
韓国製ヒアルロン酸(e.p.t.q.)の導入について
このたび当院で使用するヒアルロン酸フィラーの選択肢として、韓国JETEMA社の「e.p.t.q.(エピティーク)」を導入します。
複数の製剤を比較検討し、熟考のうえでの判断です。
韓国製を導入した理由
ここ数年で韓国製ヒアルロン酸に対する抵抗感は大きく減り、当院にも「韓国製は扱っていないのか」というお問い合わせが増えていました。
もうひとつは費用の問題です。
ヒアルロン酸注入は部位によって必要量が大きく異なり、額やこめかみ、頬など、しっかり効果を出そうとすると本数を要する部位があります。
従来の製剤ではご希望の量に届かず、ご予算に合わせて量を減らして提案せざるを得ない場面がありました。
こうした部位に対して、価格を抑えた製剤をご用意できれば、必要な量をきちんと入れられる。そう考えたことが導入の動機です。
なぜエピティークなのか
韓国製ヒアルロン酸としてはチャウ〇が広く知られていますが、当院ではこの1年のあいだに同製剤の溶解対応を複数例経験しました。
原因が製剤にあるのか、注入部位や手技によるものかを断定できるものではありませんが、同製剤に対しては当院はネガティブなイメージを持っています。
そこで韓国の医師に相談し、紹介されたのがe.p.t.q.です。製剤の性状や製造工程、日本国内で刊行されている成書での扱いを確認しました。
あわせて、当院の女性医師自身がこの製剤で施術を受けており、長期にわたって良好な状態が続いていることも確認できました。以上を踏まえ、今回の導入を決めました。
製剤について
e.p.t.q.はJETEMA社(韓国)の単相性ヒアルロン酸フィラーです。
2017年に2CM(2 Crosslinking Method)という製法で開発され、2020年にリドカイン含有製剤がCE認証を取得しています。
2CMは化学的架橋に加えて物理的架橋を併用する技術で、少ないBDDE(架橋剤)で架橋効率を高め、安定性のあるハニカム構造をつくります。
架橋剤の修飾率(MoD)は1%台に抑えられていますが、凝集性は保たれています。
Downing Processと呼ばれるグラインディング技術により、粒子径が均一で成型しやすい性状になっています。
粘弾性によりS100・S300・S500の3種に分かれます。
いずれもリドカインを含有します。国内で刊行されているヒアルロン酸注入の成書にも、製品情報が掲載されている製剤です。
主なリスク・副作用
注入部位の内出血、腫脹、疼痛、発赤、左右差、硬結、感染、アレルギー反応が生じることがあります。
遅発性の炎症性結節(遅発型過敏症)が起こる可能性、まれに血管内塞栓による皮膚壊死や視力障害をきたす可能性があります。
浅層への注入ではチンダル現象がみられることがあります。
効果は永続的ではなく、経時的に吸収されます。必要に応じてヒアルロニダーゼによる溶解を行います。
価格を抑えた製剤ではありますが、上記のリスクは他のヒアルロン酸製剤と同様に存在します。
安全に施術を行うため、注入部位・注入量・手技については従来と変わらない基準で判断します。
なお、成書によると、遅発性の炎症性結節の発症リスクは他の製剤よりも低いとされています。
開始にあたって
導入当初は、担当医師と施術部位を限定して開始します。
症例を重ねながら、対象部位や担当医師の範囲を段階的に広げていく予定です。
詳細が決まり次第、あらためてお知らせでご案内します。
ご予約について
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引き続き、皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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