トータルスキンクリニック福岡天神院では、患者さま一人ひとりに合わせた美容治療をご提案しています。

本施術ページの監修医師

本施術ページは、医師が医学的観点から監修しています。

医療法人茜会 理事長/美容皮膚科 トータルスキンクリニック松山院 院長/トータルスキンクリニック福岡天神院 医師

当院のレーザートーニングは以下のお悩みに対応しております。

同じ機器のジェネシスとは、パルスの長さが違います

当院は、同じ1台の機器でジェネシスという施術も行っています。
波長はどちらも1064nmで同じですが、レーザーが出ている時間が違います。
トーニングは6ナノ秒、ジェネシスは0.3ミリ秒。およそ5万倍の差があります。

一瞬で叩けば色素が砕け、ゆっくり流し込めば熱が伝わってコラーゲンが作られる。同じ波長でも、時間の長さで肌の中の出来事が変わります。
この2つを1回の来院で続けて行う組み合わせを、当院ではジェネトンと呼んでご案内しています。詳しくは後半で触れます。

ピコトーニングは続けています。そのうえでレーザートーニングも行います

当院がこれまで行ってきたのは、ピコトーニングでした。
トーニングという枠で数えれば数千件になりますが、そのほとんどはピコによるものです。

今回の機器によるレーザートーニングは、約60名の方に延べ150回。まだ始まったばかりです。

ピコトーニングをやめたわけではありません。今後も続けます。そのうえで、なぜナノ秒の機器を並べて使うのか。
理由は、ピコトーニングがマイルドすぎる場面があるからです。

ピコ秒という単位は、ナノ秒の1000分の1です。

時間が短いぶん衝撃波としての作用が強く、熱の広がりは小さくなります。
肌への負担が軽い方式で、それは利点でもあります。

もっとも、色素沈着や、ある程度落ち着いた肝斑に対しては、物足りなさを感じられる方が少なくありません。
何回か続けても、動きが鈍い。そういうご相談を受けてきました。

ナノ秒のレーザートーニングは、そのぶん熱が周囲へ伝わります。色素への作用に加えて、コラーゲンの産生を促す働きも生じます。肌質のほうにも同時に手が入る、と言い換えてもいいかもしれません。

逆に、肝斑の活動性が高い状態では、ピコトーニングから始めるほうが無難だと当院は考えています。炎症が起きている肝斑に熱を足すと、かえって濃くなることがあるためです。
まず落ち着かせてから、レーザートーニングへ移る。この順番でご案内することがあります。

出力を上げないこと、ハンドピースを傾けないこと

当院のレーザートーニングは、全顔で3,000ショット前後。出力はメーカーの推奨範囲内に収めています。

トーニングにおいては、出力が高いこと、ショット数が多いことが、必ずしも良い結果につながりません。
むしろ逆に働くことのほうが多い施術です。

強く当てれば色素はよく壊れますが、色素を作る細胞そのものが傷つき、その部分だけ色が抜けて戻らなくなることがあります。これが白斑です。

もう一つ、当院がスタッフに徹底しているのが、ハンドピースを顔の凹凸に対して平行に当てることです。
顔は平面ではありません。
頬骨、鼻の脇、あごのライン。手元が少しでも傾くと、レーザーの当たり方にムラが生じ、一部だけエネルギーが集中します。

同じ出力で照射しているつもりでも、実際には強く入っている場所ができる。白斑は、そういう場所から生じます。

以前、他院で照射を受けてこられた方の肌を見せていただいたとき、頬の一部だけ色が抜けかけている所見がありました。
骨の出ている部分でした。ハンドピースが傾きやすい場所です。

当院がスタッフへの指導で頬骨とあごのラインの当て方を細かく確認し、院長が実際に手技を見るようにしているのは、こうした状態を見てきたからです。
出力の設定は数字で管理できますが、手元の角度は数字になりません。人が見るしかない部分です。

「変化がわからない」というご相談について

他院でレーザートーニングを続けてきた方が、当院に相談に来られることがあります。訴えとして最も多いのは、変化がわからない、というものです。

話をうかがっていくと、その方が消したかったのは老人性色素斑やそばかすだった、というケースが目立ちます。
輪郭がはっきりしていて、一つひとつ数えられるシミです。
これらに対してレーザートーニングの効果は乏しく、何回続けても薄くはなりません。

先日も、変化がないというご相談で来院された方がいらっしゃいました。
お話をうかがったところ、消したいと言われていたのは頬に散らばるそばかすでした。
この方にはトーニングではなく、IPLをご提案しています。当院で使用しているIPLは、カスタマイザーIPLという機器です。

施術に問題があったわけではありません。合っていない施術を選んでしまったことに、途中で気づけなかったという話です。

当院が初回にVISIAでの撮影を必ず行うのは、ここを分けるためです。
何を消したいのかを具体的にうかがったうえで、その色素が表皮にあるのか真皮にあるのか、肝斑が混じっていないかを画像で確認します。
レーザートーニングが向かないと判断すれば、そう申し上げます。
別の施術をご提案することもありますし、いま何もしないほうがいいとお伝えすることもあります。

まずは5回、が当院の目安です

レーザートーニングは、1回で色素を壊しきる施術とは違います。
弱い出力で少しずつ削っていく方式ですので、変化も少しずつ現れます。

当院がご案内している最初の目安は5回です。
3〜4週間の間隔をあけますので、期間にすると4〜5ヶ月ほどになります。
この時点で、ご自身で変化を感じられるかどうかを見て、続けるかどうかを判断していただきます。

とはいえ、これが唯一の受け方というわけでもありません。
数ヶ月に1回のペースで、他の施術のあいだに挟んでいく形でも構いません。

当院では、たるみ治療を続けていらっしゃる方が、その合間にトーニングを入れていく運用をご提案することもあります。
色調のほうは色調で、たるみのほうはたるみで、それぞれ時間をかけて進めていく形です。

ターゲットによっても変わります。

炎症のあとに残った色素沈着であれば5回を待たずに動くこともありますし、肝斑のように長く付き合う対象であれば、そこからさらに継続していただくことになります。

一例を挙げます。頬骨の上に左右対称の色があり、輪郭がぼんやりしている方に照射したケースです。
すでにトラネキサム酸の内服を半年間続けておられました。

3〜4週間の間隔で照射を重ね、3回目までは所見として拾えるほどの変化はありませんでしたが、5回を終えた時点で、頬全体の色調が均一に近づいている所見がありました。
ただ、同じ回数を重ねても、はっきりした差が出ない方もいらっしゃいます。

変化が出る対象は限られています

レーザートーニングで薄くなるのは、次のようなものです。

  • 肝斑
    頬骨のあたりに左右対称に広がる、輪郭のぼんやりした色です。
    根本から治すことはできませんが、いま作られている色素を減らしていくことはできます。
  • くすみと色ムラ
    顔全体がなんとなく暗い、部分的に色の濃淡があるという状態です。
    トーンが均一になることで、明るく見えるようになります。
  • 炎症後色素沈着
    ニキビや虫刺され、傷のあとに残った茶色い色です。
    時間の経過で薄くなっていくものですが、その速度を上げる方向に働きます。

共通しているのは、いずれも輪郭のはっきりしない、面としての色だということです。トーニングという名前のとおり、この施術が担っているのは色調を整えるところまでで、個別のシミを消すのは守備範囲の外にあります。

肝斑については、根治ではありません

ここは誤解の多いところです。

肝斑は、レーザートーニングで治る病気ではありません。
色素を作る細胞が過剰に働いている状態そのものは変えられず、施術をやめれば、また作られ始めます。
当院がお伝えできるのは、いま存在している色素を減らし、その状態を保っていくところまでです。

トラネキサム酸の内服を併用していただくことを、当院は強く推奨しています。
必須ではありませんが、照射だけで対応するより、色素が作られる側にも手を入れたほうが結果は安定します。

Dr. 分山博文

肝斑の方には、長い付き合いになりますと最初にお伝えしています。

数回で終わる話ではありません。ただ、それは悪いことばかりでもなくて、続けていれば濃くなる時期を越えられます。
夏に濃くなって、秋に戻す。そのくらいの感覚で構えていただくほうが、途中でやめてしまうより結果的にきれいな状態を保てます。

老人性色素斑・そばかす・ADMには効きません

老人性色素斑

頬やこめかみにできる、輪郭のはっきりした茶色いシミです。
年齢とともに増えていくもので、多くの方が「シミ」と呼んでいるのはこれにあたります。レーザートーニングでは薄くなりません

そばかす

鼻のまわりに細かく散らばる、生まれつきの要素が強い色素です。こちらも変化しません。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

頬骨のあたりに左右対称に出る、灰色がかった色です。肝斑と見た目が似ていますが、色素の位置が真皮の深いところにあります。レーザートーニングの弱い出力では、ほぼ効果がありません。

これらに対しては、当院ではルビーフラクショナルシミ取り放題(ピコスポット+炭酸ガスレーザー)など、別の方法をご提案します。トーニングを何回続けても薄くならないものに、時間と費用を使っていただく理由がありません

1回では、ほとんど何も起きません

レーザートーニングは、1回受けて鏡の前で変化が分かる施術ではありません。弱い出力で少しずつ色素を減らしていく方式ですから、当然といえば当然です。

変化を感じられないまま2回、3回と続くことに、不安を覚える方もいらっしゃいます。その気持ちは分かりますが、途中で強く当てて早めることはしません。それをすれば白斑の危険が上がります。この施術は、弱くて回数がかかることと、安全であることが同じ理由から来ています。

肝斑の活動性が高いときは、かえって濃くなることがあります

肝斑には、落ち着いている時期と、炎症を起こして活発になっている時期があります。
日焼けのあと、体調やホルモンバランスの変化、こすりすぎ。きっかけはさまざまです。

活動性が高い状態にレーザーの熱を加えると、色が濃くなる方向に働くことがあります

当院がこうした状態でピコトーニングから始めることをご提案するのは、そのためです。
まず落ち着かせてから、レーザートーニングへ移る。初回の診察で今どちらの状態かを見て、判断しています。

春の終わりに来院された方で、肝斑の色が濃くなっている状態でした。
照射をご希望でしたが、当院ではいったん見送り、内服と日常のケアを先にご提案しました。落ち着いたところで照射を始めます。

Dr. 分山博文

当院に来られて、トーニングをお断りすることがあります。

消したいものがトーニングの対象ではなかった場合と、肝斑が荒れている場合です。

前者はその場で別の方法をご提案しますが、後者は「今は何もしないでおきましょう」とお伝えすることもあります。何かをすることが、いつも正解とは限りません。

シミやくすみのご相談に対して、当院には複数の選択肢があります。
どれを選ぶかは、消したい色が何であるか、肝斑が混じっていないか
そしてどこまでダウンタイムを許容できるかで決まります。
当院が診察で何を見て振り分けているのかを、そのまま書きます。

まず、肝斑があるかどうかを見ます

これが最初の分かれ道です。
肝斑がある場合、輪郭のはっきりしたシミを狙って強く照射する施術は、選びにくくなります。
熱の刺激で肝斑が濃くなることがあるためです。
シミだけを消したつもりが、周囲の肝斑が悪化して全体としては暗くなった、ということが起こりえます。

当院が初回にVISIAでの撮影を行うのは、ここを判断するためです。
目で見ただけでは、肝斑と老人性色素斑が重なっている状態を見分けきれないことがあります。
画像で色素の分布を確認したうえで、順番を決めます。

肝斑が混じっていれば、先にレーザートーニングで全体を落ち着かせ、そのあとで個別のシミに手をつける。この順番になることが多くなります。

輪郭のはっきりしたシミが主訴なら、別の方法です

老人性色素斑やそばかすのように、一つひとつ数えられるシミを消したい場合、当院の選択肢はシミ取り放題(ピコスポット+炭酸ガスレーザー)かルビーフラクショナル、場合によってはIPLになります。

シミ取り放題は、狙ったシミに個別に照射する方法です。
ピコ秒のレーザーを使いますので、テープを貼っていただく必要はありません。
効果は最も確実です。

レーザートーニングには、この心配がほとんどありません。
弱い出力で少しずつ進める方式だからです。
その代わり、これらのシミには効きません。
速さと確実さを取るか、リスクの低さを取るか。

どちらが正しいという話ではなく、その方が何を優先されるかで決まります

ただ、知っておいていただきたいことがあります。日本人の肌では、照射したあとに炎症後色素沈着が生じることがあります。いわゆる戻りジミです。いったんきれいに取れたシミの場所が、数週間から数ヶ月してまた茶色くなる。ピコスポットでは3~4割ほどの方に生じるとされており、決してまれな現象ではありません。

出力の調整や、その方の肌質を踏まえた設定である程度は抑えられますが、当院が最も効果的だと考えているのはセラピューティックの併用です。シミ取り放題を受けられる方にこれをご案内しているのは、戻りジミを見越してのことです。

ルビーフラクショナルは、694nmという波長で肌全体を点状に照射する方法ですシミへの作用と肌質の変化を同時に狙えます。戻りジミが生じるのは数パーセント程度とされ、スポット照射と比べればかなり低い割合です。ただ、ゼロではありません。

IPLとの違い

当院にはIPLもあります。
幅広い波長を含む光を当てる機器で、薄いシミやそばかす、赤みに対して働きます。
1回あたりの変化はレーザートーニングより出やすく、シミにも赤みにも同時に対応できる点が利点です。

一方で、肝斑がある方には向きません
IPLの熱は肝斑を刺激することがあり、悪化させる可能性があります。

肝斑がなく、薄いシミと赤みを一緒に何とかしたいということであればIPL。
肝斑があるならレーザートーニング。この2つで分けています。

ピコトーニングとレーザートーニング

同じトーニングでも、当院は2種類を使い分けています。詳しくは前半に書きましたが、要点だけ繰り返します。

肝斑が活発に動いている時期は、ピコトーニングから。落ち着いた肝斑や色素沈着で、もう少し動かしたいときはレーザートーニングへ。

ピコのほうが肌への負担が軽く、ナノ秒のレーザートーニングのほうが熱の作用が大きい。この差を使い分けています。

ジェネシスとの併用(ジェネトン)について

当院でレーザートーニングをご案内するとき、実際にはジェネシスとの併用をお勧めしていることがほとんどです。今回の機器での150回は、すべてこの組み合わせでした。

色を薄くしていく施術だけを続けていると、肌の土台のほうは変わりません。
くすみが取れて明るくなっても、キメや弾力は別の話です。ジェネシスは同じ機器のパルスモードを使い、真皮を温めてコラーゲンの産生を促します。
1回の来院で、色と質の両方に手を入れられる。これが併用をご案内している理由です。

費用、所要時間、単独との違いについては、専用のページにまとめています。

Dr. 分山博文

シミを消したいと言って来られた方に、まずトーニングから始めましょうとお伝えすることがあります。
遠回りに聞こえると思います。

ただ、肝斑が下地にある状態でシミだけを狙うと、あとから全体が暗くなって、結局やり直すことになる。
順番を守ったほうが、最終的には早く終わります。急がば回れ、という言葉のとおりです。

当院がレーザートーニング・ジェネシスに使用しているレーザー機器は、国内で薬機法上の承認を受けていない医療機器です。
当院医師が個人輸入により入手しており、輸入手続きに国内の代理店が関与していますが、薬機法上の輸入者は医師個人です。

個人輸入された医療機器は、日本国内における医療機器不具合被害救済制度の対象外となります。
694nmのQスイッチルビーレーザー、および1064nm・532nmのQスイッチNd:YAGレーザーとして国内で承認を受けた機器は存在します。

ただし、これらと同一の光源を持ちながら、ロングパルスモードを併せて搭載した構成の国内承認機器は確認できていません。
本機器はイタリアの製造事業者による製品で、欧州および米国で販売されている機器です。

厚生労働省 医薬品等の個人輸入に関する注意喚起ページ

ここまで読んで、レーザートーニングが自分に必要かどうか、おおよそ見当がついたのではないかと思います。
当院がこの施術をご提案しているのは、次のような方です。

  • 肝斑がある方。頬骨のあたりに左右対称の色があり、
    輪郭がぼんやりしている。あるいは他院で肝斑と言われたことがある。
    この場合、選択肢はかなり絞られます。
  • 顔全体がなんとなく暗い色ムラがあるという方。
    特定のシミというより、トーン全体を整えたい場合です。
  • ニキビ傷のあとに残った茶色い色が、なかなか引かない方。
  • ダウンタイムを取れない方
    かさぶたもテープも生じませんので、翌日に予定があっても受けられます。

レーザートーニングの照射中に感じるのは、細かくパチパチとはじかれるような刺激です。弱い出力で当てていきますので、我慢を要するほどの痛みは出ません。麻酔は使いません。

全顔で3,000ショット前後を照射します。時間にして10分ほどです。鼻の周りや骨に近い部分では響く感じが強くなりますが、その場でお声がけいただければ調整します。

照射直後、うっすらと赤みが出ることがあります。
多くの場合15分から30分で引きます。表面を傷つけていませんので、かさぶたもできず、テープも要りません

その日のうちにメイクをして帰れます。洗顔も入浴も通常どおりで構いません。

その日のうちは、汗をかくような運動と長風呂を控えていただければと思います。血流が上がると、引いた赤みが戻ってくることがあります。それから、肝斑のある方はこすらないこと。摩擦は肝斑を濃くする要因ですので、普段以上に意識していただきたいところです。

レーザートーニングは、皮膚の表面を傷つけない施術です。ダウンタイムもありません。
それでも、この施術には固有のリスクがあります。順番に書きます。

レーザートーニングで最も重く見るべきリスクが、点状白斑です。顔に白い点が散らばったように色が抜け、多くの場合、元に戻りません。

原因は、色素を作る細胞そのものが壊れることです。レーザートーニングは色素を壊す施術ですが、出力が強すぎたり、同じ場所にエネルギーが集中したりすると、色素を作る側の細胞まで傷つきます。
壊れた細胞は再生しないため、その部分だけ色が作られなくなります。

当院がこれを避けるために行っていることは2つです。

ひとつは、出力をメーカーの推奨範囲内に収め、全顔3,000ショット前後にとどめること。強く当てて早く結果を出そうとしないこと。

もうひとつが、ハンドピースを顔の凹凸に対して平行に当てることです。
手元が傾くと当たり方にムラが生じ、一部にエネルギーが集中します。
設定上は同じ出力でも、実際に肌へ入る量は場所によって変わってしまう。
白斑はそういう場所から生じます。数字で管理できない部分ですので、当院ではここを最も丁寧に扱っています。

照射の間隔を3〜4週間あけていただくのも、同じ理由からです。前回のダメージが回復しないうちに次を重ねると、負担が蓄積して白斑を招くことがあります。

当院での発生状況について

当院で点状白斑が生じたことはありません。

ここで、この数字の中身をお伝えしておきます。当院がこれまで行ってきたのはピコトーニングで、こちらは数千件の実績があります。今回の機器によるレーザートーニングは、約60名の方に延べ150回です。

白斑が起きていないという事実を、レーザートーニングについて言えるだけの母数は、当院にはまだありません。ピコトーニングでの実績はありますが、方式が違う以上、そのまま置き換えて語ることはできません。

肝斑が濃くなることがあります

肝斑の活動性が高い時期に照射すると、色が濃くなる方向に働くことがあります。この場合、いったん照射を止めて、内服や生活面での対応に切り替えていただきます。

施術のたびに肌の状態をおうかがいしていますので、気になる変化があればお知らせください。予定していた回数の途中でお休みをご提案する場合がありますが、悪い兆候というより、順番を戻しているとお考えください。

そのほかに起こりうること

照射直後の一時的な赤みは、多くの方に生じます。15分から30分ほどで引きます。

まれに、照射後に一時的に色が濃くなったように見えることがあります。壊れた色素が表面へ排出される過程で生じるもので、しばらくすると落ち着きます。

ヘルペスの既往がある方では、刺激が引き金になって再発することがあります。診察のときにお伝えください。

注意が必要な方

妊娠中の方、光線過敏症のある方は照射をお断りしています。

光感受性を高める薬を服用されている場合も同様です。

日焼けの直後も、時期をずらしていただきます。
焼けた肌はメラニンが増えている状態で、エネルギーの入り方が変わるためです。

白斑の既往がある方、尋常性白斑と診断されたことのある方は、診察のうえで慎重に判断します。

Dr. 分山博文

白斑の話をすると、怖がられることがあります。

ただ、この施術を続けるかどうかを決めていただく前に、必ずお伝えしておきたいことです。

トーニングは弱く当てるからこそ安全な施術で、強く当てて早く結果を出そうとした瞬間に性質が変わります。
回数がかかるのは欠点ではなく、この施術がそういう設計だからです。

当院がご案内している間隔は、3~4週間です。

レーザートーニングについては、2週間ごとの照射も可能とされています。
実際、そうした間隔で行っている施設もあります。

ただ当院は、肌への負担を考えて広めに取っています。
前回の照射で受けたダメージが回復しないうちに次を重ねると、負担が蓄積し、白斑につながる可能性があるためです。
回復を待つ期間も、この施術の一部です。

逆に、あいてしまうことは気にしていただかなくて構いません。
5週、6週と延びたところで、それまでに減らした色素が戻ってくるわけでもありません。

最初の目安は5回です。3~4週間の間隔ですので、期間にすると4~5ヶ月ほどになります。

5回を終えた時点で、続けるかどうかを判断していただきます。
当院は都度払いですので、回数券の残りを気にして通い続ける必要はありません。

肝斑の方の場合、5回で終わることはあまりありません。色素を減らした状態を保つには、間隔をあけながら続けていただくことになります。夏に濃くなり、秋から冬にかけて戻していく。そういう周期で長く付き合っていく施術です。

レーザートーニングに、何回までという上限を当院は設けていません。
適切な出力と間隔を守っていれば、続けること自体が問題になる施術ではないためです。

ただし、これは「多く受けるほど良い」という意味ではありません
ある程度のところで変化は緩やかになりますし、目的が達成されればそこで終えて構いません。続ける理由がなくなったら、そうお伝えします。

レーザートーニングは、照射だけで完結させるより、他の手段と組み合わせたほうが結果が安定します。当院でご提案しているものを挙げておきます。

肝斑のある方には、トラネキサム酸の内服を強く推奨しています。必須ではありませんが、当院としては併用していただきたい立場です。

レーザートーニングが行っているのは、すでに作られた色素を減らすことです。
作られる側には手が入りません。

トラネキサム酸は、色素を作る指令が出るところに働きかけます。出口と入口の両方から挟む形になりますので、照射だけで進めるより結果が安定します。

内服には向かない体質の方もいらっしゃいますので、診察のときにご相談ください。

当院でご案内することが最も多いジェネシスとの組み合わせです。

同じ機器のパルスモードを使い、1回の来院で色と肌質の両方に手を入れます。今回の機器での150回は、すべてこの形でした。

エレクトロポレーション(ケアシスS)は電気の力で有効成分を届ける施術です。同じ日に行えます。

導入しているのはPN(ポリヌクレオチド)を含むアンプルで、PNには抗炎症作用が報告されています。
トーニングは色素を壊す施術ですので、程度の差はあれ組織に反応が起きています。
そこを鎮める方向に働く成分を入れておく、という考え方です。

肝斑のある方にとっては、こすらずに成分を届けられるという点にも意味があります。
摩擦は肝斑を濃くする要因ですので、手で塗り込む工程がないほうが安心です。

水光注射(ハイコックス)は肌の浅い層に薬剤を注入する施術で、同日に受けられます。

色を薄くすることと、肌に水分を抱えさせることは別の話ですので、両方に不満がある方には重ねる意味があります

針は、通常より一段細い34Gに変えます。
32Gが標準ですので、数字がひとつ上がるぶん細くなる計算です。
内出血のリスクを下げるためですが、それでも出るときは出ますので、翌日以降に予定がある場合は日を分けていただく形にしています。

日々のケアについて

肝斑のある方にお伝えしているのは、こすらないことです。
洗顔、タオル、化粧品を塗るとき。摩擦の刺激が肝斑を濃くします。

日焼け止めについても同様です。照射を続けていても、紫外線を浴び続けていれば色素は作られ続けます。施術と生活の両方が揃って、はじめて結果が出ます。

参考記事:→ 日焼け止め、毎日塗らないといけないの?患者さんに聞かれたので、答えます

※状況により、洗顔と診察が前後するケースもございます。

お気に入りの洗顔フォームなどをご持参いただいても大丈夫ですよ。

VISIAによる肌診断を行います。

撮影自体は数分です。何を消したいのかを具体的にうかがったうえで、その色素が表皮にあるのか真皮にあるのか、肝斑が混じっていないかを画像で確認します。

レーザートーニングが向かないと判断した場合は、その旨をお伝えします。

不安や疑問点がございましたら、医師や看護師にお気軽にご相談ください。

診察で照射範囲と設定を決めたあと、照射に移ります。

全顔で3,000ショット前後、時間にして10分ほどです。
麻酔を使わないため、待ち時間はありません。

照射後、赤みが引くまで少しお休みいただき、その日のうちにメイクをして帰れます。
ご来院から会計まで、初回はおよそ40分をみておいてください。

施術が終わりましたら、お会計をしていただいてご帰宅になります。
パウダールームはご自由にお使いください。

2回目以降は30分程度で終わります。

施術名部位通常価格(税込)会員価格(税込)
ジェネトン
(ジェネシス+レーザートーニング
全顔30,000円24,900円
→おすすめ施術対象
オプション成長因子マスクパック1枚(自宅用)無料無料
ジェネシス全顔
(8000ショット)
20,000円14,900円
オプション成長因子マスクパック1枚(自宅用)無料無料
レーザートーニング全顔(3000ショット)20,000円14,900円
オプション成長因子マスクパック1枚(自宅用)無料無料

トータルスキンクリニック福岡天神院では只今おすすめ施術をご用意しております。
詳しくはおすすめ施術一覧ページをご覧ください。

レーザートーニングついて
よくあるご質問

※質問をクリック(タップ)いただくと回答がご覧いただけます。

シミは消えますか

輪郭のはっきりしたシミは消えません。

老人性色素斑やそばかすは、レーザートーニングでは薄くならないためです。

薄くなるのは、肝斑・くすみ・色ムラ・炎症後の色素沈着といった、面として広がっている色です。

何回で効果が出ますか

当院の目安は5回です。

3〜4週間の間隔ですので、4〜5ヶ月ほどかかります。

1回や2回で変化を感じられることは、ほとんどありません。

肝斑は治りますか

治りません。
肝斑は、色素を作る細胞が過剰に働いている状態そのものが変わらない疾患です。

レーザートーニングでできるのは、いま存在している色素を減らし、その状態を保つことです。やめれば、また作られ始めます。長く付き合っていく前提でお考えいただければと思います。

白斑が心配です

当院がこの施術で最も重く見ているリスクです。

出力をメーカーの推奨範囲内に収め、全顔3,000ショット前後にとどめ、照射の間隔を3〜4週間あけています。

加えて、ハンドピースを顔の凹凸に対して平行に当てることを徹底し、院長が実際に手技を見るようにしています。

手元が傾くと当たり方にムラが出て、一部にエネルギーが集中するためです。

それでも危険がゼロになるわけではありませんので、心配な点があれば診察のときにお尋ねください。

トラネキサム酸は必ず飲まないといけませんか

必須ではありません。

ただ、肝斑のある方には強く推奨しています。照射だけで進めるより、結果が安定します。

施術後すぐにメイクはできますか

直後から可能です。

かさぶたもできず、テープも不要です。

間隔があいてしまったのですが、最初からやり直しですか

やり直しにはなりません。

それまでに減らした色素が戻るわけではないので、続きから進めていただければ大丈夫です。

逆に、間隔を詰めることは避けてください。

ピコトーニングとどちらがいいですか

どちらが上ということはなく、状態で使い分けています。

肝斑が活発に動いている時期は、肌への負担が軽いピコトーニングから。

落ち着いた肝斑や色素沈着で、もう少し動かしたい場合はレーザートーニングへ。

当院は両方を持っていますので、診察のうえでご提案します。

他院で何回か受けましたが、変化がありませんでした

よくうかがうご相談です。

消したかったものが、この施術の対象ではなかった可能性があります。

当院では初回に肌診断機で撮影し、そもそも受けるべき施術かどうかを先に判断しています。

ジェネシスと一緒に受けたほうがいいですか

当院ではその形をご案内しています。

レーザートーニングは色に、ジェネシスは肌質に働きますので、担当する領域が重なりません。

同じ機器で続けて照射できますので、1回の来院で済みます。詳しくは専用のページをご覧ください。

本施術ページの医師監修について

本施術ページは、施術内容・リスク・注意点について医師が医学的観点から監修しています。

医療法人茜会 理事長/美容皮膚科 トータルスキンクリニック松山院 院長/トータルスキンクリニック福岡天神院 医師

【監修コメント】

内科・外科を含む総合診療医として経験を積んだのち、美容外科・美容皮膚科へ転科。美肌・若返り・アンチエイジング治療を中心に、誠実な美容医療を追求してきました。

本施術は、肌質や症状によって効果の感じ方に個人差があります。
リスクやダウンタイムについて正しく理解したうえで、医師の診察を受けてから検討することが重要です。

理事長プロフィール・経歴はこちら

理事長:分山 博文(わけやま ひろふみ)

略歴

  • 2007年 大学卒業後、市中病院にて内科・外科など総合診療に従事
    大手美容クリニックにて院長
  • 鶴舞公園クリニック及び複数の個人クリニックにて、美肌・若返り治療と美容医療のあり方を学ぶ
  • 2021年 トータルスキンクリニック開院
  • 2023年 医療法人茜会を設立し、理事長兼院長として現在に至ります。
  • 2026年 愛媛県松山市にトータルスキンクリニック松山院を開院

専門分野
美肌治療/若返り治療/アンチエイジング/美容皮膚科・美容外科

目次