医療脱毛

最新型ダイオードレーザー、イシュタルトリニティによる医療脱毛の特徴と施術の流れ

 

キレイに脱毛・ムダ毛の手入れが楽

医療脱毛は、「1回の施術で脱毛効果が高い」「安心安全」といった点から、人気が高まってきています。

けれども、「医療脱毛は1回で効果を実感できるの?」「効果を得るまでの回数がよくわからない」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

1回で終わるということは無い

効果を感じやすいといわれている医療脱毛ですが、1回で終わるということはほぼありません。

また、医療脱毛の効果は個人の満足感や脱毛する部位などによって異なるため、明確に「○回で効果が出る」と言い切ることは難しいというのが実情です。

このページでは、医療脱毛に興味がある、または医療脱毛で効果を得られる回数を知りたい人向けに、以下のことについて説明させていただきます。当記事が、医療脱毛選びの参考になれば幸いです。

  • 医療脱毛の特徴
  • 医療脱毛で効果を実感できる回数の目安
  • 1回の医療脱毛で効果を得にくい理由
  • 医療脱毛に向いている人
  • 医療脱毛を受ける前に知っておきたい留意点
  • 熱破壊式と蓄熱式の違い
  • 当クリニックで使用している医療脱毛機「イシュタルトリニティ」の特徴
  • 当クリニックにおける施術の流れ

このページでは、クリニックで医療用レーザー脱毛機で行う脱毛を「医療脱毛」、エステサロンで行う脱毛を「美容脱毛」と表現します。

医療脱毛の特徴

医療脱毛の主な特徴は、以下の3つです

照射力の高いレーザーを使った
脱毛方法

複数のレーザーを使い分け
ムダ毛を処理できる脱毛方法

美容脱毛よりも
高い減毛効果

各特徴について詳しく説明する前に、毛の構造についてご紹介します。

毛の構造を知っておくと、後述する医療脱毛の説明について理解しやすくなるでしょう。

医療脱毛の特徴

射力の高いレーザーを使った脱毛方法

医療脱毛は、医療行為に分類されるレベルの照射力を持つレーザーを使って脱毛します。医療脱毛の仕組みは、次のとおりです。


脱毛レーザーを皮膚の上から照射する

STEP
1

照射されたレーザーに毛のメラニンが反応し、熱が発生する

医療脱毛が、成長期の毛を対象としているのには、ここに理由があります

STEP
2

熱によって毛乳頭などが破壊され毛が抜け落ちる

毛乳頭が破壊されると、そこからは毛は生えてきません。

STEP
3

医療脱毛の特徴

部まで届くレーザーを使い、ムダ毛を処理できる脱毛方法

医療脱毛は、医療行為に分類されるレベルの照射力を持つレーザーを使って脱毛します。医療脱毛の仕組みは、次のとおりです。


私たちの毛は、生えている部位によってその性質は異なります。

医療脱毛で使用される主なレーザーは、以下の3種類です。大きな違いは、波長の長さです。

アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーYAGレーザー
755nm810nm1064nm
日本人の毛の黒さに最も反応するレーザー日本人の肌質と相性が良い男性のひげ脱毛などに向いている

波長の長さによって、メラニンに反応する強さや脱毛できる毛の種類は異なります。

日本人の肌質と相性が良いのは、ダイオードレーザー。そして、日本人の毛の黒さに最も反応するレーザーは、アレキサンドライトレーザーと言われています。

より波長の短いレーザーにルビーレーザーというものがありますが、日本では脱毛よりもシミ取りに使われています。波長の長いYAGレーザーは、男性のひげ脱毛などに向いています。

医療脱毛の特徴

容脱毛よりも高い減毛効果

医療脱毛と美容脱毛との大きな違いは、使用している機材の違いです。

半永久的な減毛効果でいうと、医療レーザーの方に軍配が上がります。


美容脱毛は、光脱毛(フラッシュ脱毛)とも呼ばれていて、"メラニンに反応する光"をあてて脱毛処理をします。

有資格者のみ取り扱える医療レーザーと異なり、美容脱毛の取り扱いに資格は必要ありません。

特別な資格を必要としないことからもわかるとおり、美容脱毛で使用する光は、医療レーザーと比べて照射力が弱いです。そのため、必然的に医療脱毛よりも脱毛回数が多くなり、減毛効果を得るまでに時間がかかります。

医療脱毛と美容脱毛の具体的な違いについて、一覧表にまとめました。

医療脱毛美容脱毛
脱毛手段医療レーザー
痛みレーザーが強く反応する場合、「輪ゴムでパチンと弾かれたような強い痛み」を感じる。医療脱毛と比べて痛みを感じにくい。ただし、皮膚の薄い部分は痛みを感じやすい。
脱毛効果・脱毛したい場所に集中的に作用するため高い効果が得られやすい
・減毛効果は高く、半永久的。
・照射した光は広域に作用するため、医療脱毛よりも効果を感じにくい。
・減毛効果は弱く、一時的な場合が多い。
脱毛回数の目安(全身脱毛)5~10回20回以上
費用一般的に美容脱毛より高め一般的に医療脱毛より安め

医療脱毛と美容脱毛の施術先選びは慎重に

施術先選びは慎重に


医療脱毛にするか、それとも美容脱毛を選ぶかは、患者様次第です。

けれども、どちらをにしても施術先選びは慎重にした方がよいでしょう。

全ての医療クリニックが良心的というわけではない


美容脱毛よりも医療脱毛の方が高い効果を得やすいとはいうものの、全ての医療クリニックが良心的というわけではありません。

脱毛専門クリニックなど、医療脱毛を受けられる施設が以前より増えるとともに価格競争も激しくなってきました。

宣伝に費用がかかるため、レーザーの出力を低くして施術し、通院回数を増やして利益を得ようとするクリニックもあります。

医師コメント

蓄熱式脱毛のクリニックに行かれた方で、通常料金だとパス数が少ないので、追加料金を払った方がいいですよと言われた方もおられるそうです。蓄熱式脱毛はパス数が重要なので、少ないパス数だと毛が減りません。

悪質な手口は後を絶たない


美容脱毛を実施している脱毛サロンについても、同じことがいえます。

例えば、初めから計画倒産を狙って長期契約をすすめたり、無料体験コースとうたって高額な長期契約をさせたりするなど、悪質な手口は後を絶ちません。

医師コメント

全身脱毛 初回100円などと記載されている広告を見ることもありますが、実際に100円で全身を照射してもらえるのかは事前の問い合わせが必須です。「コース契約をした場合にのみ、初回価格が100円になります」などと言われた方もおられるようです。

医療脱毛/美容脱毛をする際は、複数のクリニックやサロンを調べ、慎重に選ぶことが大切です。

医療脱毛の効果と部位別回数の目安

医療脱毛の効果

医療脱毛の効果といえばやはり、以下の2点につきるでしょう。

  • 高い割合で減毛していける
  • ムダ毛の再生率を下げる

医療脱毛では、医師・看護師などの有資格者しか取り扱えない照射力の高い医療レーザーを使い、毛根を破壊します。その結果、レーザーをあてた場所から(100%ではありませんが)毛が再び生えることがなくなり、体毛を半永久的に減らすことが可能です。確実にムダ毛を減らすことで、ムダ毛処理の負担が軽減されるでしょう。

医療脱毛を受けると、美肌効果が得られるともいわれています。これは、レーザーによって肌を刺激することによってコラーゲンの生成を促すことが理由と考えられていますが、美肌専用の治療に比べるとその効果は著しく劣ります。どちらかというと、医療脱毛を行う事で自己処理によるカミソリ負けなどが減り、結果としてお肌が痛まず美肌になり得ると考えた方が良いでしょう。

部位別効果が得られるまでの回数

効果が得られる医療脱毛の回数は、はっきりとは決まっておらず、断定することもできません。
なぜなら、脱毛する部位や範囲、満足感などによって個人差があるからです。

広告に「最短〇回で全身脱毛が完了」と書いてあっても、その回数で完了することはほぼ無いと考えた方がよいです。

ムダ毛には大きく分けて

  • 太い毛
  • 細い毛

の2種類に分けられます。

太い毛はメラニン色素が多いためレーザーに反応しやすく、早い段階で脱毛効果を実感できるでしょう。ただし、ワキやVIOは毛周期が長く、1回にできる脱毛の範囲は狭い傾向にあります。

一方、産毛などの細い毛は、メラニンが少ないことから、太い毛よりも脱毛回数が多くなりがちです。

脱毛する部位別に、「自己処理がほぼ必要ない」「産毛がなくなる」回数の目安について一覧表にまとめました。

部位自己処理がほぼ必要ない回数の目安産毛がなくなる回数の目安
8~9回10回以上
ワキ5~6回6~8回以上
5~6回6~8回以上
5~6回6~8回以上
Vライン5~6回6~8回以上
I・Oライン8~9回10回以上
全身8~9回10回以上

医師コメント

脱毛効果の表れ方には、個人差があります。
目安の回数以下で満足される方もいらっしゃいますが、逆にそれ以上必要となる可能性もあります。

1回の施術では医療脱毛の効果を得にくい理由

乱立する広告の甘い文言に惑わされ、
「1回受ければツルツルになる」
と医療脱毛に期待を寄せている人も多いのではないでしょうか。

過剰表現の弊害

『そちらのクリニックでは1回で脱毛できなかった場合の補償とかはあるのでしょうか?』といった質問が寄せられたこともあります。これも、1回の脱毛効果を過剰に表現しすぎた悪影響でしょう。

1回だけでは・・・

確かに1回の施術でも、「毛が薄くなった」と効果を実感していただく事も多いのですが、1回の脱毛だけだと時間がたつとまた毛が生えてきます。医療脱毛を1回しただけでは、満足のいく効果は得にくいと考えた方が無難です。

毛周期と合わせる

その理由として
「毛周期とタイミングを合わせて脱毛する必要がある」ということが挙げられます。

毛周期とタイミングを合わせて脱毛する必要がある

毛周期とは簡単にいうと、毛が生まれてから抜け落ちるまでのサイクルのことです。

毛周期

私たちの体毛は、成長初期⇒成長期⇒退行期⇒休止期をへて再び成長期へ移行するというサイクルを繰り返しています。

  • 成長初期:毛母細胞が分裂し、毛が皮下で成長し始めます。
  • 成長期:毛が皮膚の上に顔を出し、ぐんぐん伸びていきます。
  • 退行期:毛の成長がストップし、抜け落ちます。
  • 休止期:毛が完全に抜け落ち、新しい毛が生えるまで休眠状態に入ります。

このように、私たちの体に生えている毛は生まれ変わりを繰り返しています。

そして、医療脱毛は成長期(①・②)の毛を処理します(医療脱毛の仕組みについて後述しますが、医療レーザーは成長期以外の毛にはほぼ反応しません)。

医師コメント

全てのムダ毛が同じタイミングで成長期に入っているわけではないことを考えると、1回の脱毛で終わらせることはできないことがわかるでしょう。
毛周期と脱毛のタイミングについて、もう少し詳しく見てみましょう。

体の部位別毛周期と脱毛のタイミング

毛周期とは簡単にいうと、毛が生まれてから抜け落ちるまでのサイクルのことです。

生え変わるまでの期間の長さはバラバラ

体に生えている全ての毛が、同じタイミングで成長初期から休止期までのサイクルを繰り返しているわけではなく、生え変わるまでの期間の長さはバラバラです。

そして、体の部位によって毛周期の長さが異なるということも、毛が生え変わる期間の長短に影響を与えています。

部位毛周期の成長期毛周期の休止期
頭髪2~6年3~4カ月
全顔1~2カ月2~3カ月
ワキ3~5カ月3~5カ月
3~4カ月4~5カ月
4~5カ月4~6カ月
VIO1~2年1~1年6カ月
※毛周期には個人差があります。

医療脱毛は、成長期の毛を処理します。つまり、脱毛したい部位の成長期を狙って施術することが、効率的に脱毛できるポイントです。


部分脱毛にしても全身脱毛にしても、部位ごとの成長期に合わせて通院することが、良いと考えるかもしれません。けれども、全身脱毛の場合は、毛周期にピッタリ合わせようとすると何度も通院する必要があり、かえって効率が悪くなります。


脱毛範囲や肌の状態、ムダ毛の性質などには個人差があるため、その人に最適な通院頻度を決めることは不可能です。ただし、全身脱毛の目安として「2か月に1度の通院」と覚えておくと良いでしょう。

このように、私たちの体毛の毛周期にはばらつきがあります。
成長期に入っている毛の割合は、全体の10~20%ほど。
つまり、1回でできる医療脱毛の範囲は限られているということです。

医療脱毛=永久減毛

医療脱毛とは?

医療脱毛とは、医療レーザーと呼ばれる脱毛技術を使ってムダ毛を処理する脱毛方法のことです。

「医療レーザー脱毛」という言葉もありますが、これは「医療脱毛」とほぼ同義語です。

永久に毛が生えないという意味ではない

また、医療脱毛というと「永久脱毛」をイメージする人も少なくありません。

けれども、レーザー脱毛においては「永久脱毛=永久に毛が生えない」という意味ではない点に注意しましょう。

米国電気脱毛協会(AEA)と米国食品医薬品局(FDA)はともに、レーザー脱毛による「脱毛」を「Permanent hair reduction(永久的な減毛)」と位置づけています。

FDAの定義についてもう少し詳しく見てみましょう。

施術後の毛の再生量が
長期的に安定して減少していること。

毛周期(4~12カ月)に対して、
長期的に毛が生えない状態が続いていること。

参考:Diode Laser: Permanent hair “Reduction” Not “Removal”(National Library of Medicine)

医師コメント

つまり、医療レーザーでいう「永久脱毛」とはムダ毛が永遠に生えないという意味ではなく、「半永久的に減毛できる脱毛」ということなのです。

医療脱毛をおすすめできる人
医療脱毛のメリット・デメリット

医療脱毛の特徴をもとに、そのメリットとデメリットについて以下のようにまとめました。

医療脱毛のメリット

  • 長期間の高い減毛効果が期待できる(永久脱毛効果)
  • 部分脱毛から全身脱毛まで可能
  • 医療レーザーによる本格的な脱毛が期待できる
  • 有資格者による施術を受けられる
  • 脱毛後のムダ毛処理が楽になる
  • 美容脱毛と比べて通院回数が少なく済む

医療脱毛のデメリット

  • 肌のコンディションによって痛みを感じることがある
  • 他の脱毛方法よりも料金が高め
  • 照射力の高いレーザーをあてるためやけどをするリスクがある
  • 日焼け対策をする必要がある

このことから、以下のような人に医療脱毛はおすすめです。

  • ムダ毛の処理を楽にしたい人
  • 脱毛することでカミソリ負けを減らし、肌をきれいに保ちたい人
  • きれいに脱毛したい人
  • 半永久的に脱毛したい人
  • 背中やVIOなど自分で脱毛しにくい部分の脱毛を考えている人

医療脱毛を受ける前に知っておきたい留意点

医療脱毛を受ける際、以下のことに気をつける必要があります。

施術者が医療従事者かどうか確認する


照射力の高い医療脱毛機器を取り扱えるのは、医師や看護師などの有資格者と決められています。ただ残念なことに、クリニックでありながらも無資格者に照射を行わせているところもあるようです。

医療脱毛を受ける際は、医師または看護師が施術にあたることを確認するようにしましょう。

全ての人が医療脱毛を受けられるとは限らない


医療脱毛は、高い照射力を持つレーザーを使用します。

そのため、次に該当する人は医療脱毛を受けることができない、または断られる可能性がありますので注意が必要です。

  • 日光過敏症の人
  • レーザーに対してアレルギー反応のある人
  • 日焼けしている人
  • 肌荒れや湿疹といった症状が表れている人
  • 脱毛したい箇所にほくろやタトゥーがある人
  • 妊婦の方


ムダ毛の事前処理はカミソリを使う


医療脱毛を受ける前に、脱毛する箇所のムダ毛は処理しておく必要があります。
その際、ワックスや毛抜きなど、毛根から処理する方法は不可です。

なぜなら、メラニンに反応する医療レーザーの効果が期待できなくなってしまうからです。
施術前のムダ毛の処理は、カミソリでお願いします。


医療脱毛を受けた後肌トラブルを引き起こすことがある


有資格者によって行われる医療脱毛は、安全なイメージがあるかもしれません。
けれども、僅かですが肌トラブルが生じる可能性があります。

主な肌トラブルとして

  • やけど
  • 毛嚢炎(もうのうえん)
  • 硬毛化

が挙げられます。

やけど

医療レーザーは、レーザーの熱によって毛母細胞やバルジ領域にダメージを与えます。
このときの皮膚は、軽い炎症を起こした状態ですが、場合によっては症状が強くなることがあります。
照射後に塗布する炎症止めの薬を処方してくれるクリニックもありますので、照射後の数日は薬を塗って様子を見ましょう。
数日たっても症状が悪化する、または水ぶくれができた場合は、できるだけ早く施術を受けたクリニックを受診してください。

毛嚢炎

毛嚢炎とは、毛穴の奥に起こる炎症のことです。

医療レーザーの熱によって毛包など毛根を包んでいる部分に傷がつくと、そこにブドウ球菌などの細菌が入り込み、感染します。

毛嚢炎の症状はニキビと似ているため、区別がつかないかもしれません。

毛嚢炎ができたら、つぶそうとせずに保湿とUVケアで様子を見るのが一番です。

硬毛化

極まれにですが、脱毛を続けていく過程で産毛が太く濃くなっていくことがあります。

それが、硬毛化です。

硬毛化のメカニズムは明らかになっていませんが、医療脱毛や美容脱毛を受けることで症状が出ることがあります(特に、産毛を脱毛した後)。

硬毛化が発生した場合は、レーザーの出力を上げて対応を行います。

熱破壊式と蓄熱式の比較

医療レーザーは、照射方法によって「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類に分けられます。

レーザーの種類照射方法
アレキサンドライトレーザー熱破壊式
ダイオードレーザー蓄熱式、熱破壊式
ヤグレーザー熱破壊式

熱破壊式とは


熱破壊式は、毛のもととなる毛乳頭に高出力レーザーを照射し、ダメージを与えます。

熱破壊式によってダメージを与えられた毛はそれほど時間をあけずに抜け落ちるため、脱毛効果を実感しやすい傾向にあります。

少ない脱毛回数で減毛効果を得やすい脱毛方法ですが、熱破壊式は"黒色"に反応しやすいため、日焼けした肌に照射してもうまく脱毛できません。

また、太くて濃い毛の脱毛は得意でも、メラニン色素の薄い毛の脱毛は苦手なため、産毛の脱毛効果はあまり期待できないでしょう。

蓄熱式とは


表皮の近くには、毛の生成に関係している幹細胞(「毛包幹細胞」と「色素幹細胞」)の集まりがあり、そこから毛乳頭に毛を増やすよう命令を出しています。

これが、バルジ領域です。

蓄熱式は、このバルジ領域に低出力レーザーを繰り返しあてて蓄熱させ、その熱によってダメージを与える照射方法です。

レーザーの出力が低いため、熱破壊式よりも痛みを感じにくく、また根の浅い産毛にも効果があります。逆に、剛毛の脱毛は苦手です。

熱破壊式と蓄熱式どちらがおすすめ?

ここで、熱破壊式と蓄熱式の特徴と効果について比較してみましょう。

熱破壊式蓄熱式
照射方法高出力レーザーによる1発照射低出力レーザーによる連続照射
照射スピード速いが、蓄熱式と比べると遅いかなり速い
アプローチ先毛母細胞バルジ領域
反応しやすい毛の性質剛毛・太い毛産毛・細い毛
痛み毛の濃い部分に痛みを感じやすい熱破壊式と比べるとマイルド
即効性早い段階で効果を感じやすいジワジワと効果を感じる
毛の抜け方照射してから1~2週間以内にポロッと抜ける傾向にある照射してから2~3週間後に抜け始める
日焼けした肌機種による可能
向いている人・剛毛を処理したい人
・早く効果を感じたい人
・痛みがあまり気にならない人
・地黒の人または日焼けした肌の人
・産毛を脱毛したい人
・痛みを避けて脱毛したい人

両者の強みと弱みは、それぞれ対象的です。

ただ、蓄熱式は熱破壊式よりも歴史が浅く、永久脱毛できるかどうかについては疑問の余地があります。

永久脱毛の効果を実感したいのなら、熱破壊式がおすすめです。

イシュタルトリニティの特徴と効果

当クリニックでは、イシュタルトリニティ(Ishtar TriniTy)という最新の医療脱毛機器を使用しています。
イシュタルトリニティは、米国FDAに認可されている、安全性の高い医療脱毛機器です。
ここでは、イシュタルトリニティの特徴と効果について説明します。

イシュタルトリニティ4つの特徴

イシュタルトリニティには、以下4つの特徴があります。

異なる3波長のレーザーを
同時照射できる

真空吸引システムで
ジェル不要の脱毛を実現

モード切替が柔軟で
患者様に合わせた最適な脱毛が可能

照射面積が広く
よりスピーディーに脱毛できる

イシュタルトリニティの特徴

異なる3波長のレーザーを同時照射できる


イシュタルトリニティは

  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • YAGレーザー

と異なる3種類のレーザーを搭載し、同時照射することでコンビネーション脱毛を実現しています。

つまり、イシュタルトリニティがあれば、産毛から剛毛まで1台で済んでしまうということです。

コンビネーション脱毛のメリットはまだあります。

1つは、3波長同時照射することによって、脱毛時間をカットできること。そしてもう1つは、異なる性質の毛を同時に脱毛できることから、仕上がりがよりきれいになることです。

イシュタルトリニティの特徴

真空吸引システムでジェル不要の脱毛を実現


イシュタルトリニティは、バキュームハンドルと呼ばれるハンドピースを使って脱毛します。

真空吸引システムを搭載したバキュームハンドルは、レーザーを皮膚に可能な限り近づけて脱毛できるため、打ち漏れを軽減できます。

通常、脱毛にはジェルが必要です。

けれども、真空吸引システムを採用しているイシュタルトリニティは、ジェルなしで施術をします。

ジェルを塗られるとその後のベタベタが苦手という人も、安心して施術を受けていただけます。

イシュタルトリニティの特徴

モード切替が柔軟で
患者さんに合わせた最適な脱毛が可能


肌の状態や脱毛部位、毛の性質などには個人差があります。

イシュタルトリニティは細かくモード切替できるよう設計されていますので、患者様の状態にできるだけ合わせた最適な脱毛が可能です。

イシュタルトリニティの特徴

照射面積が広く
よりスピーディーに脱毛できる


イシュタルトリニティの照射面積は、15mm×45mm。

従来の脱毛機器と比べるとワイドで、短い照射時間で脱毛が可能です。                                                                                             

イシュタルトリニティの効果

イシュタルトリニティの効果は、使用する波長によって異なります。

どのような効果が期待できるのか、レーザーの種類別にまとめましたので参考にしてください。

アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーYAGレーザー
黒い色(メラニン)に反応しやすいため、剛毛の脱毛に効果的。濃い毛から産毛の脱毛まで対応している。・地黒や日焼けした肌でも脱毛効果が期待できる。
・剛毛や太い毛の脱毛が得意。

イシュタルトリニティで効果が得られる回数

イシュタルトリニティは、蓄熱式と熱破壊式の両方で脱毛処理が可能です。

効果を実感できる回数には個人差がありますが、蓄熱式・熱破壊式ともに、3~12回の施術が目安と考えてよいでしょう。

より具体的な回数を知りたい場合は、クリニックが実施しているカウンセリングの利用をおすすめします。

当クリニックでも、カウンセリングを実施していますので、気軽にお問い合わせください。

医療脱毛の効果と部位別回数の目安

ここでは、当クリニックにおける医療脱毛の特徴を3つご紹介します。

新の医療脱毛機器を採用


当クリニックでは、イシュタルトリニティを導入して医療脱毛を実施しています。
イシュタルトリニティを導入することで

  • 異なる肌の状態や毛の性質に幅広く対応した脱毛が可能
  • よりスピーディーな脱毛処理が可能

となり、できるだけ快適に施術を受けられるようになりました。

イシュタルトリニティは熱破壊式と蓄熱式の両方に対応していますが、当クリニックでは熱破壊式をメインに使用して脱毛効果を高めています。

資格者によるきめ細かなケア


医療脱毛を担当する当クリニックの医師/看護師は、常に患者様の肌の状態やコンディションを確認して施術を行っています。

例えば、カミソリ負けや痛みに敏感になっている肌には、通常よりも出力を低くしたり、ゆっくり照射したりするなどできるだけ負担をかけないように調節します。また、毛嚢炎の心配がある場合は、事前に薬を処方するなどの対応も可能です。

切な料金設定


「医療脱毛5回コース○円」など、医療脱毛をパッケージ化しているクリニックも少なくありません。
けれども、当クリニックではコース料金とせず、1回ごとに料金を設定しています。
コース料金はお得なサービスに見えますが、患者様にとって不利益になる事も少なくありません。

<よくある例>

  • 10回コースで契約したのに5回の時点で転勤が決まった。残りを消化できず、返金してもらう暇もなく、もったいない思いをした。
  • コースを半分消化した時点で全身の照射は不要になった。パーツ脱毛にしたけど差額分が無駄になった。
  • 2回目以降、なかなか予約が取れずに有効期限となった(新規契約を優先するクリニックの場合)。

そこで、当クリニックでは1回ごとに料金を設定する方法(都度払い)を採用し、さらに1回の施術料金を極力安価にしています。

当クリニックの医療脱毛の流れ

当クリニックにおける、イシュタルトリニティを使った施術の流れをご紹介します。

カウンセリング後に施術を受けていただく場合の流れになっています。

事前準備

医療脱毛を受ける場合は、脱毛前日または当日の朝に剃毛をお願いします。(施術当日に僅かな剃り残しが見られた場合は、無料で処理いたします)。
大規模な剃り残しに関しては1部位につき3,000円お支払いいただきます。

カウンセリング

来院後、医療脱毛について、担当者から説明があります。医療脱毛における効果や注意点などをお伝えしますので、ご不明点は遠慮なくお聞きください。
イシュタルトリニティは、日焼けした肌にも使用可能です。
けれども、使用すると効果が半減する可能性があります。脱毛を希望している部分は、できるだけ日焼けしないよう注意しましょう。
当クリニックでは、やけどのリスクを考慮し、日焼け直後の肌への照射はお断りしています。

お着替え

施術部位によっては、お着替えをお願いします。
お着替え・脱毛のお部屋は完全個室になりますので、周囲の目を気にする必要はございません。ご安心ください。

施術

イシュタルトリニティを適切なモードに設定して施術を開始していきます。
施術時間は、部位や脱毛範囲にもよりますが、およそ30~90分です。

イシュタルトリニティでは、痛みの心配はほとんどありません。
けれども、施術中に痛みが出て気になる場合は、施術者にお伝えください。
照射レベルの調整を行い痛みを軽減させます。

アフターケア

施術後、炎症を防ぐためのローションを塗布し、何も問題なければお帰りいただけます。

また、施術後は肌の保湿とUVケアを忘れないようにしましょう。

シャワーは当日可能ですが、脱毛した部分はとても敏感になっていますので、むやみにこすらないようご注意ください。入浴は、普段より手短に済ませましょう。

施術後に、赤みやかゆみが生じることがあります。

症状は1週間程度で消えますが、長引く場合は当クリニックまでお知らせください。

施術回数と通院頻度

イシュタルトリニティによる施術では、(照射部位等によって異なりますが)1~3回目頃から効果を感じ始めます(効果については個人差があります)。

通院頻度は脱毛の希望部位にもよりますが、顔脱毛は4週おき、全身脱毛は8週間おきが目安です。

医療脱毛で満足のいく結果を得るには、患者様の肌の状態や希望する脱毛部位などに合わせ、無理のないペースで施術することが大切です。

そのためにも、事前のカウンセリングで十分に担当者と話し合い、必要なことを確認しておくことが重要です。

医療脱毛に関する悩みや質問は、常に受け付けています。「施術するかどうか決めたわけではないけれど、医療脱毛について話を聞いてみたい」という場合も大歓迎です。気軽にお問い合わせください。

当クリニックの医療脱毛の施術費用

セット通常価格会員価格・男性会員価格・女性
全身パーフェクト(顔・VIO含む)60,000円54,800円39,800円
全身ベーシック(顔・VIO除く)55,000円49,800円39,800円
顔・首回り・うなじ19,000円14,800円9,800円
腕(二の腕+肘下)+ワキ19,000円14,800円9,800円
足(太もも+膝下)19,000円14,800円9,800円
体幹部前面(胸+腹)19,000円14,800円9,800円
体幹部後面(背中+臀部)19,000円14,800円9,800円
VIO19,000円14,800円9,800円
カウンセリング料・再診料・予約キャンセル料・炎症止めローション:無料
僅かな剃り残しは無料で剃毛しますが、大幅な剃り残しは1部位3,000円いただきます。
部位(パーツ)通常価格会員価格・男性会員価格・女性
10,000円7,900円4,900円
もみあげ10,000円7,900円4,900円
鼻下10,000円7,900円4,900円
あご10,000円7,900円4,900円
あご下10,000円7,900円4,900円
うなじ10,000円7,900円4,900円
10,000円7,900円4,900円
二の腕10,000円7,900円4,900円
肘下(肘・指先含む)10,000円7,900円4,900円
ワキ10,000円7,900円4,900円
胸(アンダーバストまで)10,000円7,900円4,900円
10,000円7,900円4,900円
背中上部10,000円7,900円4,900円
背中下部10,000円7,900円4,900円
太もも10,000円7,900円4,900円
ひざ下(ひざ・つま先含む)10,000円7,900円4,900円
臀部10,000円7,900円4,900円
Vライン10,000円7,900円4,900円
Iライン10,000円7,900円4,900円
Oライン10,000円7,900円4,900円
カウンセリング料・再診料・予約キャンセル料・炎症止めローション:無料
僅かな剃り残しは無料で剃毛しますが、大幅な剃り残しは1部位3,000円いただきます。

注)スタッフへの迷惑行為が確認された場合、警備会社及び警察に通報し、業務妨害として顧問弁護士に相談します。
注)剃毛が不十分な方が多いため、剃り残しが多い場合には1部位3,000円の負担をお願いいたします。

質問(FAQ)・お問い合わせ

医療脱毛についてのよくいただく質問

医療レーザー脱毛は毛の量や濃さで料金は変わりますか?

医療レーザー脱毛は白髪には反応しますか?

医療レーザー脱毛の部位と部位の境目が分かりません

医療レーザー脱毛は未成年でも受けられますか?

医療レーザー脱毛をキャンセルすると、1回分の料金がかかりますか?

自宅での剃毛はどこまで行えばいいですか?

剃毛はいつすればいいですか?

医療レーザー脱毛に学割・ペア割などはありますか?

日焼けした後も医療レーザー脱毛は可能ですか?

肌が黒いのですが脱毛はできますか?

照射漏れ(打ち漏れ)への対応はどうなっていますか?

レーザー脱毛と医療脱毛は違うのですか?

蓄熱式ともう一つのシステム、どちらがおすすめですか?

使用している医療脱毛の機械を教えてください。

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“初診料”、“再診料”、“カウンセリング料”等は頂いておりません

簡単ではありましたが、医療脱毛に関して解説させていただきました。

もしご興味持っていただけましたら、ぜひご相談にお越しください。

早めに施術を受けていただく事が、若くあり続けるための手助けとなります。

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