引き上げたい。
でも、頬はこけさせたくない。
医療ハイフは、SMAS筋膜に熱エネルギーを届け、フェイスラインのたるみやもたつきを筋膜から引き上げるリフトアップ施術です。
ただ、強く、たくさん照射すればいいわけではありません。
顔の脂肪量を見ずに照射すると、必要な脂肪まで減らし、頬のコケを助長することがあります。
筋膜には、しっかり熱を届ける。
必要な脂肪は、できるだけ守る。
当院では、顔の脂肪量・骨格・たるみの状態を医師が診察し、照射する深さや部位、出力を一人ひとり設計しています。


引き上げたい。
でも、頬はこけさせたくない。
医療ハイフは、SMAS筋膜に熱エネルギーを届け、フェイスラインのたるみやもたつきを筋膜から引き上げるリフトアップ施術です。
ただ、強く、たくさん照射すればいいわけではありません。
顔の脂肪量を見ずに照射すると、必要な脂肪まで減らし、頬のコケを助長することがあります。
筋膜には、しっかり熱を届ける。
必要な脂肪は、できるだけ守る。
当院では、顔の脂肪量・骨格・たるみの状態を医師が診察し、照射する深さや部位、出力を一人ひとり設計しています。

理事長コメント
Dr. 分山博文
このページは、院長の分山が自ら文献や海外の情報を調べ、日々の診療で感じていることも交えながら執筆しました。
業者に依頼したわけでも、AIに丸投げしたわけでもありません。
その分、読みにくい部分や誤字脱字があるかもしれませんが、気づいた都度修正していきます。
美容医療の情報は玉石混交なので、少しでも「ちゃんとした情報」をお伝えできれば、と思っています。
トータルスキンクリニック福岡天神院では、患者さま一人ひとりに合わせた美容治療をご提案しています。
本施術ページの監修医師
本施術ページは、医師が医学的観点から監修しています。

分山 博文(わけやま ひろふみ)
医療法人茜会 理事長/美容皮膚科 トータルスキンクリニック松山院 院長/トータルスキンクリニック福岡天神院 医師
医療ハイフとは

HIFU(ハイフ)とは、「High Intensity Focused Ultrasound」の略称で、日本語では『高密度焦点式超音波』と呼ばれます。
もともとは前立腺がんや子宮筋腫など、医療現場における治療技術として開発されました。
その技術を美容領域に応用したのが、今日の医療ハイフです。
仕組みをひとことで言うと、超音波を皮膚の内部の一点に集中させ、そこだけを加熱するというものです。
虫眼鏡で太陽光を一点に集めると紙が焦げるのと同じ原理です。
表皮を傷つけることなく、皮膚の深部だけをピンポイントで加熱できるため、切開を必要とせず、ダウンタイムも少ない施術として広まりました。
ただ、知っておいていただきたいことがあります。
この施術は「やれば必ず引き上がる」というものではありません。
効果には個人差があり、肌の状態や照射の設計によっても大きく変わります。
超音波を皮膚の深部に届ける仕組み

超音波は、特定の深さに焦点を合わせて照射します。
焦点の深さは、装着するカートリッジ(照射チップ)を替えることで調整します。
焦点が当たった部分の組織温度は瞬間的に60〜70℃前後まで上昇し、熱凝固が起きます。
これによりコラーゲン線維が収縮して即時的な引き締めが生じると同時に、その後の組織修復過程でコラーゲンが新たに作られていきます。
照射された部分の外側は、ほとんど熱の影響を受けません。
これが医療ハイフの大きな特徴で、表皮にダメージを与えずに深部へアプローチできる理由です。
SMAS筋膜が、たるみの根本にある理由

私たちの顔の構造は、外側から順に、表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS筋膜(スマス筋膜)・表情筋という層になっています。
SMAS筋膜とは、表情筋の直上に広がる薄い結合組織の膜で、正式には「表在性筋膜」といいます。
若いうちはこの筋膜に張りがあり、その上の脂肪や皮膚をしっかり支えています。
ところが加齢とともに筋膜が緩むと、支えを失った組織が重力に従って下垂し始めます。
これがたるみの本質的なメカニズムの一つです。
顔のたるみを何とかしようと思うと、真皮や脂肪層だけでなく、この筋膜層にまで届かなければ根本的な変化は出しにくい。
医療ハイフが注目される理由は、切開せずにSMAS筋膜へ直接熱刺激を加えられる、現状ほぼ唯一の照射施術だからです。

理事長コメント
Dr. 分山博文
ハイフという言葉だけが独り歩きしていて、「なんかリフトアップできるらしいやつ」くらいの認識で来られる方が少なくありません。
気持ちはわかります。私も最初に勉強したとき、思ったより複雑な施術だと感じました。
効果を左右するのは機器よりも照射設計です。
どの層に、どの出力で、どのくらい熱を届けるか。ここに差が出ます。仕組みを理解してから受けると、結果への納得感が変わってきます。
当院の医療ハイフ機器について
当院で使用しているのは、韓国WONTECH社が開発した医療ハイフ機器『ハイジオ』です。
WONTECH社は、当院でも導入している高周波機器オリジオシリーズを手掛けるメーカーで、韓国の美容医療機器市場においてトップシェアを誇ります。
ハイジオは、その同社が培ってきたハイフ技術を結集した機器です。
ハイジオを選んだ理由

医療ハイフの機器は、国内外に多数あります。
筋膜へのアプローチ力、照射の安定性、痛みの程度、そしてコストパフォーマンス。
これらのバランスを総合的に判断したうえで、現在はハイジオを採用しています。
ハイジオの特徴は、SMAS筋膜・脂肪層・真皮層の3層に照射できることです。
カートリッジを使い分けることで、それぞれの深さに超音波エネルギーを届けます。
ショットスピードが速く、全顔の施術が30分程度で完了するため、身体的な負担も少なくすみます。
エントリー向けの機器という印象を持たれることもありますが、当院での使用感としては、SMAS筋膜へしっかり熱を届けるという点で、十分な手応えを感じています。
満足度の高さも、使用経験のある4台の中で最も安定しています。
加えて、当院ではWONTECH社の技術者を定期的に招き、照射方法の見直しと精度の確認を続けています。機器を導入して終わり、ではなく、使いながら改善していく体制を取っています。
3台の機器を経て、現在の選択に至るまで

当院はこれまで、ユーティムス・ニューダブロ・ハイフXと、3台の機器を使用してきました。
それぞれに特徴があり、当時は最善の選択をしてきたつもりです。
ただ、実際に施術を重ねるなかで、機器ごとの特性と限界が少しずつ見えてきました。
患者様の術後の変化、満足度のフィードバック、そして院内での照射精度の検証。
そういった積み重ねを経て、現在のハイジオにたどり着きました。
機器を変えるたびに「これでいい」と思って導入しています。
ただ、医療機器の進歩は速い。今後もより良い選択肢が出てくれば、検討を続けるつもりです。
現状、ハイジオは当院にとって最も納得のいく選択です。

理事長コメント
Dr. 分山博文
当院には年間2万名近くの患者様が来院しており、医療ハイフだけで月間100名近くの方が施術を受けています。
数をこなしてきたからこそ見えてきたことがあります。
4台目のハイジオに落ち着くまでに、それなりの時間がかかりました。
機器を変えるたびに「今度こそ」と思うのですが、使い込んでみないとわからないことが多い。
ハイジオは派手さはないですが、筋膜への熱の届き方と患者様の満足度が、これまでで一番安定しています。機器の名前より、その機器で何ができるかを大切にしています
3層への照射設計
医療ハイフの機器によって、アプローチできる深さはさまざまです。
ハイジオは、SMAS筋膜・脂肪層・真皮層の3層に照射できる設計になっています。
カートリッジを使い分けることで、狙った深さに超音波エネルギーを届けます。
SMAS筋膜・脂肪層・真皮層へのアプローチ

最も深い層であるSMAS筋膜(皮下約4.5mm)への照射が、医療ハイフの主な目的です。
筋膜に熱を加えることでコラーゲン線維が収縮し、たるんで下垂した組織を内側から引き上げます。
脂肪層(皮下約3.0mm)への照射は、フェイスラインの引き締めに関わります。
ただし、ここには注意が必要です。
脂肪層への熱照射は、過剰に行うと脂肪が減りすぎて頬がこける原因になります。
もともと頬の脂肪が少ない方、あるいは痩せ型の方に対して脂肪層を積極的に照射することは、当院では推奨していません。
実際、当院でハイフを受ける方の約半数は、脂肪層への照射について慎重な判断が必要なケースです。
顔の状態を診て、出力や照射深度を調整しながら、リスクを最小限に、満足度を最大限にする設計を心がけています。
真皮層(皮下約1.5mm)への照射は、肌質改善が目的です。コラーゲンの生成が促され、ハリや弾力の改善が見込めます。
それでも医療ハイフが苦手なこと

医療ハイフは、脂肪層と真皮層へのアプローチが得意な施術ではありません。
超音波は焦点を絞って一点に熱を届ける技術です。
広い面積に均一に熱を加えるなら、高周波(RF)のほうがずっと向いています。
脂肪層の引き締め、真皮全体のケア、肌質改善を主に考えるなら、高周波を軸にしたほうが合理的です。
医療ハイフが唯一無二の力を発揮するのは、SMAS筋膜への直接アプローチです。
その一点において、現在の照射施術の中で代わりになるものはありません。
どの施術を選ぶにしても、まず「何を変えたいのか」を整理することが先です。
「たるみが気になる」というひとことでも、筋膜の緩みが主因なのか、脂肪や皮膚のたるみが主因なのかによって、適した施術は変わります。
当院では診察のうえで、医療ハイフが本当に合っているかを判断しています。

理事長コメント
Dr. 分山博文
ハイフの照射設計で一番気を使うのは、脂肪層をどう扱うかです。
フェイスラインを引き締めたいと思っても、頬の脂肪が少ない方に同じ照射をすれば、コケを助長するだけです。
筋膜にしっかり届けながら、脂肪は守る。
このバランスを毎回の診察で確認しながら決めています。
来院される方の約半数は、脂肪層の照射について一緒に慎重に考える必要があります。
同じ機器を使っても、設計次第で結果はまったく変わります。
こんな方に向いています

医療ハイフが特に向いているのは、筋膜の緩みが目立ち始める30代以上の方です。
年齢を重ねるにつれて筋膜の弾力は落ちていき、フェイスラインのもたつき、ほうれい線の深まり、輪郭のぼやけといった変化が出てきます。
- フェイスラインのたるみ・もたつきが気になる方。
- 以前と比べて輪郭がぼやけてきたと感じる方。
- ほうれい線やマリオネットライン
(口角から顎に向かって伸びるしわ)が気になり始めた方。
- メスを使わずにリフトアップしたい方。
- ダウンタイムを極力抑えたい方。
なお、若い方でも筋膜の緩みが生じることはありますが、20代前半で脂肪が少ない方には、
医療ハイフより別のアプローチが向いている場合がほとんどです。

理事長コメント
Dr. 分山博文
30代でハイフを受けることに「早すぎる」と感じる方もいます。
ただ、たるみが軽度なうちのほうが、少ない照射量で変化を出しやすい。
たるみが強くなってからでは、ハイフだけでは対応しきれないことも増えます。
「もう少し様子を見てから」という気持ちはわかりますが、たるみは待っていてもよくなりません。
気になり始めたタイミングで一度相談に来てください
注意が必要な方・向いていない方
医療ハイフはすべての方に向いた施術ではありません。
次のような方は、施術をお断りするか、受ける場合でも慎重な判断が必要です。
- 妊娠中の方
- 施術部位に金属プレートやペースメーカーなど埋め込み型デバイスがある方
- 施術部位に金の糸(ゴールデンスレッド)が入っている方
- 皮膚に活動性の炎症・感染症がある方
- 施術部位に悪性腫瘍がある、またはその疑いがある方
- 頬がすでにこけている方・顔の脂肪が極端に少ない方
上記のようなかたは慎重に考えていただきたいケースです。
こういった方に脂肪層を含む照射を行うと、コケをさらに助長するリスクがあります。
向いているかどうかは、カウンセリング時に医師が判断します。
「自分に合っているかわからない」という方も、まず相談だけでも構いません。

理事長コメント
Dr. 分山博文
「ハイフが向いていない」と判断してお断りするケースは、実際にあります。
頬がもともとこけ気味の方、極端に痩せている方がそれにあたります。
こういった方にハイフを勧めることは、当院の方針に合いません。
来院してくれたのに帰っていただくのは、正直こちらも気まずいです。
ただ、合わない施術を売るよりも、「それより先にこちらを」とお伝えするほうが、長い目で見ると信頼につながると思っています。
期待できる効果
医療ハイフで最も変化を感じやすいのは、フェイスラインの輪郭です。
SMAS筋膜に熱が加わることでコラーゲン線維が収縮し、たるんで下垂していた組織が内側から引き上げられます。
施術直後から変化を感じる方もいますが、コラーゲンが新たに作られることによる
リフトアップ効果は、1〜2ヶ月かけて徐々に出てくることが多いです。
当院調べでは、83%の方が2ヶ月以内に変化を感じたとお答えいただいています。
効果の持続期間は個人差がありますが、6ヶ月〜1年程度を目安にしています。
加齢は施術後も続くため、一度受けたら永続するものではありません。
リフトアップ・輪郭の引き締め

主に変化が出やすいのは、フェイスラインのもたつきの改善、ほうれい線・マリオネットラインの浅化、顎下のたるみの引き締め、全体的な輪郭の引き上げ感です。
ただし、これらはあくまで筋膜へのアプローチによる変化です。
皮膚そのものの質感改善や、脂肪層の大きな変化を求める場合は、別の施術も合わせて考える必要があります。

理事長コメント
Dr. 分山博文
ハイフの効果は、劇的ではなく漸進的です。「受けた翌日から別人」とはなりません。
1〜2ヶ月かけてじわじわ変化が出て、鏡を見るたびに「あ、なんか変わったかも」と気づく方が多い。それが自然な経過です。
即効性を求めるなら、糸リフトのほうが向いています。
目的と期待値を整えてから受けていただくと、「思っていたのと違う」という感想にはなりにくいと思います。
痛み・麻酔について

医療ハイフは、照射時にある程度の痛みを伴う施術です。
「全く痛くない」とお伝えするのは正確ではありません。
ただし痛みの程度には個人差があり、多くの方は「じんじんする」「熱い感覚がある」と表現されます。
痛みが出やすいのは、骨に近い部位や皮下組織が薄い部分への照射時です。
頬骨周辺や顎のラインなどは、とくに感じやすい傾向があります。
当院では麻酔クリームは使用していません。
麻酔クリームは筋膜の深さには効かず、使用することで皮膚が膨張し、照射深度の精度に影響が出る可能性が指摘されているためです。
痛みが強い場合は照射出力の調整で対応しています。
ただ、知っておいていただきたいことがあります。
当院では出力を下げて痛みを抑えるより、適切な出力でしっかり筋膜に熱を届けることを優先しています。
出力を必要以上に下げると、筋膜への熱刺激が不十分になり、効果が出にくくなります。
痛みへの不安が強い方は、施術中に遠慮なくお伝えください。

理事長コメント
Dr. 分山博文
正直に言うと、私自身、ハイフの痛みは苦手です。
受けるたびに「うっ」となります。
それでも、年齢的にも将来のためにも受けておくべき施術だとわかっているので、半年に1回、我慢して受けています。
「院長でも痛いんですか?」と聞かれることがありますが、痛いです。
ただ、耐えられない痛みではないし、あの痛みはちゃんと届いているサインでもあります。
麻酔クリームを使わない理由については本文の通りで、筋膜の深さには届かないため、使っても痛みの軽減にはほとんどなりません。
ダウンタイム

医療ハイフのダウンタイムは、一般的に軽微です。多くの方は施術当日からメイクが可能で、日常生活への支障はほとんどありません。
施術後に出やすい反応として、施術部位の赤みや熱感があります。
これらは数時間以内に落ち着くことがほとんどです。まれに軽度の腫れやむくみが出ることもありますが、数日以内に引きます。
ただ、知っておいていただきたいことがあります。
深部への照射を行うため、翌日以降に「じわじわした鈍痛」や「触れると少し痛い」と感じる方がいます。
これは組織への熱刺激に対する正常な反応で、通常1週間以内に落ち着きます。
施術当日は長時間の入浴・激しい運動・飲酒は避けてください。
体温が上がると照射部位に余分な炎症が加わりやすくなります。シャワーは当日から問題ありません。
なお、ダウンタイムの程度は出力の強さや照射範囲によっても変わります。
当院では必要以上に強い出力はかけませんが、筋膜にしっかり熱を届けた場合、それなりの反応が出ることはあります。

理事長コメント
Dr. 分山博文
「ダウンタイムなし」と書いているクリニックが多いですが、厳密には正確ではありません。
翌日に軽い鈍痛が出ることはあります。それ自体は正常な反応です。
むしろ、まったく何も感じない場合は、筋膜に十分な熱が届いていない可能性もある。
「ダウンタイムがほとんどない」は正しい表現ですが、「ゼロ」とは言い切れません。正直に書いておきます。
副作用・リスク
医療ハイフは非侵襲的な施術ですが、リスクがないわけではありません。
よくある反応から稀なリスクまで、事前に知っておいてほしいことをまとめます。
最も気をつけたい『コケ』のリスク

医療ハイフで最も注意が必要な副作用は、頬のコケです。
脂肪層への照射を繰り返すことで、皮下脂肪が必要以上に減少し、頬がこけた印象になることがあります。
これはハイフ特有のリスクで、高頻度で施術を受け続けることで生じやすくなります。
もともと頬の脂肪が少ない方、痩せ型の方、すでに頬がこけ気味の方は特にリスクが高いです。
当院では施術前の診察で顔の脂肪分布を確認し、脂肪層への照射量を個別に調整しています。
コケが生じた場合、ヒアルロン酸注射などによるボリューム補充を検討することになります。
その他に起こりうる反応

赤み・熱感は施術後数時間以内に落ち着くことがほとんどです。腫れ・むくみが出ることもありますが、通常数日以内に引きます。
稀なリスクとして、神経への影響があります。
顔面には多くの神経が走っており、解剖の知識なしに照射すると、一時的な感覚の鈍さやしびれが生じることがあります。
多くは数週間以内に回復しますが、まれに長引くケースも報告されています。
だからこそ、医師が照射する医療機関を選ぶことが大切です。
また、火傷のリスクもゼロではありません。
適切な出力管理と照射技術でリスクは最小限に抑えられますが、同一部位への過剰な照射や不適切な機器の使用によって生じることがあります。
正直に申し上げると、当院でも過去に3件、火傷が生じたケースがありました。
その都度、照射方法とプロトコルを見直し、再発防止に取り組んでいます。
ゼロにできていないことは事実ですが、同じ原因で繰り返さないための検証を続けています。

理事長コメント
Dr. 分山博文
当院に来院される方の2〜3割は、頬のコケに悩んで来られます。
ただ、必ずしもハイフが直接の原因とは限りません。
加齢による脂肪萎縮や体重減少が主因のケースも多い。
それでも「ハイフを受けてから気になり始めた」という訴えは少なくなく、照射設計の重要性を改めて感じます。
ハイフは筋膜を引き上げる力がある一方、脂肪を減らす力もあります。
この二面性を理解せずに照射設計を組むと、リフトアップどころか老けた印象になりかねない。
「ハイフをやりすぎた顔」というのが、美容業界では密かに問題になっています。
派手な宣伝をしているクリニックほど、このあたりの説明が薄いことが多い、というのが正直なところです。
通院間隔・回数の目安
医療ハイフは、適切な間隔を守ることが効果と安全性の両方に関わる施術です。
「定期的に受けるほど良い」というものではありません。
むしろ、やりすぎることによるデメリットのほうが、頻度を上げることによるメリットを上回るリスクがあります。
年代別に頻度が変わる理由

当院では、年代を目安に以下の通院間隔を推奨しています。
| 年代 | 医療ハイフの通院間隔の目安 |
|---|---|
| 30代 | 年に1回程度 |
| 40代 | 9ヶ月に1回程度 |
| 50代以上 | 6ヶ月に1回程度 |
年代が上がるにつれて間隔が短くなるのは、加齢とともに筋膜の緩みが進むスピードが速くなるためです。
30代であれば筋膜の回復力もまだ十分にあり、1年に1回の施術でもコラーゲンの維持・再生が追いつきやすい。
一方50代以上では、筋膜の弾力低下が速いため、より短いサイクルでのメンテナンスが合理的です。
ただし、これはあくまで目安です。実際の通院間隔は、前回施術後の変化の出方や、たるみの状態を診て個別に判断します。
当院が強い出力×長い間隔にこだわる理由

医療ハイフにおける出力と頻度の設計は、クリニックによって考え方が異なります。
出力を弱めにして3ヶ月ごとに照射するアプローチと、しっかりした出力で間隔を開けて照射するアプローチ
当院は後者を選んでいます。
理由は明確です。筋膜にある程度の熱刺激を加えなければ、コラーゲンの収縮と新生は十分に起きません。
弱い出力での高頻度照射は、効果が薄い割に脂肪層への累積ダメージが蓄積しやすく、コケのリスクが上がります。
当院では安全域の中でも強めの出力を意識しており、その分、照射間隔をしっかり取ることで組織の回復時間を確保しています。
しっかり熱を届け、その後に組織が回復・再構築される時間を十分に取る。
これが当院の照射設計の基本的な考え方です。

理事長コメント
Dr. 分山博文
「3ヶ月ごとにハイフを受けています」という方が相談に来ることがあります。
そのペースだと、脂肪への累積ダメージが心配です。
「もう少し間隔を開けましょう」とお伝えすると、たいてい拍子抜けされます。
効果を上げたくて頻度を増やしていたのに、逆に間隔を空けるよう言われるわけですから、そうなるのも無理はありません。
ただ、ハイフはやればやるほど良くなる施術ではありません。
筋膜に熱刺激を与えて、回復させる。この繰り返しです。回復の時間を省くと、蓄積ダメージだけが残ります。
他の施術との組み合わせ
医療ハイフは筋膜へのアプローチに特化した施術です。
たるみの原因が筋膜の緩みだけであれば医療ハイフ単独でも対応できますが、
年齢を重ねるにつれて皮膚・脂肪・骨格といった複数の層が複合的に変化します。
目的に応じた組み合わせが、より自然で満足度の高い結果につながります。
高周波との役割分担
(サーマジェンEvo・オリジオKiss RF・デンシティ)

高周波(RF)は、広い面積に均一に熱を加えることが得意な施術です。
真皮全体のコラーゲン生成、脂肪層の引き締め、肌質改善を主に考えるなら、医療ハイフより高周波のほうが向いています。
医療ハイフで筋膜を引き上げながら、高周波で真皮・脂肪層を整える。
この組み合わせは、たるみに対して多層的にアプローチできるため、当院でも多くの方にご提案しています。
当院ではサーマジェンEvo・オリジオKiss(RF)・デンシティと、用途や肌の状態に応じて使い分けられる複数の高周波機器を導入しています。
どの機器が適しているか、いつでもご相談ください。
ソフウェーブとの同日併用について

ソフウェーブは、真皮の浅い層にコラーゲン・エラスチンの再生を促す超音波デバイスです。
医療ハイフが筋膜にアプローチするのに対し、ソフウェーブは皮膚のハリや弾力、きめの改善を主な目的にしています。
作用する層が異なるため、同日に併用できます。
当院では1日に2名前後の方がハイフとソフウェーブを同日で受けられています。
「リフトアップと肌質改善を同時に進めたい」という方にはよくご提案する組み合わせです。
糸リフト・プロファイロ・ジャルプロスーパーハイドロとの使い分け

たるみの程度が強く、照射施術だけでは対応が難しい場合は、糸リフトもご検討ください。
糸リフトは皮下に特殊な糸を挿入して物理的に組織を引き上げる施術で、即効性という点では照射施術を上回ります。
ただし侵襲を伴うため、当院ではまず照射施術での変化を確認したうえで、糸リフトを検討される方が多いです。
プロファイロとジャルプロスーパーハイドロは、どちらも皮膚の水分保持力やハリを改善する注射製剤です。
医療ハイフでリフトアップした輪郭を土台に、皮膚そのものの質感を底上げするイメージで組み合わせることがあります。
たるみを遅らせるという意味でも、継続的に使いやすい選択肢です。

理事長コメント
Dr. 分山博文
ハイフと高周波は、役割がはっきり違います。
ハイフが筋膜を引き上げる施術なら、高周波は真皮・脂肪層を整える施術です。
よく「どちらがいいですか?」と聞かれますが、目的が違うので比べられません。両方必要なケースがほとんどです。
年齢が上がるほど、単一施術では追いつかない層が増えてきます。
どの組み合わせが合うかは、診察でお伝えしています。
術後のケア

医療ハイフは施術後の生活制限が少ない施術ですが、いくつか注意していただきたい点があります。
施術当日は、長時間の入浴・激しい運動・飲酒は避けてください。体温が上がると照射部位に余分な炎症が加わりやすくなります。シャワーとメイクは当日から問題ありません。
紫外線対策は施術後に限らず、日常的に続けてください。照射後の肌は一時的に外部刺激への感受性が高まっています。日焼け止めの使用と、必要に応じた物理的な遮光を習慣にしてください。
施術後の保湿も大切です。ハイフは深部への施術であるため、表皮への直接的なダメージは少ないですが、熱刺激後の肌は乾燥しやすくなることがあります。普段使用している保湿ケアをそのまま継続してください。
施術後に気になる症状が出た場合、数日以内に自然に落ち着くものがほとんどです。ただし、強い痛みや腫れが長引く、皮膚に硬さが残るといった場合は、早めにご連絡ください。
ハイフだけに頼っていても、日常のケアがおろそかになると効果は持続しにくいです。施術はあくまで肌の底上げをするきっかけです。
保湿・紫外線対策・生活習慣の積み重ねが、施術効果の持続にも関わってきます。

理事長コメント
Dr. 分山博文
「施術後に何かしたほうがいいですか」とよく聞かれます。
答えはシンプルで、保湿と紫外線対策だけです。特別なことは何もいりません。
ただ、これを毎日続けられるかどうかが、施術効果の持続にも影響します。
ハイフで底上げはできますが、日常のケアの積み重ねを超えることはできません。
施術に頼りすぎず、ホームケアと組み合わせて使っていただくのが理想です。
医療ハイフ
についてのよくいただく質問
※質問をクリック(タップ)いただくと回答がご覧いただけます。
-
医療ハイフとはどのような治療ですか?
-
「高密度焦点式超音波」を用いた、メスを使わないリフトアップ治療です。
超音波を皮膚の深部にあるSMAS筋膜(表在性筋膜)に集中照射し、熱エネルギーによってコラーゲンの収縮・生成を促すことでリフトアップ効果を引き出します。
切開手術と異なりダウンタイムがほとんどなく、フェイスラインの引き締め・たるみ改善・ほうれい線の改善などに効果が期待できます。
当院ではWONTECH社製のハイジオを使用しており、SMAS筋膜・脂肪層・真皮層の3層に照射できる設計になっています。
-
医療ハイフの効果はいつから出て、どのくらい持続しますか?
-
施術直後から変化を感じる方もいますが、コラーゲンが新たに作られることによるリフトアップ効果は1〜2ヶ月かけて徐々に出てくることが多いです。
当院調べでは83%の方が2ヶ月以内に変化を感じたとお答えいただいています。
効果の持続期間は個人差がありますが、当院の照射出力の場合、概ね6ヶ月〜1年程度を目安にしています。
加齢は施術後も続くため、定期的なメンテナンスが基本になります。
-
何回受ければいいですか?
-
1回でも変化を感じる方は多いですが、継続的なメンテナンスが基本です。
当院では30代は年1回、40代は9ヶ月に1回、50代以上は6ヶ月に1回を目安にしています。
頻度を上げるほど良いというものではありません。
やりすぎによる脂肪減少・コケのリスクがあるため、適切な間隔を守ることが大切です
-
痛みはどの程度ですか?
-
骨に近い部位や皮下組織が薄い部分への照射時に、じんじんとした熱感や鋭い痛みを感じることがあります。
多くの方は我慢できる範囲とおっしゃいますが、個人差があります。
院長自身もハイフの痛みは苦手で、それでも半年に1回受け続けています。
当院では麻酔クリームは使用していません。
筋膜の深さには効かず、使用することで照射精度に影響が出る可能性があるためです。
痛みが強い場合は施術中にお伝えください。
-
ダウンタイムはありますか?
-
多くの方は施術当日からメイクが可能で、日常生活への支障はほとんどありません。
赤みや熱感は数時間以内に落ち着くことがほとんどです。
翌日以降に軽い鈍痛を感じる方もいますが、通常1週間以内に落ち着きます。
施術当日は長時間の入浴・サウナ・激しい運動など血行が過度に促進される行為はお控えください。
-
主なリスク・副作用を教えてください。
-
最も注意が必要なのは、頬のコケです。
脂肪層への照射を繰り返すことで皮下脂肪が必要以上に減少し、頬がこけた印象になることがあります。
当院では施術前の診察で顔の脂肪分布を確認し、照射部位・出力・カートリッジの選択を個別に調整してこのリスクを最小化しています。
その他の副作用として、赤み・腫れ・一時的なしびれなどがあります。
気になる症状が続く場合は早めにご連絡ください。
-
エステのハイフと何が違うのですか?
-
最大の違いは出力です。
医療機関で使用する機器はエステ用機器と比べて出力が高く、SMAS筋膜まで確実に熱を届けることができます。
また、顔面の解剖を熟知した医師が照射するため、神経や血管の走行を考慮した安全な施術が可能です。
エステでのハイフトラブル(熱傷・神経障害など)の多くは、出力管理と照射技術の問題によるものです。
-
医療ハイフと高周波(デンシティ・オリジオKiss RF・サーマジェンEvo)はどちらが向いていますか?
-
ターゲットにする層がまったく異なります。
医療ハイフはSMAS筋膜をピンポイントで加熱し、顔の土台となる筋膜から引き上げる治療です。
高周波は真皮から皮下組織全層にわたって熱エネルギーを届け、皮膚全体の引き締めを得意とします。
当院では「医療ハイフで筋膜を引き上げ、高周波で皮膚全体を引き締める」組み合わせを多くの方にご提案しています。
たるみの程度や肌の状態によって、どちらか一方、あるいは両方を提案しています。
-
医療ハイフと糸リフトはどちらが効果的ですか?
-
目的とメカニズムが異なるため、単純な比較はできません。
医療ハイフは筋膜に熱を加えてコラーゲン生成を促す治療で、効果は緩やかに現れます。
糸リフトは物理的に組織を引き上げるため、施術直後から変化が出るという即効性があります。
たるみが強い方には糸リフトのほうが変化を感じやすく、初期のたるみやメンテナンス目的であれば医療ハイフが向いています。
両者を組み合わせるケースもあります。
-
妊娠中・授乳中でも受けられますか?
-
妊娠中の方への施術は行っておりません。
母体・胎児への安全性が確立されていないためです。
授乳中の方については、事前にお問い合わせください。
-
他の施術と同日に受けられますか?
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ソフウェーブとの同日併用は可能です。
高周波との組み合わせについては、機器や照射範囲によって判断が変わりますので、公式LINEよりお問い合わせください。
費用
| 施術名 | 部位 | 通常価格(税込) | 会員価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 医療ハイフ | 全顔+首 | 59,000円 | 49,000円 |
| 医療ハイフ・リピート割 | 4か月以内に ハイフ・サーマジェンを受けた方 | 55,000円 | 45,000円 |
| オプション | 成長因子マスクパック1枚(自宅用) | 無料 | 無料 |
施術の流れ
ご予約
カウンセリング(医師による)

不安や疑問点がございましたら、医師や看護師にお気軽にご相談ください。
洗顔
※状況により、洗顔と診察が前後するケースもございます。

お気に入りの洗顔フォームなどをご持参いただいても大丈夫ですよ。
施術
(看護師担当)
施術後のケア
(メイクは直後から可)
医療ハイフまとめ

医療ハイフは、筋膜にアプローチできる数少ない照射施術として、当院でも長く取り扱ってきた施術です。ただ、扱い方次第でメリットにもデメリットにもなる、難しい施術だとも感じています。
よく聞くのは「以前どこかでハイフを受けたら、頬がこけてしまった」というご相談です。照射設計と頻度の問題であることがほとんどです。誰にでも同じ照射をするのではなく、その方の顔の脂肪の量や分布、たるみの状態をきちんと診たうえで設計を決める。地味な話ですが、ここが結果を左右します。
迷っている方は、公式LINEよりお問い合わせください。医療ハイフが適しているかどうか、他の施術との組み合わせも含めてお伝えします。
本施術ページの医師監修について
本施術ページは、施術内容・リスク・注意点について医師が医学的観点から監修しています。

分山 博文(わけやま ひろふみ)
医療法人茜会 理事長/美容皮膚科 トータルスキンクリニック松山院 院長/トータルスキンクリニック福岡天神院 医師
【監修コメント】
内科・外科を含む総合診療医として経験を積んだのち、美容外科・美容皮膚科へ転科。美肌・若返り・アンチエイジング治療を中心に、誠実な美容医療を追求してきました。
本施術は、肌質や症状によって効果の感じ方に個人差があります。
リスクやダウンタイムについて正しく理解したうえで、医師の診察を受けてから検討することが重要です。
理事長プロフィール・経歴はこちら
理事長:分山 博文(わけやま ひろふみ)
略歴
- 2007年 大学卒業後、市中病院にて内科・外科など総合診療に従事
大手美容クリニックにて院長 - 鶴舞公園クリニック及び複数の個人クリニックにて、美肌・若返り治療と美容医療のあり方を学ぶ
- 2021年 トータルスキンクリニック開院
- 2023年 医療法人茜会を設立し、理事長兼院長として現在に至ります。
- 2026年 愛媛県松山市にトータルスキンクリニック松山院を開院
専門分野
美肌治療/若返り治療/アンチエイジング/美容皮膚科・美容外科






