ヒアルロン酸注射の効果とは?製剤ごとの持続期間を紹介

ヒアルロン酸注射の効果とは?製剤ごとの持続期間を紹介

ヒアルロン酸注射は、注入した部位のボリュームを即日で補い、シワやくぼみの改善から鼻や顎の輪郭形成まで幅広く対応できる施術です。「シワを浅くする」効果と「鼻や顎の形を整える」効果では、製剤の選び方も注入する深さも変わるため、まずは自分の悩みがどちらに当てはまるかを整理することが施術選びの第一歩になります。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

ヒアルロン酸注射にはどんな効果があるか

ヒアルロン酸注射にはどんな効果があるか

ヒアルロン酸注射には大きく分けて「シワやくぼみを内側から持ち上げる」効果と「鼻や顎の輪郭を形作る」効果の2つがあります。どちらもジェル状の製剤を皮膚の下に注入し、ボリュームを物理的に補うことで得られる変化です。

シワやくぼみを内側から持ち上げる

ほうれい線やマリオネットライン、頬やこめかみの凹みは、皮膚の下のボリューム不足によって生じます。加齢にともなって脂肪や骨が痩せて土台が薄くなるケースもあれば、もともとの骨格や脂肪の付き方で土台のボリュームが少ないケースもあり、後者は若い世代でも頬コケや目の下のくぼみとして現れます。ヒアルロン酸注射は、この足りないボリュームをジェル状の製剤で直接補う施術です。

皮膚の下にボリュームが戻ると表面の溝が浅くなり、シワが目立たなくなります。注入直後から変化をその場で確認できるのも特徴で、表面を埋めるのではなく深い層から持ち上げるため、仕上がりが自然になりやすい施術です。

鼻や顎の輪郭を整える

ヒアルロン酸注射には、シワの改善だけでなく「形を作る」効果もあります。顎先にボリュームを加えてフェイスラインをシャープにしたり、鼻筋を通して横顔のラインを整えたりといった輪郭形成が例です。

柔らかい製剤ではボリュームが横に広がって形を保てないため、輪郭形成には硬度の高い製剤が適しています。

骨切りなどの外科手術と違って即日で変化が現れ、製剤が体内で吸収されれば元の状態に戻るため、「まず試してみたい」段階の方にも選びやすい施術です。

こうした輪郭形成は、注入量と位置の微調整で仕上がりが大きく変わります。一度に大量を入れるのではなく、少量ずつバランスを見ながら調整することで自然な仕上がりを目指します。

化粧品のヒアルロン酸と注射は何が違うか

化粧品のヒアルロン酸と注射は何が違うか

化粧品のヒアルロン酸は肌の表面を保湿する成分であり、注射は皮膚の下のボリュームを物理的に補う医療行為です。同じ「ヒアルロン酸」という名前でも、届く層も目的もまったく異なります。

塗るヒアルロン酸が効く範囲

化粧品に含まれるヒアルロン酸は、肌の最も外側にある角質層の水分を保つ働きをします。ヒアルロン酸は分子構造上、非常に高い保水力を持つ成分で、乾燥対策としては優秀です。

ただし角質層はごく薄い層にすぎず、シワやたるみの原因がある真皮層にはスキンケアの成分は届きません。分子を小さくした「低分子ヒアルロン酸」でも、到達できるのは角質層の深い部分までです。塗るヒアルロン酸の役割はあくまで「保湿」であり、シワを物理的に持ち上げる力はありません。

注射でしかできないこと

ヒアルロン酸注射は、ジェル状の製剤を真皮や皮下組織に直接注入します。角質層を通過する必要がないため、製剤がそのまま狙った深さに届き、注入した場所で物理的にボリュームを作ります。

化粧品が「水分を保って乾燥を防ぐ」ための成分であるのに対し、注射は「失われた組織のボリュームを補う」ための医療行為です。注射とスキンケアでは目的も到達する層もまったく異なります。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい続くか

ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい続くか

一般的に約9ヶ月〜2年が目安ですが、この幅は製剤の種類と注入部位の動きやすさで決まります。「半年くらい」と聞く人もいれば「2年もつ」と聞く人もいて情報がバラバラに感じるかもしれませんが、使う製剤と部位が違えば持続期間が異なるのは当然です。

製剤5種類の硬さと持続期間

現在、日本で厚生労働省の承認を受けているヒアルロン酸製剤はアラガン社の「ジュビダームビスタ®」シリーズと、ガルデルマ社の「レスチレン®」シリーズです。とくに「ジュビダームビスタ®」シリーズは、多くの美容クリニックが導入しているポピュラーな製剤のため、ここではジュビダームビスタ®シリーズを例に持続期間を見ていきます。

5種類の製剤はそれぞれ硬さが異なり、用途が分かれています。硬い製剤ほど形を保つ力が強く、柔らかい製剤ほど皮膚になじみやすいという関係です。

製剤名 硬さ 主な用途 持続期間の目安
ボラックスXC 最も硬い 顎・フェイスラインの輪郭形成 約1年半以上
ボリューマXC やや硬い 頬・こめかみ・下顎のボリューム補充 最長約2年
ボリフトXC 中程度 ほうれい線・マリオネットラインのシワ改善 約1年〜1年半
ボルベラXC 柔らかい 顔面の細かいシワ・口唇の調整 約1年
ボライトXC 最も柔らかい 顔面・首の肌質改善・小じわ 保水:約9ヶ月/小じわ改善:約4ヶ月

持続期間はあくまで目安であり、注入量や個人の代謝、また使用するメーカーによっても変動します。ただし製剤を選ぶ時点で持続期間のベースラインはおおよそ決まるため、「自分の悩みに合う製剤はどれか」を最初に見極めることが重要な判断ポイントです。

参考:ジュビダームビスタ®シリーズ製品一覧|アラガン・エステティックス

注入部位で持続期間が変わる理由

同じ製剤を使っても、注入する部位によって持続期間は変わります。これは部位ごとに表情筋の動きや血流量が異なるためです。

口元やほうれい線のように頻繁に動く部位では、筋肉の動きによってヒアルロン酸が早く分散し、吸収が速まります。一方、こめかみや頬骨の上のように動きが少ない部位では、製剤がとどまりやすく長持ちする傾向があります。

「長持ちする製剤」を選ぶだけでなく、部位に合った硬さの製剤を選ぶことが効果と持続の両立につながります。医師が部位ごとに適切な製剤をご案内するので細かく覚える必要はありませんが、「自分の希望する注入部位はどのくらい持続するか」の目安にしてください。

ヒアルロン酸注射が向かないケースと別の選択肢

ヒアルロン酸注射が向かないケースと別の選択肢

ヒアルロン酸注射は万能ではありません。悩みの種類によっては別の施術が効果的なケースもあり、その見極めが無駄のない治療計画につながります。

注射だけでは改善しにくい悩み

たるみが大きく進行している場合、ヒアルロン酸だけではリフトアップ効果に限界があります。皮膚や筋膜ごとたるんでいるケースでは、糸リフトやHIFUで土台を引き上げた上でヒアルロン酸を補う方が効果的です。

また、眉間や目尻など表情によってできるシワは、ヒアルロン酸よりボトックスの方が向いています。表情ジワは筋肉の収縮が原因なので、ボリュームを足しても筋肉が動けばシワは再び現れます。ボリュームの不足にはヒアルロン酸、筋肉の動きには別のアプローチが基本的な使い分けです。

毛穴の開きや肌のざらつきなど、肌の質感の問題もヒアルロン酸の守備範囲外です。こうした悩みにはダーマペンやケミカルピーリングなど、肌表面に働きかける施術が適しています。

他の施術との組み合わせ方

ヒアルロン酸は他の施術と組み合わせることで、単体よりも満足度の高い結果を得やすくなります。ボトックスで表情ジワを抑えた上でヒアルロン酸で溝を埋めると、シワの原因と結果の両方にアプローチできます。

たるみの改善では、HIFUや糸リフトで引き上げた後にヒアルロン酸でボリュームを足すという順序が効果的です。先にたるみを持ち上げておくと、少量のヒアルロン酸で自然な仕上がりが得られます。

悩みが複数ある場合は、すべてを一度に施術するよりも優先順位をつけて段階的に進めた方が合理的です。たるみ→ボリューム→肌質の順で進めると、各ステップの効果が次の施術の土台になり、最終的な仕上がりの質が上がります。

ヒアルロン酸注射の効果に関するよくある質問

ヒアルロン酸注射の効果に関するよくある質問

ヒアルロン酸注射は痛いですか?

ジュビダームビスタ®シリーズの製剤にはリドカイン(麻酔成分)があらかじめ含まれているため、注入中の痛みは軽度です。針を刺す瞬間にチクッとした感覚はありますが、多くの方が「思ったより痛くなかった」と感じる程度です。

痛みが不安な場合、クリニックによって追加の麻酔オプションが用意されていることがあります。当院ではリラックスして受けていただけるよう、笑気麻酔を無料でご用意しています。

ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなりますか?

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、繰り返し注入しても蓄積して害が出ることはありません。定期的にメンテナンスを続けると、前回注入したヒアルロン酸が完全に吸収される前に追加することになるため、少ない量で効果を維持しやすくなる傾向があります。

ただし、一度に大量を入れると不自然な仕上がりになるリスクがあるため、少量ずつ調整しながら継続するのが基本です。

仕上がりが気に入らない場合、やり直しはできますか?

ヒアルロニダーゼという酵素を注射することで、注入済みのヒアルロン酸を分解・溶解できます。万が一仕上がりに違和感があっても修正できる点は、ヒアルロン酸注射の大きなメリットのひとつです。当院でもヒアルロニダーゼによる溶解施術(1部位20,000〜50,000円 税込)を行っています。

飲むヒアルロン酸やサプリに美肌効果はありますか?

経口摂取したヒアルロン酸は腸で分解されるため、飲んだものがそのまま肌に届くわけではありません。1日120mgを12週間継続摂取することで肌の角質層水分量が改善するという臨床試験の結果はありますが、注射のようにシワやたるみを物理的に改善する効果はありません。

サプリは保湿の補助としてとらえ、ボリュームの改善が目的であれば注射を検討してください。

参考:Oral Hyaluronan Relieves Wrinkles and Improves Dry SkinNutrients, 2021

まとめ

まとめ

ヒアルロン酸注射の効果は、シワやくぼみを内側から持ち上げる作用と、鼻や顎の輪郭を形作る作用の2系統に分かれます。どちらも皮膚の下にボリュームを直接補う仕組みで、注入直後から変化が見える即効性と、ヒアルロニダーゼで元に戻せる可逆性が、外科手術にはない強みです。

効果がどのくらい続くかは、選ぶ製剤と注入する部位で大きく変わります。輪郭形成向けの硬い製剤を動きの少ない部位に入れれば最長2年程度、肌質改善向けの柔らかい製剤を細かいシワに入れれば4ヶ月程度というように、目的別に持続のレンジも変わります。

トータルスキンクリニックでは、ご自身の悩みがヒアルロン酸の対象になるかも含めて、無理のない治療計画をご提案しています。お悩みのことがあれば、お気軽にカウンセリングへお越しください。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

監修者情報

トータルスキンクリニック 松山院院長 分山博文

トータルスキンクリニック

松山院院長 分山博文

当院では、患者様にとって本当に必要な治療だけをご提案し、無理な勧誘は一切行わない方針を徹底しております。医学的根拠のある治療のみをご提供し、誠実な対応・継続可能な価格設定でお一人おひとりに合った最適な治療をご案内いたします。お肌のお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

経歴

  • 2007年 医師免許取得
  • 2017年〜2021年 湘南美容クリニック勤務。分院長を歴任
  • 2021年 福岡天神地区にトータルスキンクリニック開院
  • 2023年 医療法人茜会を設立

資格・認定

  • 日本美容外科学会(JSAS)会員

【ヒアルロン酸注射に関する重要事項】

ヒアルロン酸注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。

  • 治療内容:ヒアルロン酸製剤を対象部位に注射し、シワ・溝の改善やボリュームの補充を行う治療
  • 治療期間・回数:1回の施術で効果を実感できます。効果の持続は製剤の種類により9ヶ月〜約2年程度。維持には定期的な再施術が必要です(個人差あり)
  • 費用の目安(税込):バイクロス系(ボリフト・ボリューマ・ボラックス)は1.0cc 70,000円、ピネハ ウルトラは1.0cc 89,000円。クリニックにより異なります
  • リスク・副作用:腫れ、内出血、違和感・異物感、チンダル現象、しこり・凹凸、感染症、アレルギー、遅発性結節、血流障害(血管閉塞)

【使用する製剤について】

ヒアルロン酸製剤のうち、ジュビダームビスタシリーズ(アラガン社)は厚生労働省の製造販売承認を受けています。ピネハシリーズ(韓国製)は国内未承認の製剤です。

  • 未承認医薬品等であること:医薬品医療機器等法上の承認を得ていません
  • 入手経路:医師の個人輸入により入手
  • 国内の承認医薬品等の有無:同一の有効成分を含む国内承認品として「ジュビダームビスタシリーズ」があります
  • 副作用被害救済制度:医薬品副作用被害救済制度の救済対象外です

MENU

BEFORE

AFTER

トップへ戻る