)の分泌を最小限にすることも確認されています。
これまでの「攪拌に時間がかかる」「短時間で濃度にムラが生じる」「残液を保存すると効果にばらつきが生じる」といったリスクからも解放され、施術者・患者双方にとって扱いやすく、安全性の高いPDLLA製剤として注目を集めています。

TULIENNE(トゥリエンヌ)の名前の由来

TULIENNE(トゥリエンヌ)という名前の由来、興味ございますか?
担当者から伺ったところ、「チューリップ(Tulip)」と「…ジェンヌ(-ienne)」を組み合わせた造語とのことでした。

なぜチューリップなのか、なぜ…ジェンヌなのか、少し考えてみました。
(※ここからは、私の想像も一部含まれています。)

トゥリエンヌの製造には、オランダの原料および最先端技術が使われています。そのオランダを象徴するものと言えばチューリップでしょう。その花は、長い冬を耐え、春に一斉に花開きます。その姿は、「再生」や「新しい始まり」を思わせます。肌を内側から育て直し、再びハリと輝きを取り戻していく…。まさにトゥリエンヌの理念と重なります。

自然体の美しさを咲かせる「トゥリエンヌ」の意味

一方の…ジェンヌは、「フランス語の女性名詞」に使われる語尾で、いわば「タカラジェンヌ」的なニュアンスを持ちます。その言葉には、自然体でありながら洗練された美しさを象徴する響きがあると感じます。

過剰に飾らず、自分らしさを大切にする姿勢は、トゥリエンヌが目指す『素肌そのものの美しさ』と通じるものがあります。

この二つの言葉を組み合わせたトゥリエンヌには、
『人が持つ本来の美しさを呼び覚まし、自然体のままに花開かせる』
という想いが込められているのではないでしょうか。
科学と美の哲学?が出会い生まれた名前。それが、TULIENNEなのです。

トゥリエンヌという言葉、キーボードで打つときに少し変換しにくく、発音もしづらいのですが、その成り立ちを知ると、なんだか愛着がわいてきますね。

従来製剤(PLLA・PDLLA)の課題とTULIENNEが生まれた理由

Dr. 分山博文

PDLLA製剤の登場で、肌再生治療は大きく進化しました。ですが、どんなに優れた医師でも『製剤そのものの限界』を超えることはできません。
トゥリエンヌはその物理的限界を、設計の段階から解決した製剤です。安全性や再現性を求める方にこそ知っていただきたい、新しい選択肢だと感じています。
製剤が優れていると、医師による技術差が出にくくなりますので、安定した結果が出やすくなります。

TULIENNEの技術革新|「均一な粒子径」と「滑らかさ」がもたらす違い

Dr. 分山博文

この章は少し専門的な内容になります。読み飛ばしていただいても構いませんが、なぜトゥリエンヌが安全で効果的なのかを理解すると、製剤選びの見方がきっと変わると思います。美容医療は、見た目の結果だけでなく中身の科学も意外と重要です。トゥリエンヌは、その裏づけがしっかりした製剤です。

完璧な球状設計による安定したコラーゲン生成

トゥリエンヌの最大の特徴は、すべての粒子が完璧な球状であることです。
一般的なPLLAやPDLLA製剤は、粒子にわずかな歪みや角が残っており、肌内部での反応が均一にならないことがありました。

トゥリエンヌでは、マイクロレベルで粒子形状を完全にコントロールすることで、肌への刺激を最小限にし、コラーゲン生成を安定的かつ均一に誘導します。
また、球状粒子は皮膚組織との接触面が滑らかで、過度な炎症反応を起こしにくいので、自然な弾力とツヤのある仕上がりを実現できます。

粒子径の統一化による針詰まり・結節リスクの低減

従来の製剤では、「粒子が大きすぎると針に詰まる」「小さすぎると炎症が起きやすい」といった問題がありました。
トゥリエンヌは、粒子径を完全に統一(40µmまたは70µm)することで、注入時の安定性と安全性を両立しています。

粒子の大きさがそろうことで、注入中の針詰まりリスクが軽減され、施術者の技術差によるムラも減少しています。さらに、粒子が均一に分布するため、皮膚内部での反応も滑らかで、結節(しこり)発生のリスクを大幅に低減されています。

免疫反応を最小限に抑える構造設計と炎症抑制データ

肌に注入された粒子は、免疫細胞によって認識・分解されます。
このとき、粒子の形がいびつだったり表面が粗いと、マクロファージ(免疫細胞)が過剰反応を起こし、炎症性サイトカイン(IL-1β、IL-18など)が放出され、炎症や肉芽腫につながることがあります。
トゥリエンヌは、粒子表面を極限まで滑らかに仕上げ、形状を均一化することで、こうした過剰な免疫反応を最小限に抑制しています。

研究データでも、従来製剤に比べて炎症性サイトカインの分泌が少なく、炎症や結節の発生率を抑えることが確認されています。
つまり、トゥリエンヌは「コラーゲンを増やしながら、炎症を抑える」という相反する要素を両立した製剤というわけです。

マイクロ流体技術による高品質製造プロセス

TULIENNEは、従来の「バッチ乳化法」ではなく、マイクロ流体工学(Microfluidics)という最先端技術で製造されています。
この技術では、ポリマーと溶媒を微細な流路で制御しながら、粒子を均一な速度と温度で生成します。
その結果、すべての粒子が同一のサイズ・形状・密度で作られるため、バッチ間の品質差(製造ロットごとのばらつき)が限りなくゼロになりました。

また、この方法は生産性が高く、油分や不純物を使用しないクリーンな製造ができる点も特徴です。
トゥリエンヌは、医療製剤としての安全性と再現性を最優先に設計された、まさに科学の精度が生んだ肌育製剤ではないでしょうか。

トゥリエンヌ(Tuliennedl40,Tulienne dl70)

マクロファージとの相互作用と炎症性サイトカイン抑制

マクロファージは体内で異物を貪食し、免疫応答を調整する重要な細胞です。
トゥリエンヌの粒子は、そのマクロファージとの相互作用が非常に穏やかで、細胞が過剰なストレスを受けないように設計されています。
これにより、リソソーム(細胞内の分解器官)の損傷を防ぎ、炎症性サイトカイン(IL-1βなど)の放出を抑制します。結果として、肉芽腫や長期的な炎症のリスクを大幅に減らすことができます。
一方で、適度な刺激はしっかりと維持されており、コラーゲン生成は継続的に促進されます。
つまりトゥリエンヌは、肌にやさしく、結果には強いという相反する要素を科学的に両立した製剤といえるでしょう。

TULIENNE DL40とDL70の違いと用途

Dr. 分山博文

トゥリエンヌには、肌のを高めるDL40と、質+ボリュームを両立させるDL70の2種類があります。どちらも同じPDLLAですが、粒子径と濃度が異なり、得られる効果も変わります。簡単に言うと、DL40はジュベルック、DL70はレニスナに近いイメージです。ご自身の肌状態や目的に合わせて選ぶことで、より自然で確実な結果が期待できます。

TULIENNE DL70|ボリューム形成+肌質改善のダブル効果

TULIENNE(トゥリエンヌ)dl70

TULIENNE DL70は、粒子径が70μmとやや大きく、肌のハリと弾力に加えて、ボリューム形成効果も得られるタイプです。
レニスナ(ジュベルックボリューム)と同様、真皮深層から皮下にかけて注入することで、額やこめかみ、頬コケ、ほうれい線、フェイスラインなど、「コケ・萎縮」を伴うエイジング部位の補正に適しています。
DL40よりもコラーゲン生成の持続期間が長く、ボリュームの回復と肌質改善を同時に叶えることができます。
しっかりとした変化が期待できるため、顔全体の立体的な若返りを希望される方に適した製剤です。

TULIENNE DL40|肌質改善・スキンブースターとして

TULIENNE(トゥリエンヌ)dl40

TULIENNE DL40は、肌のキメやハリ、毛穴、くすみといった肌質そのものを改善するための製剤です。
粒子径40μmの微細なPDLLAが真皮層に均一に分散し、コラーゲン生成を穏やかに持続的に促進します。
ジュベルックと同様のスキンブースターとして使われ、肌の再構築(リモデリング)を目的にした治療に最適です。
注入後1〜2週間でハリ感やツヤの向上を実感される方が多く、回数を重ねることで肌の厚みや滑らかさが増していきます。
刺激がマイルドなため、初めて肌育治療を受ける方や、自然な若返りを目指す方にもおすすめです。

それぞれの推奨施術間隔と治療目的

製剤名主な目的特徴・補足説明
TULIENNE DL40肌質改善(ツヤ・ハリ・毛穴・くすみ)表皮〜真皮層を中心にアプローチ。

刺激がマイルドなため、初めて肌育治療を受ける方や、自然な若返りを目指す方にもおすすめです。
TULIENNE DL70ボリューム補正+肌質改善真皮深層〜皮下までアプローチ。

しっかりとした変化が期待できるため、顔全体の立体的な若返りを希望される方に適した製剤です。
目的に応じて単独でも使用できますが、肌質とボリュームの両方を整えたい場合は併用施術も効果的です。

それぞれの推奨施術間隔と治療目的

製剤名推奨施術間隔メンテナンス頻度特徴・ポイント
TULIENNE DL40月に1回ペースで3回6〜12か月ごと肌質改善(ハリ・ツヤ)を目的とした継続ケアに最適。
定期的な施術で質感を維持できます。
TULIENNE DL702か月ごとに2〜3回12か月ごと反応はゆるやかだが持続力に優れ、ボリューム補正効果が長持ち。
安定した仕上がりを保てます。

TULIENNEの安全性と臨床的優位性

Dr. 分山博文

この章も少し専門的すぎる情報が多めです。読むのが面倒だなと感じた方は、どうぞ飛ばしていただいて構いません。ただ、トゥリエンヌがなぜ安心して使える製剤なのかを理解していただけると、PDLLA製剤を見る目が少し変わると思います。

肌に注入された製剤は、体内で免疫細胞により分解・吸収されます。このとき、粒子がいびつだったり表面が粗いと、マクロファージが過剰に反応し、炎症や肉芽腫(しこり)の原因になることがあります。
トゥリエンヌはこの点において、粒子形状の均一性と表面の滑らかさを極限まで高めています。
その結果、免疫反応が穏やかになり、炎症性サイトカイン(IL-1βなど)の分泌を抑制。臨床的にも結節発生率が極めて低く、従来のPLLA製剤よりも格段に安全性が向上しています。
「自然に肌を育てる」ために必要な刺激はしっかりと残しつつ、必要以上の反応を起こさない構造設計となっているわけです。

従来のPLLA・PDLLA製剤では、施術前の攪拌(混合)に時間がかかる、粒子がムラなく混ざりにくい、注入時に針が詰まりやすい、といった課題がありました。
トゥリエンヌでは、粒子径と密度を完全に均一化し、攪拌時に空気を含まず短時間で滑らかに分散します。
そのため、専用の攪拌機を使わなくてもムラなく準備が可能で、針通過性にも優れています。
実際の施術では32Gなどの細い針でもスムーズに注入でき、注入圧のばらつきもほとんどありません。
つまり、医師にとって扱いやすく、患者様にとって痛みやストレスが少ないという、両者に負担の少ない製剤です。

肌再生治療において「再現性」とは、同じ方法で注入したときに毎回同じ結果が得られることを意味します。
トゥリエンヌでは、粒子の大きさ・密度・分散性が徹底的に統一されているため、注入後の広がり方や定着位置が安定しています。
これにより、医師の技術差による仕上がりのばらつきを最小限に抑えることができ、常に均一なコラーゲン生成を目指すことが可能です。
また、製造ロットごとの品質差がなく、1本目・2本目での反応差が出ないことも特徴です。
こうした「再現性の高さ」は、医療者にとっての信頼性、そして患者様にとっての安心感の両方に繋がります。

PLLA・従来PDLLAとの比較まとめ表(構造・粒径・安全性・攪拌性)

比較項目PLLA製剤従来PDLLA製剤(例:ジュベルック)TULIENNE(トゥリエンヌ)
構造結晶性(硬く刺激が強い)非結晶性(刺激がやや穏やか)非結晶性+完全球状粒子設計
粒子径不均一(20〜70μm)やや均一(40〜60μm)完全統一(40μm/70μm)
攪拌性難しい、ムラが出やすい攪拌機必須、時間がかかる攪拌機不要、短時間で均一
針通過性詰まりやすい改善されたが一定リスクあり非常にスムーズ、詰まりにくい
安全性(炎症・結節)肉芽腫リスクあり低いが症例により発生極めて低い、臨床的安定性が高い
効果の再現性施術者差が出やすいほぼ安定常に均一で安定した効果

Dr. 分山博文

このようにトゥリエンヌは、「安全性」「扱いやすさ」「再現性」のすべてを科学的に底上げしたPDLLA製剤です。
肌の育ち方そのものがより均一で、ナチュラルな美しさへ導くよう設計されています。

TULIENNEを用いた施術方法と併用治療

Dr. 分山博文

ここでは少し実際の使い方に踏み込んで説明させていただきます。読むのが面倒な方は飛ばしていただいても大丈夫です。ただ、どんな考え方で注入量や組み合わせを決めているかを知っていただくと、より安心して施術を受けていただけると思います。トゥリエンヌは、ジュベルックをはじめとしたPDLLA製剤の臨床経験を踏まえて改良された完成度の高い製剤です。

希釈方法と施術プロトコル(DL40・DL70)

TULIENNE(トゥリエンヌ)は、ジュベルックやレニスナで培われた臨床経験をもとに、より安全で扱いやすいプロトコルが採用されています。

DL40は、1 vialを蒸留水6cc以上で希釈することが推奨されています。
肌育製剤の一種として水光注射感覚での治療が可能ですが、ここに非架橋ヒアルロン酸ボトックスを少量混ぜて使用することで、患者満足度がより高まるとされています。
手打ち・機械打ち(ハイコックスなど)どちらにも対応できる柔軟性があり、当院では全顔施術を基本として、肌全体のハリ・ツヤ・滑らかさの改善を目的に行っています。

DL70で実現する自然な輪郭補正と肌質改善

一方、DL70は、1 vialを蒸留水13cc以上で希釈することが推奨されています。
希釈後は均一に分散していることを確認し、調製から30分以内の使用が望ましいとされています。
これは、レニスナが当初は生理食塩水8cc以上での希釈を推奨していたのに比べると、かなり薄めの設定です。
この仕様は、従来製剤でごくまれに見られた硬結や過反応といったリスクを抑える目的があると考えられます。
DL70は医師がカニューレを用いて、こめかみ・頬のこけ・ほうれい線周囲などに丁寧に注入します。
ヒアルロン酸ほどのボリュームアップではありませんが、より自然な輪郭補正と、ヒアルロン酸では得られない肌質改善効果を同時に実現します。

Dr. 分山博文

ジュベルックやレニスナでは希釈に生理食塩水が推奨されていますが、トゥリエンヌでは蒸留水での希釈が推奨されています。
これは、トゥリエンヌにCMC(カルボキシメチルセルロース)が含まれているためです。
CMCは生理食塩水では完全に溶解しにくく、粒子の分散が不均一になる可能性があります。
一方、ジュベルックにはCMCが含まれていないため、生理食塩水での希釈でも問題ありません。

ニードルRF機器との
併用による相乗効果

トゥリエンヌは、ニードルRF(高周波マイクロニードル)との併用でさらに高い効果を発揮します。
ニードルRFによって真皮層に微細な熱ダメージを与えると、コラーゲン生成スイッチが強く入るため、そこにPDLLAを導入することで熱刺激+生体刺激による相乗的な再生反応が起こります。

サーマニードルEvoモフィウス8などのニードルRF機器との併用では、熱によるタイトニングとPDLLAによるコラーゲン再生を同時に促し、「たるみ・毛穴・質感改善」の複合的な効果が得られます。

また、RF照射によって一時的に細胞外マトリックスが緩み、トゥリエンヌの粒子がより均一に分散しやすくなるという利点もあります。
サーマニードルEvoなどのニードルRFと組み合わせることで、ダウンタイムを抑えながら、より滑らかで弾力のある肌質を目指すことができます。

他の薬剤との
併用による相乗効果

トゥリエンヌは、ポリヌクレオチド(PN)製剤との併用も効果的とされています。
PN製剤(例:リジュラン、リズネ、プルリアル)は、細胞修復や抗炎症作用に優れており、PDLLAが担うコラーゲン生成作用とは作用機序が異なります。
PDLLAが構造を育てるイメージだとすれば、PNは細胞そのものを修復・活性化させるイメージです。
つまり、両者を組み合わせることで、肌の「構造」と「細胞機能」の両方を同時に底上げできるわけです。

一方、従来のPDLLA製剤では、PNとの併用によりまれにしこりや炎症反応が生じるという報告もありました。
これは、PDLLAを浅層に打ちすぎたケースや、粒子の不均一性が原因と考えられています。
しかし、トゥリエンヌは粒子が均一で滑らかであるため、PNとの反応が非常に安定しており、有害事象のリスクは極めて低いとされています。

Dr. 分山博文

当院でも、ジュベルック×リズネの併用経験を踏まえ、PN×PDLLAの複合肌育治療として、安全性と満足度の両立を実現しています。
PN製剤のような細胞修復系との併用により、肌の回復速度が上がり、ダウンタイムの短縮や透明感のある仕上がりが期待できます。

TULIENNEの導入背景と今後の展望

Dr. 分山博文

ここでは、トゥリエンヌがどのように生まれ、どんな未来を描いているのかを少しだけご紹介します。
本来は施術の説明ページにこういった内容は不要かと思うのですが、開発者の思いや代理店さんの熱量に感化され、掲載することにいたしました。開発背景を知ることで、患者様側もその製剤に込められた想いや技術の確かさを感じていただけると思います。

トゥリエンヌ(Tuliennedl40,Tulienne dl70)

Dr. 分山博文

ジュベルックの進化版が開発されている」と最初に耳にしたとき、実を言えばあまり興味を持ちませんでした。
すでにジュベルックという優れたPDLLA製剤があり、私自身、その仕上がりに満足していたからです。

しかしその後、日本や韓国でしこりや肉芽形成のトラブルが報告されるようになり、当院にも他院施術後のご相談が数件寄せられました。
幸い、当院で行った施術にトラブルはありませんでしたが、どれだけ注意しても、施術者の技術、撹拌機の不具合?、患者様の体質など複数の要因が重なれば、同様のリスクは起こり得る——その現実を改めて感じるようになりました。

そんなタイミングで、トゥリエンヌの開発が完了したという知らせが入りました。
実際に代理店から話を伺うと、製剤の均一性や安全性など技術的な優位性はもちろん、担当者の熱意・誠実さ・安全な製剤を届けたいという真っ直ぐな想いに心を動かされました。
この人たちのつくる製剤なら使ってみたい」——そう感じ、その場で購入しました。

とはいえ、新しい製剤には慎重さも必要です。
そのため、数か月間の試験運用を経て、問題なく使用できることを確認したうえで、正式に患者様へご提供することに致しました。

※なお、従来型PDLLAのしこりの多くは施術後数か月以内に生じるため、その期間の経過観察が重要と考えました。

よくある質問(FAQ)

トゥリエンヌ(TULIENNE)

についてのよくいただく質問

※質問をクリック(タップ)いただくと回答がご覧いただけます。

トゥリエンヌ(TULIENNE)とはどんな製剤ですか?

ジュベルックやレニスナと比べて、効果は強いですか?

トゥリエンヌはどんな人におすすめですか?

このような方におすすめです。痛みやダウンタイムを抑えつつ、肌質を根本から整えたい方に向いています。

DL40とDL70の違いは何ですか?

どれくらいの間隔で受けるのが良いですか?

ジュベルックやレニスナを受けたあとでもトゥリエンヌは受けられますか?

トゥリエンヌはしこりや炎症のリスクがありますか?

トゥリエンヌとPN製剤(リジュラン・リズネなど)は一緒に使えますか?

ダウンタイムはどのくらいありますか?

今後、トゥリエンヌは主流のPDLLA製剤になりますか?

まとめ|肌再生の新たな選択肢としてのトゥリエンヌ(TULIENNE)

Dr. 分山博文

「トゥリエンヌは、PDLLA製剤の中でも最も完成度の高い設計を持つと感じています。粒子の均一性、攪拌のしやすさ、安全性など、どの面でも従来のPDLLAとは一線を画す仕上がりです。
とはいえ、市場に登場してまだ日が浅いため、今後の臨床データの蓄積を見守りながら、信頼できる治療として育っていくことを期待しています。」

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