糸リフト後のボコボコはなぜ起きる?原因と改善までの目安

糸リフト後のボコボコはなぜ起きる?原因と改善までの目安

糸リフト後に頬やフェイスラインにボコボコとした凹凸が出ると、「失敗ではないか」と不安になります。糸リフト後のボコボコの大半は糸と組織が馴染むまでの一時的な現象で、時間とともに解消するケースがほとんどです。ただし、すべてが「待てば治る」わけではありません。

糸の挿入位置や感染など、医師の対応が必要なケースもあるため、見分け方を知っておくことが重要です。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

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糸リフト後にボコボコが起きる原因

糸リフト後にボコボコが起きる原因

ボコボコの原因は一つではなく、原因によって「自然に治るか」「医師の対応が必要か」が分かれます。

糸のコグが皮膚を引き寄せている

糸リフト後のボコボコでとくに多い原因です。糸についたコグ(棘状の突起)が皮下の組織をつかんで引き上げる際に、皮膚が局所的に寄り集まって凹凸が生じます。引き上げ量が大きいほど、また皮膚が薄い方ほど表面に出やすい傾向があります。

この寄りは糸が周囲の組織に馴染む過程で自然に緩和されます。2〜4週間で目立ちにくくなり、1〜2ヶ月以内に改善するのが一般的な経過です。

腫れやむくみで凹凸が出ている

施術直後は麻酔液の貯留や針の刺激でむくみが生じます。むくみは顔全体に均一に出るわけではないため、部位ごとの膨らみ方の差がボコボコして見えることがあります。腫れのピークは施術後1〜3日で、1週間以内にほぼ落ち着きます。

糸が浅い層に入っている

糸が本来の深さより浅い位置に挿入されると、糸の形状やコグの凹凸が皮膚表面に浮き出ます。触ると糸の走行に沿って硬い線状の隆起を感じるのが特徴で、腫れが引いても凹凸が残り続けます。

自然経過で改善する場合もありますが、1〜2ヶ月経っても変化がなければ施術クリニックを再受診してください。医師が触診で糸の位置を確認したうえで、改善見込みがあれば経過観察、難しいと判断されれば糸の摘出や修正処置が検討されます。早めに相談するほど、糸が組織に固着する前に対応しやすくなります。

感染が起きている

頻度は高くありませんが、施術時に細菌が混入すると感染を起こすことがあります。他の原因と明確に異なるのは、赤み・熱感・痛みが日を追って増していく点です。改善に向かう経過ではなく悪化する方向に進むため、これらの症状がある場合は自己判断で待たず、すぐにクリニックを受診してください。

抗生剤の投与や糸の抜去が必要になることがあります。

経過観察でよい場合と受診が必要な場合

経過観察でよい場合と受診が必要な場合

ボコボコに気づいたとき、判断に迷うのは「このまま待ってよいのか、クリニックに連絡すべきか」という点です。

経過観察でよい場合

以下に当てはまるボコボコは、糸と組織が馴染む過程の一時的な凹凸である可能性が高く、安静にして経過を見ることが最善です。

  • 施術からまだ2週間以内で、腫れやむくみと同時期に出ている
  • 触ると柔らかく、硬い隆起ではない
  • 凹凸が顔全体にまんべんなく出ている(特定の一箇所だけではない)
  • 痛み・赤み・熱感がない
  • 日を追うごとにわずかでも改善している感触がある

クリニックに相談したほうがよい場合

以下のいずれかに当てはまるときは、自己判断で待ち続けず、クリニックに連絡してください。

  • 腫れが引いた後も特定の部位だけボコボコが残り続けている
  • 糸の走行方向に沿って硬い線状の隆起が触れる
  • 挿入口付近に赤み・熱感がある、または日ごとに痛みが増している
  • 左右非対称が目立ち、2週間経過しても変化しない
  • 皮膚の表面に糸が透けて見える

「1ヶ月経過しても改善が見られない」は、それ自体が受診の明確な判断基準です。改善傾向がはっきりしない場合は、早めにクリニックへ連絡してください。

自分で経過を観察するときのポイント

施術後の変化は日々少しずつ進むため、鏡を見ているだけでは改善に気づきにくいことがあります。同じ角度・同じ照明で毎日写真を撮り、大体3日ごとに見比べるのが最も客観的な方法です。写真を並べると改善の傾向が視覚的にわかり、クリニックに相談する際にも「いつからどう変化したか」を正確に伝える材料になります。

触診も有効な手がかりです。柔らかい凹凸はむくみや皮膚の寄りによるもので改善が見込めます。硬い隆起が触れる場合は糸の位置や、治癒過程でできた硬い組織が原因の可能性があるため、その情報を医師に伝えてください。

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ボコボコを悪化させないための過ごし方

ボコボコを悪化させないための過ごし方

軽快するはずの凹凸が長引く原因の多くは、術後の過ごし方にあります。

避ける行動 理由 期間の目安
マッサージ・美顔ローラー 糸のコグが組織から外れ、引き上げ効果が損なわれる 術後1ヶ月
うつ伏せ・横向き寝 顔への圧迫で糸の固定位置がずれる 術後1〜2週間
サウナ・長時間の入浴 血流促進で腫れが悪化し凹凸が目立つ 術後3〜7日
硬い食べ物・大きく口を開ける 頬周辺の筋肉が動き糸に負荷がかかる 術後1〜2週間
HIFU・超音波系施術 熱エネルギーが糸の構造に影響を与える 術後3〜6ヶ月

不安になるとボコボコを指で押し込みたくなりますが、自分で凹凸を揉んだり押し込んだりすることは禁物です。コグが外れると引き上げ効果そのものが損なわれ、元に戻すには再施術が必要になります。

1ヶ月以上改善しない場合の修正方法

1ヶ月以上改善しない場合の修正方法

1ヶ月を過ぎてもボコボコが改善しない場合は、クリニックで糸の状態を確認してもらいましょう。修正にはいくつかの選択肢があり、どれが適切かは凹凸の原因と糸の状態によって変わります。

ヒアルロン酸注入で段差を補正する

糸の引き上げで生じた凹みにヒアルロン酸を注入し、表面を滑らかにする方法です。糸が皮下に残った状態での注入になるため、コグに引っかかって不自然な膨らみにならないよう、注入量と位置の精度が求められます。糸リフトの修正経験がある医師が行うことが前提の処置です。

糸の位置調整や抜去

糸が浅すぎて皮膚表面に形状が出ている場合や、感染が起きた場合は、問題のある糸を取り除くことで症状が改善します。当院で取り扱うTESSリフト(PDO素材)・VOVリフト(PCL素材)・PLCLスレッド(PCL+PLLA素材)はいずれも吸収性のため時間とともに体内で分解されますが、問題がある箇所の糸を積極的に除去したほうが早期に改善するケースがあります。

抜去は施術から日が浅いほど容易で、時間が経つと周囲の組織が糸を取り囲んで難しくなります。ボコボコが糸の位置に起因すると疑われる場合は、早い段階で相談することが選択肢を広げます。

経過観察を続ける判断

1ヶ月を過ぎていても少しずつ改善傾向が見られるケースでは、3ヶ月程度を目途に経過を観察することがあります。ただしこれは医師が診察して「改善の途上にある」と判断した場合に限ります。自己判断で「もう少し待てば治るかもしれない」と先延ばしにするのとは異なり、再診のタイミングと目標時期を医師と決めた上で観察に入ることが大切です。

糸リフトのボコボコに関するよくある質問

糸リフトのボコボコに関するよくある質問

糸の種類でボコボコの出やすさは違いますか?

糸の種類によるボコボコの出やすさの違いは、ほとんどありません。当院で扱う3種類の糸はいずれも、糸についた小さなトゲ状の引っかかり(コグ)で組織を支えて引き上げる仕組みは共通で、適切に挿入されれば凹凸の出方に大きな差は生じません。

ボコボコの出やすさを左右するのは糸の種類よりも、挿入する本数・深さ・皮膚の厚みです。リスクを抑えるには、肌の状態に合った本数と引き上げ量をカウンセリングで医師と相談することが大切です。

修正を施術したクリニックとは別の医師にお願いできますか?

可能です。ただし、修正を行う医師は「どの糸を」「何本」「どの層に」挿入したかの情報が必要です。施術を受けたクリニックに問い合わせて施術内容を確認のうえ、相談時にお伝えください。

糸リフトの修正は通常の施術より判断が難しいため、修正対応の実績があるクリニックを選ぶことが重要です。

過去に糸リフトを受けた箇所に再施術するとボコボコになりやすいですか?

前回の糸が完全に吸収されていれば、リスクは初回とほぼ同等です。ただし前回の施術後に形成された硬めの組織(コラーゲンの蓄積による線維化)が残っている場合、新しい糸のコグが組織を均一につかみにくくなり、凹凸が出やすくなる可能性があります。再施術の場合は前回の施術時期と糸の種類を医師に伝え、皮下の状態を確認してもらってください。

まとめ

まとめ

糸リフト後のボコボコの大半は、糸と組織が馴染むまでの一時的な現象です。施術後2週間以内で、触って柔らかく、痛みや赤みがなく、日ごとにわずかでも改善している感触があれば、安静にして経過を見てください。

一方で、腫れが引いた後も特定の部位に硬い凹凸が残る場合や、赤み・熱感が増している場合は、早めにクリニックへ相談することが大切です。

ボコボコのリスクは肌の厚みや皮下脂肪の状態によって個人差が大きく、自分のケースでどの程度のリスクがあるかは、医師が直接肌を診ることで初めて見えてきます。トータルスキンクリニックでは、本当に必要な施術かどうかも含めて率直にお伝えします。糸リフトが初めての方もまずはご相談ください。

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監修者情報

トータルスキンクリニック 松山院院長 分山博文

トータルスキンクリニック

松山院院長 分山博文

当院では、患者様にとって本当に必要な治療だけをご提案し、無理な勧誘は一切行わない方針を徹底しております。医学的根拠のある治療のみをご提供し、誠実な対応・継続可能な価格設定でお一人おひとりに合った最適な治療をご案内いたします。お肌のお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

経歴

  • 2007年 医師免許取得
  • 2017年〜2021年 湘南美容クリニック勤務。分院長を歴任
  • 2021年 福岡天神地区にトータルスキンクリニック開院
  • 2023年 医療法人茜会を設立

資格・認定

  • 日本美容外科学会(JSAS)会員

【糸リフトに関する重要事項】

糸リフトは公的医療保険が適用されない自由診療です。

  • 治療内容:体内で吸収される医療用の糸を皮下に挿入し、コグで組織を引き上げてたるみを改善する治療
  • 治療期間・回数:施術は1回で完了。効果の持続は糸の種類により1〜2年程度。維持には定期的な再施術が必要な場合があります(個人差あり)
  • 費用の目安:80,000円(4本)〜300,000円(20本)。クリニックにより異なります
  • リスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、引きつれ、つっぱり感、皮膚表面の凹凸、感染、左右差、糸の露出など

【使用する糸について】

  • 当院で使用するTESSリフト・VOVリフト・PLCLスレッドは、いずれも医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
  • 未承認医療機器であること:TESSリフト・VOVリフト・PLCLスレッドは国内薬事承認を受けていません
  • 入手経路:医師の個人輸入により入手しています
  • 国内の承認医療機器等の有無:同一の性能を有する国内承認の医療機器はありません
  • 諸外国における安全性等に係る情報:VOVリフトに使用されている素材PCL(ポリカプロラクトン)は、米国FDAで医療用素材として認可を受けています。TESSリフト・PLCLスレッドはそれぞれの製造国(韓国・中国等)で承認を受けています
  • 副作用被害救済制度:万が一重篤な副作用が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはなりません

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