肩ボトックスの効果と持続期間・施術前に知っておきたいこと

肩ボトックスの効果と持続期間・施術前に知っておきたいこと

マッサージや整体に通っても肩こりがすぐ戻ってしまう。肩の盛り上がりで首が短く見える。こうした悩みに対し、肩ボトックスは「筋肉の緊張そのものをゆるめる」別系統のアプローチで、肩こりの軽減と肩のラインがすっきり見える変化を同時にかなえる施術です。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

肩ボトックスとは?

肩ボトックスとは?

肩ボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を僧帽筋に注射する施術です。僧帽筋は首の付け根から肩、背中の上部にかけて広がる大きな筋肉で、デスクワークやスマートフォンの操作で無意識に力が入り続けると、慢性的なこりや痛みの原因になります。

ボツリヌストキシンは、神経と筋肉のつなぎ目(神経筋接合部)でアセチルコリンという神経伝達物質の放出を一時的に抑える働きがあります。アセチルコリンが放出されなくなると筋肉に「縮め」という指令が届かなくなるため、過剰に緊張していた僧帽筋がゆるみます。この作用によって、肩こりの緩和と筋肉のボリュームダウンの両方が期待できるわけです。

※「ボトックス」はアラガン・エステティックス社の登録商標で、本来は同社のボツリヌストキシン製剤を指します。一般的にはボツリヌストキシン製剤全般の通称として広く使われているため、本記事でも慣用的な表記として用いています。

施術自体は注射のみで完了し、所要時間は5〜10分程度です。メスを使わないため傷跡が残らず、ダウンタイムもほとんどありません。施術当日から日常生活に戻れるので、仕事や予定を大きく調整する必要がない点も特徴です。

肩ボトックスで期待できる効果

肩ボトックスで期待できる効果

肩ボトックスの効果は、大きく分けると「体感の変化」と「見た目の変化」の2つに分かれます。どちらか一方だけを目的に受ける方もいれば、両方を期待して受ける方もいます。

肩こりの改善

肩ボトックスの最も代表的な効果が、慢性的な肩こりの改善です。僧帽筋が過度に緊張し続けると血流が滞り、こりや痛みが生じます。ボツリヌストキシンで筋肉の緊張をゆるめると血流が改善し、こりや重だるさが軽減します。

マッサージや整体が「外側からほぐす」アプローチであるのに対し、肩ボトックスは「筋肉の緊張そのものを弱める」アプローチのため、こりが繰り返しやすい方にとって異なる選択肢になります。

また、僧帽筋の緊張から起こる緊張型頭痛にも効果が期待できます。肩こりとセットで頭痛に悩んでいる方は、施術後に頭痛の頻度が減ったと実感するケースがあります。

肩のラインがすっきり見える

僧帽筋が発達して盛り上がっていると、首が短く見えたり肩幅が広く見えたりします。ボツリヌストキシンで筋肉の緊張がゆるむと、使われなくなった筋肉が少しずつ痩せていく変化(筋萎縮)が起き、肩から首にかけてのラインがすっきりします。

肩のボリュームが減ると首が長く見えるようになるため、デコルテが目立つ服や水着を着たときの印象が変わります。結婚式や前撮りを控えた方が「肩まわりをすっきりさせたい」という目的で施術を受けるケースも多い施術です。

肩ボトックスの効果はいつから出るか

肩ボトックスの効果はいつから出るか

肩ボトックスの効果は施術直後から出るわけではありません。「体感の変化」と「見た目の変化」では効果が現れるまでの期間が異なります。

肩の軽さは1〜2週間が目安

ボツリヌストキシンが神経筋接合部に作用し始めるのは施術後2〜3日目頃からです。この時点で「なんとなく肩が軽い」と感じ始める方がいます。1〜2週間経過すると、肩こりの軽減をはっきり実感できるようになるのが一般的です。

効果の出方には個人差があり、筋肉の厚みや緊張の強さ、注入量によっても変わります。「まだ変化がない」と感じても、2週間程度は様子を見てください。

見た目の変化は1〜2ヶ月が目安

肩のラインがすっきりする「肩痩せ」の効果は、肩こりの改善より遅れて現れます。筋肉の緊張がゆるんだ後、使われなくなった僧帽筋のボリュームが少しずつ減っていくためで、目に見える変化が出始めるのは施術から1〜2ヶ月後です。

結婚式やイベントに合わせて施術を考えている方は、当日から逆算して2ヶ月ほど前に施術を受けておくと、見た目の変化がちょうど現れている時期に重なります。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

肩ボトックスの効果はどのくらい続くか

肩ボトックスの効果はどのくらい続くか

肩ボトックスの効果が持続するのは、一般的に3〜6ヶ月程度です。ボツリヌストキシンで遮断された神経は、時間が経つと新しい神経の枝(神経発芽)を伸ばして筋肉との接続を回復させます。この再接続が起きると筋肉が再び動くようになるため、効果は徐々に薄れていきます。

初回の施術では効果が3〜4ヶ月程度で切れる方が多いですが、2回目以降は筋肉が「ゆるんだ状態」に慣れてくるため、持続期間が伸びる傾向があります。継続して施術を受けている方では、半年に1回程度の頻度で効果を維持できるようになるケースもあります。

効果が完全に切れてから次の施術を受けても問題ありませんが、こりが戻り始めたタイミングで次の施術を受けると、肩こりのない状態を途切れなく維持しやすくなります。施術間隔については、担当医と相談して自分の体の反応に合ったペースを見つけることが大切です。

肩ボトックスのリスクと副作用

肩ボトックスのリスクと副作用

肩ボトックスは注射のみの施術でダウンタイムがほとんどない一方で、いくつかのリスクと副作用があります。事前に理解しておくことで、施術後の変化に落ち着いて対処できます。

よくある副作用

施術後に最も起きやすいのは、注射部位の内出血と軽い痛みです。内出血が出ても1〜2週間程度で自然に消えます。また、施術後数日間は肩周辺に軽いだるさや違和感を覚える方がいますが、これは筋肉がゆるんでいく過程の反応で、一時的なものです。

一時的に肩に力が入りにくくなる

僧帽筋の緊張をゆるめる施術のため、施術後に肩が上げにくい、重い荷物を持ちにくいと感じることがあります。これは薬剤が狙い通りに効いている反応ですが、注入量が多すぎると日常動作に支障を感じるほど脱力することもあります。経験豊富な医師のもとで、筋肉の厚みに合った適切な量を注入してもらうことが重要です。

施術を受けられない方

妊娠中・授乳中の方、妊娠を予定している方は肩ボトックスを受けることができません。ボツリヌストキシンが胎児や乳児に影響を及ぼす可能性を現時点では否定できないためです。施術後の避妊期間は、女性が最終投与後2回の月経を経るまで、男性が最終投与後少なくとも3ヶ月とアラガン社の添付文書に定められています。男性側にも避妊期間が必要なのは、精子形成期間に薬剤が影響を及ぼす可能性を避けるためです。

また、重症筋無力症などの神経筋疾患のある方も施術の対象外となります。

参考:ボトックスビスタ注用50単位 添付文書(JAPIC)

抗体ができるリスク

短い間隔で頻繁にボツリヌストキシンを注入し続けると、体内に抗体ができて効果が弱まる可能性があります。ただし、美容目的で使用する程度の量であれば、抗体ができるケースはごくまれです。施術間隔を3ヶ月以上空けることが、抗体形成のリスクを抑えるための基本的な目安です。

肩ボトックスの施術の流れ

肩ボトックスの施術の流れ

カウンセリング・診察

まず医師が肩の状態を確認し、僧帽筋の緊張の程度や筋肉の厚みを診察します。肩こりの症状や見た目の悩み、期待する効果をヒアリングしたうえで、注入量や注入ポイントを決めます。不安な点や疑問があれば、このタイミングで確認しておきましょう。

施術

注入部位を消毒した後、僧帽筋の複数箇所にボツリヌストキシン製剤を注射します。使用する針は細いため、痛みは比較的軽く「チクッとする」程度です。当院では無料で笑気麻酔をお付けしていますので、痛みが心配な方もリラックスして施術を受けていただけます。

施術時間は5〜10分程度で終わります。

施術後の注意点

施術当日はシャワーは可能ですが、入浴・サウナ・激しい運動は避けてください。ボツリヌストキシンは熱に弱いため、血行が急激によくなると薬剤が注入部位から広がりすぎる可能性があります。翌日からは通常通りの生活に戻れます。

注射部位を強く揉んだりマッサージしたりすることも、数日間は控えてください。

肩ボトックスの効果に関するよくある質問

肩ボトックスの効果に関するよくある質問

肩ボトックスを受けながら整体やマッサージに通っても大丈夫ですか?

施術後1週間程度は肩周辺の強いマッサージを避ける必要がありますが、それ以降であれば整体やマッサージとの併用は問題ありません。ボトックスが筋緊張を和らげ、整体やストレッチが姿勢や可動域にアプローチするため、役割が異なります。

肩ボトックスを打った後、筋トレや運動に制限はありますか?

施術当日と翌日は肩まわりに強い負荷がかかる筋トレや激しい運動を控えてください。それ以降は通常通りトレーニングを再開できます。ただし、僧帽筋を集中的に鍛えるシュラッグのような種目を高頻度で行うと、筋肉の再発達によって効果の持続が短くなる可能性があります。

肩ボトックスに保険は適用されますか?

健康保険は適用されません。肩ボトックスは美容目的の自由診療であり、費用は全額自己負担です。

費用の目安としては、両肩で3万〜8万円程度が相場です。国内未承認の製剤を使用する場合はこれより安くなることもありますが、注入量と製剤の質が変わるため、持続期間に影響する可能性があります。メリット・デメリットを確認した上で選択しましょう。

エラボトックスと同時に受けられますか?

肩(僧帽筋)とエラ(咬筋)は異なる部位への注入であり、同日に施術を受けることは可能です。ただし、ボツリヌストキシンの総投与量が増えるため、抗体形成のリスクを考慮して担当医と投与量を相談することが大切です。

まとめ

まとめ

肩ボトックスは、僧帽筋にボツリヌストキシンを注射することで筋肉の緊張をゆるめ、肩こりの改善と肩のライン整形を同時に期待できる施術です。肩こりの軽減は1〜2週間、見た目の変化は1〜2ヶ月を目安に現れ、効果は3〜6ヶ月程度持続します。

施術時間は短くダウンタイムもほとんどないため、日常生活への影響が少ない点が大きな利点です。一方で、効果は永続ではなく定期的な施術が必要なこと、一時的に肩に力が入りにくくなる可能性があることも理解しておく必要があります。

「本当に自分に必要な施術かどうか」を判断するには、まず医師に肩の状態を診てもらい、期待する効果と実際に得られる効果のすり合わせを行うことが大切です。トータルスキンクリニックでは、医学的根拠のある治療のみをご提案し、無理な勧誘は行っておりません。肩こりや肩のラインでお悩みの方は、まずはカウンセリングでご相談ください。

ご質問などは以下の公式LINEよりお受けしております。

ご予約はWeb予約システムのリンク先からご希望の施術を選択しご予約をお願いします。

監修者情報

トータルスキンクリニック 松山院院長 分山博文

トータルスキンクリニック

松山院院長 分山博文

当院では、患者様にとって本当に必要な治療だけをご提案し、無理な勧誘は一切行わない方針を徹底しております。医学的根拠のある治療のみをご提供し、誠実な対応・継続可能な価格設定でお一人おひとりに合った最適な治療をご案内いたします。お肌のお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

経歴

  • 2007年 医師免許取得
  • 2017年〜2021年 湘南美容クリニック勤務。分院長を歴任
  • 2021年 福岡天神地区にトータルスキンクリニック開院
  • 2023年 医療法人茜会を設立

資格・認定

  • 日本美容外科学会(JSAS)会員

【肩ボトックス注射に関する重要事項】

肩ボトックス注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。

  • 治療内容:ボツリヌストキシン製剤を僧帽筋に注射し、筋肉の緊張を緩和して肩こりの改善と肩のラインのボリュームダウンを行う治療
  • 治療期間・回数:1回の施術で効果を実感できます。効果は施術後2〜4週間で現れ、3〜6ヶ月程度持続。維持には定期的な再施術が必要です(個人差あり)
  • 費用の目安(税込):80〜160単位で39,900円。使用単位数・クリニックにより異なります
  • リスク・副作用:注射部位の内出血・痛み・腫れ、肩や腕の脱力感、頭痛、倦怠感、アレルギー反応

【使用する製剤について】

ボツリヌストキシン製剤のうち、アラガン社のボトックスビスタ®は厚生労働省の製造販売承認を受けています。当院ではこのボトックスビスタ®のみを使用しています。なお、ボトックスビスタ®の国内承認適応症は「眉間および目尻の表情ジワ」であり、肩(僧帽筋)への使用は承認外の適応外使用となります。

MENU

BEFORE

AFTER

トップへ戻る