二重整形
目元というのはお顔の印象を大きく左右します。トータルスキンクリニックではメスを使わない埋没法と、メスを使った切開法の二つの二重整形をご用意しています。
切らない二重整形の埋没法は一般的にプチ整形といわれ、リーズナブルでダウンタイムの少ないことが特徴です。一方、メスを使った切開法は、ダウンタイムが存在するものの後戻りが少なく、たるみも一緒に解消できる施術となります。

埋没法(二重整形)とは
腫れが少なくバレにくく戻りにくい、最高の二重整形で目元の若返り
埋没法は、医療用の特殊な糸でまぶたを縫い留めることで、一重まぶたから二重まぶたにする施術です。皮膚を切らずに短時間の施術でナチュラルな二重まぶたになれることから、若い方から中高年の方にまで人気のある治療法です。
二重まぶたを形成する施術の中でも、最もダウンタイムが短く手軽に受けることができる施術です。

埋没法による二重まぶた整形は美容整形手術の中でも最も広く行われており、プチ整形と呼ばれているものの一つです。希望する二重のラインを、心臓血管外科手術にも使用する髪の毛よりも細い糸で固定することで二重まぶたを作ります。
切らずに行う手術のため、切開法と比べてダウンタイムが短く、ラインを変更したい時には気軽に修正できるのもポイントです。埋没法というと若い方のプチ整形の印象が強いと思いますが、当院では加齢によるたるみで目周りが老けてきた方にも行っております。
埋没法はこのような方におすすめです
- 気軽に二重にしたい
- 切らずに二重にしたい
- 普段の生活に影響したくない
- 上まぶたのたるみが気になる
- 目を大きく見せたい
- 左右の二重幅を合わせたい
目元の断面、イメージ図



生まれつきの二重まぶたの方は、眼瞼挙筋から皮膚のところまで筋繊維の繋がりがあります。瞼を開ける時に繊維によって皮膚が引っ張られ折り畳まれるので、結果として二重まぶたになります。
埋没法二重術は、その筋繊維の繋がりを糸で代用し二重まぶたを作成する治療です。眼瞼挙筋と皮膚を糸で連結することで、まぶたが開くときに皮膚が引きこまれるようにするわけです。
埋没法(二重整形)の分類
埋没法はクリニックによって様々な呼び名があります。同じ2点留めでも留め方が異なったりしますので、理解を深めるために必要な最低限の分類を簡単にご紹介します。
瞼板法・挙筋法・瞼板上端固定法
瞼板法は、瞼板という硬い組織と皮膚を糸で結び、二重のラインを形成します。挙筋法と比較すると腫れは引きやすく、技術的にも簡単です。挙筋法は、眼瞼挙筋という筋肉と皮膚を糸で結び二重のラインを形成する方法です。瞼板上端法はそれぞれの中間に位置するような方法です。
各々の留め方にメリットデメリットが存在するため、患者様のまぶたの特徴を考慮したうえで留め方を決めていきます。
1点留め・2点留め・3点留…
通常は、皮膚側の固定点の数を指します。つまり、1点留めは皮膚側に1か所、2点留めは皮膚側に2か所の固定点を作り二重まぶたを作成します。点数が多いほど強度は強くなり、デザイン通りの形にしやすくなります。
また、同じ2点留めでも1本の糸で行うか2本の糸で行うかで強度が変わり、実は1本の糸で固定点を増やしていく方が糸に遊びができて持続力が高くなります。
結び目の位置
埋没法は糸1本につき1個の結び目が出来ます。その結ぶ目を皮膚側に作る方法と結膜側(眼球側)に作る方法があります。
皮膚側に結び目が出来る場合、埋没が不十分だと皮膚の膨らみとして目立つことがあります。結膜側の結び目は、万が一糸がほどけたときは眼球が傷つく可能性があります。
シークレット法・コスメティーク法等と呼ばれることが多いです。
糸同士を絡めるか絡めないか
通常、埋没法では糸は独立して通しますが、敢えて糸同士を絡めて埋没することもあります。糸同士を絡めた部分で若干の炎症・癒着が生じ、強度が増すという理由です。
この方法には賛否あり、糸同士を絡めても強度にはほとんど関係ないという医師も少なくありません。
フォーエバー法・フォーエバー○○法と呼ばれることが多いです。
当院の埋没法の特徴
「埋没法」は美容外科の手術の中でも人気の施術であるため、差別化を図るために様々な方法が公開されています。そして、広告上では安価な方法が魅力的に紹介されているものの、実際にクリニックに行くと「その方法は貴方にはお勧めできません」などと言われ、施術に誘導されることもあります。バイト代を握りしめて相談に行ったものの高い施術じゃないと治療できないと言われ、予算の10倍の料金をローンで支払うハメになられる方もいます。事実、美容クリニックの口コミを参照すると被害に遭われた方のコメントが無数に確認できます。そういった不安を患者様に抱かせないため、当院では埋没法の術式を1種類のみにしました。当院で採用した『特殊埋没6点法』は多くのクリニックにおいて最上位に紹介されているものになります。
特殊埋没6点法のみ採用
「〇〇二重術9,800円~」等のおとり広告用の安価な術式は用意せず、多くのクリニックで最高ランクに位置している『特殊埋没6点法』のみ採用しています。この術式は他院ではグランドライン法・グランドループ法・グランドアイ法・グランドパーフェクト法など『グランド○○』の名称で行われています。
1本の糸で皮膚側に6点の固定点を作るため、強度・持続性・ラインの自然さに長けています。結び目は皮膚の深くに埋没させるため、皮膚の膨らみが目立つことはありません。


瞼板上端固定法を採用
埋没法では瞼板法と挙筋法の2種類が有名ですが、どちらの施術にも利点・欠点があります。当院では両方の利点を取り入れた瞼板上端固定法を標準術式として取り入れています。(ただし、患者様のまぶたの状態によっては瞼板法もしくは挙筋法を行うこともあります)
まぶたの脂肪取り付き
多くのクリニックでは手術料金を少しでも高くするため、二重整形(埋没法)の際にまぶたの脂肪取り(眼窩脂肪の切除)を一緒に勧めてきます。実は、まぶたの脂肪を取ったとしてもまぶたがスッキリするケースはほとんど無いのですが、ご希望があれば無料で施術させていただきます。


心臓血管外科用の糸を使用
当院では心臓血管外科手術に使用する医療用の超極細(7-0)の糸を標準で使用します。髪の毛よりも細く、強靭な糸で、体内での劣化も起こりません。
超極細(34ゲージ)の注射針
埋没法の時に痛いのは局所麻酔の時です。少しでも痛みを軽減できるよう、局所麻酔の際には超極細(34G)の針を使用します。


カウンセリングから施術まで院長が対応
当院ではカウンセリングから施術まで院長が一貫して行っております。十分に時間をかけ患者様の理想とするイメージを引き出し、共有させていただきます。そうすることで、治療後に鏡を見た時の「なりたい自分と違う」といったトラブルを防ぐことができます。
術前・術後で不安な時はいつでも対応
埋没法を受ける前後では、腫れや浮腫みの治り具合で不安が生じてきます。当院はそういった不安に対して、24時間院長が対応できる体制を整えています。

埋没法の経過・合併症
施術後も加齢による変化は起こるので、たるみの進行により二重幅が狭くなっていきます。
- 腫れ:施術後は腫れや浮腫みが出るため、デザインと異なる時期があります。数日間は「幅が広い」「左右差が目立つ」「不自然に見える」などと感じる事があります。腫れは1週間で7割~8割は引きますが、完全に落ち着くには1か月程度かかります。
- 内出血:極まれに針が小さな血管に当たり内出血が出ることがありますが、1週間~2週間で消失します。
- 傷痕:手術後一時的に皮膚に赤みが出ることがありますが、1週間程度で分からなくなります。
- 仕上がり:手術から1か月後となります。
- 合併症:腫れ・浮腫み・内出血・目元の熱感・ゴロゴロ感・左右差・ラインの消失・糸の露出
埋没法の注意点
施術時間 | 15分 |
施術前の準備 | 洗顔、メイク落とし |
施術後の通院 | なし トラブル時は適宜対応します |
痛み | ほぼなし |
麻酔 | 笑気麻酔(無料) |
ダウンタイム | 1週間前後 |
メイク | 48時間後から可 |
洗顔 | 直後から可 |
シャワー | 当日から可 |
入浴 | 3日後から可 |
コンタクトレンズ | 48時間後から可 |
埋没法の症例紹介
準備中
埋没法が向かないケース
たるみが強い方は埋没法だと変化が乏しいことがあります。そういった場合には切開法(二重整形)をご提案させていただきます。
手術(埋没法)の流れ
- 診察・カウンセリング
- まぶたの状態、希望の二重ラインについて医師が診察をいたします。
埋没法で作ることのできる新しいライン、術後の経過や合併症について十分に説明を行います。

- 施術前の準備・洗顔メイクと落とし
- クレンジングと洗顔を行っていただきます。
クレンジングや洗顔料は当クリニックでご用意しています。

- 施術
- 手術は点眼麻酔、笑気麻酔、局所麻酔で行います。
手術時間は両目で15分程度です。

- アフターケア
- アフターケアについて説明を受けていただき、ご帰宅となります。

埋没法の費用
施術名 | 部位 | 通常価格(税込) | AA会員価格(税込) |
特殊埋没6点法 | 両目 | 150,000円 | 98,000円 |
片目 | 100,000円 | 59,000円 | |
一緒に「切らない眼瞼下垂手術」 | +100,000円 | +49,000円 | |
オプション 笑気麻酔 まぶたの脂肪取り | 無料 | 無料 | |
埋没法の抜糸 | 当院で行った埋没法 | 無料 | |
他院で行った埋没法 | 1本10,000円 3本以上は30,000円固定 |
埋没法の保証期間・内容
保証期間は手術後1年間です。二重のラインが取れた場合、また、薄くなった場合には無料で再施術をします。幅の変更等も1年の間に1回までは無料で行います。
ただし、上記期間を過ぎたとしても基本的には柔軟に対応させていただきますので、まずはお問い合わせください。
埋没法でよくある質問
-
埋没法(二重整形)の手術は痛いですか?
-
極細の注射針を使用し、笑気麻酔も併用します。全く痛くないわけではありませんが、ほとんど気にならない程度ですのでご安心ください。
-
まぶたの脂肪取りは本当に無料ですか?
-
埋没法の時に脂肪取りをするにあたり、追加料金等は一切必要ありません。
-
他院で行っているフォーエバー二重整形はしてもらえますか?
-
一般的にフォーエバー法と呼ばれているものは2本の糸同士を絡ませることで取れにくくした埋没法です。当院でも行う事は可能ですので、その旨お申し付けください。料金は『特殊埋没6点法』と同じになります。
-
他院で行われているクイックコスメティークダブル法はしてもらえますか?
-
糸の結び目が結膜側(眼球側)に来る埋没法です。当院でも同様の施術を行う事は可能ですので、その旨お申し付け下さい。料金は『特殊埋没6点法』と同じになります。
-
内出血が怖いのでマイクロカニューレを付けていただく事は可能ですか?
-
局所麻酔の際には34ゲージの極細注射針と30ゲージのマイクロカニューレを使用します。痛み・内出血のリスク共に最小限ですのでご安心ください。
-
他院で埋没法をしましたが、数日で糸が取れてしまいました。特殊埋没6点法でも人によってはすぐに取れることがありますか?
-
特殊埋没6点法でなく通常の2点留めだったとしても、適切に施された埋没法であれば数日で取れることはありません。
-
他院で留めた糸を4本抜糸してもらう場合、いくらになりますか?
-
3本以上は30,000円(税込)で行っておりますので、4本抜糸したとしても30,000円になります。
-
抜糸だけトータルスキンさんにお願いしても良いのですか?
-
もちろん大丈夫です。埋没法は信頼できるクリニックでされていいと思います。
-
切らない眼瞼下垂手術はどういったものですか?
-
目を開くための筋肉と瞼板を糸で縫い縮めることで目の開きを改善する方法です。『デカ目術』などと呼ばれることもあります。全員に適応があるわけではありませんので、ご希望の方はカウンセリング時にお申し出ください。
切開法(二重整形)
たるんだまぶたをパッチリさせたい、切開法(二重整形)で若々しい目元に
上まぶたを切開してパッチリとした理想の二重まぶたを作る『切開法』。『埋没法二重整形』のように取れてしまうことが無く、持続性が高い二重形成術です。
上まぶたのタルミが強く、『埋没法』では改善が期待しにくい方におすすめの治療法です。

上まぶたのたるみを解消したい場合、軽度のたるみの場合には埋没法でお悩みが解消できますが、たるみが強い場合には埋没法だともたっとした感じが出てしまいます。そういった方に適しているのが切開法(二重整形)によるたるみ取りです。
切開法(二重整形)は、皮膚が伸びている方、まぶたが厚い方、埋没法ではお目元の若返りが困難な方に適していて、たるんだ皮膚やROOFと呼ばれる皮下脂肪も切除します。
ダウンタイムこそ長いもののまぶたのお悩みが一気に解決します。
切開法(二重整形)はこのような方におすすめです
- まぶたのたるみが強い
- 皮膚が厚い
- 印象を大きく変えたい
- まぶたの脂肪が厚い
全切開と部分切開
切開法(二重整形)には全切開と部分切開があり、たるみのない一重まぶたを二重まぶたにする目的であれば、部分切開で十分なこともあります。
当院は若返りを専門にしているクリニックの為、たるみが強い方の治療をメインに行っています。そのため、基本的には全切開での治療になりますが、たるみの程度によっては部分切開での治療を行うケースもあります。
当院の切開法(二重整形)の特徴
お目元が若返ってみるようにデザインにこだわるのは当たり前のことで、加えて、当院ではいくつかのオプションを無料でご準備しております。
たるみ取り付き
クリニックによっては皮膚を切除する場合は別料金が発生するケースもありますが、当院は基本料金の中にたるんだ皮膚の切除料金も含まれています。


ROOF切除付き
まぶたを切開で若返らせる場合、ROOFと呼ばれる皮下脂肪も切除したほうがキレイになるケースもあります。当院では基本料金の中にROOFの切除料金も含まれています。
静脈麻酔込み
手術の時に最も痛いのは局所麻酔の時になります。その時の痛みを感じなくて済むように、当院では静脈麻酔を無料でお付けします。


超極細(34ゲージ)の注射針
局所麻酔で使用する注射針は、超極細の34ゲージ針を使用します。
静脈麻酔を使用しているので注射の際に痛みを感じる可能性は極めて低いのですが、念のために注射針も細いものをご用意しています。
カウンセリングから施術まで院長が対応
当院ではカウンセリングから施術まで院長が一貫して行っております。十分に時間をかけて診察する中で患者様の理想とするイメージを引き出し、共有させていただきます。そうすることで、治療後に鏡を見た時の「なりたい自分と違う」といったトラブルを防ぐことができます。


目立ちにくい透明の糸で縫合
切開した部分を縫合する時、多くのクリニックでは黒い糸で縫合します(抜糸の際、看護師が裸眼で行うため、黒い糸でないと見落とすことがあるからです)。ただしそれだと糸が目立つため、当院では透明な糸で縫合します。
当院では抜糸は医師が拡大鏡を使用して行いますので、見落とすことはございません。
術前・術後で不安な時はいつでも対応
切開法(二重整形)を受ける前後では、腫れや浮腫みの治り具合で不安が生じてきます。当院はそういった不安に対して、24時間院長が対応できる体制を整えています。

症例紹介
準備中
切開法の経過・合併症
手術後も加齢による変化は起こりますので、たるみによって二重幅が徐々に狭くなっていきます。抜糸までの期間は切開したところに糸があります。
- 腫れ:手術後1週間~2週間は強い浮腫みを感じたり目やにが増えたりします。腫れの影響で二重幅を広く感じたり、左右差が気になることがあります。視野がぼやけて見える時期もありますが腫れの影響によるものなのでご安心ください。
- 内出血:手術操作によって血管が傷つき、切開部周辺が紫色になることがありますが、1週間~2週間で改善していきます。
- 傷痕:傷の赤みは1か月~3か月程度で徐々に目立たなくなっていきます。
- 仕上がり:術後は腫れや浮腫みの影響で一時的に幅が広すぎる・左右差が目立つ・ラインの食い込みが強いなど、希望と異なると感じる事があります。3か月~6か月で仕上がりますので、ご安心ください。
- 合併症:浮腫み・腫れ・内出血・目のゴロゴロ感・傷痕・凹み・色素沈着など
切開法(二重整形)について
施術部位 | まぶた |
施術時間 | 30分~1時間 |
施術前の準備 | 洗顔、メイク落とし |
施術後の通院 | 5日~10日後(抜糸の為) |
痛み | 軽度 |
麻酔 | 静脈麻酔、笑気麻酔(無料) |
ダウンタイム | 1か月 |
メイク | 抜糸後から可 |
洗顔 | 当日から可 |
シャワー | 当日から可 |
入浴 | 3日後から可 |
注意事項 | 1か月で腫れは7割程度改善しますが、完全に安定するには3か月程度かかります。 |
切開法(二重整形)の流れ
- 診察・カウンセリング
- まぶたの状態やたるみの程度、ご希望の二重ラインを確認します。
手術に伴うダウンタイムや注意点を説明させていただきます。

- 施術前の準備・洗顔メイクと落とし
- クレンジングと洗顔を行っていただきます。
クレンジングや洗顔料は当クリニックでご用意しています。

- 施術
- 静脈麻酔で眠っている間に超極細の注射針で局所麻酔を行います。
十分に麻酔が効いたら希望するライン上で切開を行い、余分な皮膚や脂肪を切除し、縫合します。
透明な糸を使用して細かく縫合しますので、一般的な切開法(二重整形)より傷は目立ちにくくなります。
手術時間は30分~1時間ほどです。

- アフターケア
- アフターケアについて説明を受けていただき、ご帰宅となります。

費用
施術名 | 部位 | 通常価格(税込) | AA会員価格(税込) |
切開法(二重整形) | 両目 | 180,000円 | 129,000円 |
片目 | 130,000円 | 79,000円 | |
オプション たるみ切除・ROOF切除・静脈麻酔・透明糸 | 無料 | 無料 |
よくある質問
-
切開法(二重整形)の傷跡は目立ちますか?
-
手術直後は目立ちますが、1か月もすると落ち着いてきます。メイクが可能になるとだいぶ目立ちにくくなります。
-
以前に受けた埋没法の糸は取ってもらえますか?
-
切開法(二重整形)の際には、過去の埋没法の糸は全て取らせていただきます。もちろん無料です。
-
切開法(二重整形)と眉下切開はどう違いのですか?
-
上まぶたのたるみを解消するという意味では同じ施術ですが、それぞれの施術にメリットデメリットがあります。詳しくはカウンセリングの際にお話しさせていただきます。
二重整形(埋没法・切開法)に関連するブログ
こちらでは、院長が記載したブログを紹介します。ご興味おありの方はご覧ください。
埋没法で腫れないために
埋没法で腫れないために
埋没法で二重整形をする時に、一番気になることって何ですか?ほとんどの方は『術後の腫れ!』と答えるのではないでしょうか。日々の診療の中でも、患者様からの質問で最も多いのは「腫れは何日くらいで引きますか?」というものです。
今回の記事では埋没法の腫れが強くなる原因、腫れないためにはどうしたらよいのか?を解説していきます。“今度の長期休みに埋没法で二重にしよう”と思っている方は、ぜひ参考にして下さい。

埋没法が腫れる理由

埋没法とは
切らずに二重まぶたにしていく「埋没法」は、まぶたの中に糸を通して、「皮膚と瞼板」もしくは「皮膚と筋肉」を結びつける手術です。
糸で結びつけることで、まぶたを開くときに皮膚の一部が引き込まれるようになり二重まぶたになるわけです。
腫れる理由
まぶたの中に糸を通す際、極細の針を貫通させます。まぶたの中を針と糸が貫通するので、多少なりとも組織はダメージを受けます。(針が指に刺さった事がある方は、その時のことを思い出してみて下さい。刺した場所が少しは腫れていたのではないでしょうか) ダメージを受けた組織が修復する過程で赤みや浮腫みが生じ、腫れとなります。
つまり、埋没法という手術をする限り、腫れが目立たないことはあったとしても全く腫れないという事はあり得ないわけです。

埋没法後に腫れが強く出る原因
埋没法を行う以上は多少なりともまぶたへの侵襲(ダメージ)はあるため、必ず腫れが出るという事はご理解いただけたかと思います。ここでは、腫れを強くしてしまう原因について解説していきます。
医師の技術
最も大きな原因は医師の技術です。
埋没法ではまぶたというデリケートな部位を扱うので、“丁寧に”、“スピーディーに”手術を行う必要があります。美容外科医になりたての医師だと、一つ一つの動作に無駄が出て、その結果まぶたへのダメージが増えてしまいます。


糸を留める強さ
医師の技量に次いで腫れの原因となるのが、糸を留める際の強さです。
強く結ぶと腫れは強くなり、弱く結ぶと二重のラインが不安定になります。術前の時間や術中の僅かな時間で患者様のまぶたの特徴を把握し、最適な強さで糸を結ぶ技術が求められます。
ただし、糸を留める強さの調整にはひと手間かかるため、効率化を重視しているクリニックでは行っていないケースもあります。糸を結ぶ強さへの配慮も医師の技量の一つと言えるかもしれません。
希望する二重幅
理想の二重になるように二重のデザインをしていきますが、その時希望する二重の幅が広ければ広いほど、術後の腫れは強くなります。希望する二重幅が「奥二重」や「末広型二重」等の比較的狭い幅の場合には術後の腫れはほとんど目立ちませんが、「平行型二重」といった幅の広い二重を希望する場合には術後の腫れも目立ちやすくなります。


まぶたの厚さ
まぶたは皮膚だけでなく脂肪や筋肉などでも構成されています。それらの組織が厚く、腫れぼったいまぶたをしている人は、術後の腫れも出やすくなります。まぶたが厚い人はアイプチ・アイテープ等を使用した際にも理想の二重が作りにくい傾向にあります。逆に、まぶたが薄くアイプチ・アイテープなどを使った時に簡単に理想の二重まぶたが作れる人は腫れが出にくくなります。
まぶたが厚いと針と糸を通す時に組織へのダメージが大きくなるため、術後の腫れが出やすくなるのです。
術式
埋没法には瞼板法や挙筋法いった術式があります。一般的には「挙筋法は瞼板法よりも腫れやすいが二重のラインはクッキリと出やすい」と言われていますが、私の見解としてはそのような事は無いと思います。
どちらの術式にもメリットデメリットがあり、患者様に適した方法で行えば腫れは抑えつつクッキリとしたラインを作ることは可能です。また、どのようなまぶたの方にも安定した結果を出せる「瞼板上端固定法」という術式も存在します。


術後の過ごし方
創部を温めたり、創部の血流が活発化すると腫れが強く出ます。つまり、長湯をしたり、激しい運動をしたり、飲酒をしたり、過度に頭を低くして眠ると術後の腫れが強くなります。
手術後の1週間程度(最低でも3日間)は運動をしたり飲酒をしたりせず、安静に過ごすようにしましょう。また、術後に患部を冷やす際、アイスノンや冷えピタを直接まぶたに貼付する方がおられますが、それは逆効果になります。まぶたを冷やす際は直接は冷やさず、おでこを冷やすようにしましょう。
埋没法で腫れないための対策
- 医師の技量
- 糸を留める強さ
- 希望する二重幅
- まぶたの厚さ
- 術式
- 術後の過ごし方

術後の腫れが強くなる原因をまとめてみました。
①医師の技量、②糸を留める強さ
①、②に関しては、術前のリサーチである程度は判断可能です。多くの美容外科は患者様の幸せよりも売上を重視しますので、例えば貴方が安い施術を希望した場合「この方法は腫れが引きにくいからやめた方が良い」などと言い、高い施術に誘導してきます。そういった事を言ってくる医師は、高い施術の時以外にベストを尽くすことはありません。もしかしたら高い施術の時も全力を出さないかもしれません。腫れる腫れないは医師の技量である程度決まってくるので、「どの値段の施術でも腫れないように全力を尽くしますよ」と言ってくる医師であれば手術を任せても良いでしょう。きっとスピーディーかつ丁寧に手術を行い、最後に糸を結ぶときも微調整を繰り返しながらベストの留め具合にしてくれると思います。
③希望する二重幅
③希望する二重幅に関しては、せっかく二重にするのですから「憧れの二重」を目指すのが良いと思います。腫れることを恐れて狭い二重にしたとしても、きっと後悔する事でしょう。周囲から見て違和感が出るほどの二重幅は別ですが…。
④まぶたの厚さ
④に関しては、正直なところどうしようもないと思います。どうしても何か対策を打つとしたら、手術をする前に「腫れないタイプの脂肪溶解注射」(BNLSアルティメットなど)を打っておくくらいでしょうか。
⑤術式
⑤に関しては患者さんのまぶたの状態によってベストな方法が変わってくるため、どの方法で留めてくれるのかを担当医師に聞いてみるのも良いでしょう。「私は瞼板法しかしません」「挙筋法が最も優れています」などと極端な意見をいう医師は避けた方が良いかもしれません。
⑥術後の過ごし方
⑥に関しては患者さんの努力次第です。術後は極力安静にし、数日間は額に冷えピタを貼り、飲酒も控え、入浴はシャワーで手短に済ませましょう。可能であれば、枕を高くして眠るのも良いと思います。
もしベストを尽くして手術に挑んだにも関わらず、予想以上に腫れてしまったとしても、術後3日目からはどんどん治まっていきますので安心してくださいね。丁寧に手術をしてあれば、1週間程度である程度の腫れは引いてしまいます。(ただし、1か月程度は軽い浮腫みが残るので、完全に安定するのは1か月後になります)
埋没二重整形の違い・特徴・注意点
埋没二重整形の違い・特徴・注意点
二重まぶたにする方法には埋没法と切開法がありますが、瞼への負担やダウンタイムの短さから、初めて二重まぶたの手術を受ける方には埋没法の方が圧倒的に人気です。
そのためクリニック側は様々なメニューを準備して他のクリニックと差別化を図ります。
その結果、同じやり方にもいろいろな呼び名が生じ、同じ呼び名でもやり方が異なったりすることもあるようになりました。
Aクリニックでは「1点留め」と呼ばれているものがBクリニックでは「2点留め」と呼ばれており、Cクリニックでは「プレミアム〇〇法」と呼ばれていることもあります。
今回の記事を読んでいただくと、複雑な埋没法に対して理解を深めることができ、自分にあったメニューを選びやすくなります。
埋没法による二重整形とは | 糸を埋めて二重にする手術
埋没法とは、細い糸を瞼の中に埋め込み二重瞼を作る方法です。
瞼の中には瞼板という固い組織があり、その瞼板には挙筋という筋肉がくっ付いています。
目を開けるときにはその筋肉が収縮することで瞼板が引きあがり、瞼が開きます。
瞼板もしくは筋肉を糸で皮膚と繋げ、瞼が開くときに皮膚が引っ張られるようにするのが埋没法になります。
イラストで表すと下記のような感じです(下手なイラストですみません)
まぶたの仕組み 糸をかける 皮膚が引き込まれて二重になる
糸をかける場所による違い(瞼板法・挙筋法・瞼板上端固定法)
瞼の裏側に糸を通す時に、どの場所を通すかで3つの呼び名があります。
- 瞼板法:瞼の中の固い組織である瞼板に糸をかける
- 挙筋法:瞼板を引き上げる筋肉(挙筋)に糸をかける
- 瞼板上端固定法:瞼板と挙筋の中間にある瞼板上端に糸をかける
「瞼板法が最も優れている」「挙筋法が最も優れている」等と極端な意見をいう医師もいますが、どれかの方法が最も優れているという事はありません。
いずれかの方法が明らかに優れているのであれば他の方法は消え去るはずです。
現在まで3つの方法が残っているのは、いずれの方法にも優れている点があり、患者さんの希望や瞼の状態により使い分けていく事で各々の特徴が活かせるからです。
瞼板法・挙筋法・瞼板上端固定法の特徴
一般的に言われている各々の留め方の特徴は下記の通りです。
- 瞼板法:術後の腫れが少なく、引きやすい。糸が結膜側に露出し角膜を傷つけることがある。瞼板にはマイボーム線があり、それが詰まることでの炎症が起きることがある。
- 挙筋法:瞼板法よりもラインがハッキリと出る。腫れが出やすく、瞼板法と同等の腫れに抑えるには技術が必要。眼瞼下垂を引き起こす可能性がある。
- 瞼板上端固定法:挙筋法より腫れにくく、瞼板法よりハッキリとしたラインが出る。やや内出血しやすい。
私自身はいずれの方法も1000件以上行ってきましたが、腫れの引きやすさ、術後のトラブルの少なさ、ライン消失の少なさなどから考慮すると、瞼板上端固定法が万人受けする術式と感じています。
糸の違い(ナイロン、ポリプロピレン、アスフレックス)
一昔前まで、心臓血管外科の手術で使用する糸はナイロン糸が一般的でした。しかし、ナイロン糸は長期間体内にあると加水分解による劣化が生じ、切れる可能性があることが分かりました。
そのため、近年では加水分解が起こらないポリプロピレン製の糸を使用するようになりました。
二重の埋没法に使われる糸も以前はナイロン糸が一般的でした。
ナイロン糸の加水分解は10年~20年の経過で起こるため、埋没法に使うのであればナイロン糸で問題は無いと考えられていたのですが、差別化を図る為にポリプロピレン糸を準備する美容外科が増え、今ではポリプロピレンによる埋没が一般的になってきています。
ポリプロピレン糸が一般的となり糸による差別化が難しくなってきたため、ポリプロピレンにも加水分解が起こるという理由でアスフレックス糸を勧めてくるグループもあるようです。しかし、ポリプロピレンは体内での長期間の安定性が証明されており、現在でも心臓血管外科で使われる糸はポリプロピレンが一般的です。
別料金を払ってまでアスフレックス糸を選ぶ必要はないでしょう。
留める数による違い(1点留め~4点留め)
埋没法は、1点留め、2点留めなどと呼ばれますが、それの表わす意味はクリニックによって違います。
従来の2点留め

古典的にはこの方法が2点留めでした。
従来、2点留めと言われるのはこの方法でした。
1本の糸をスクエア型に埋没します。
その際、皮膚側に2か所引っ掛かりを作ります。
つまり、2点留め=皮膚側に4箇所の引っ掛かりを作ります。
簡素化された2点留め

しかし、クリニックによっては簡素化された方法で埋没するところもあります。
埋没法が外れる時には皮膚側の引っ掛かりが外れる事が多いので、簡素化された方法は取れやすくなります。
簡素化4点留めより従来の2点留めの方が取れにくい



簡素化された方法で行なうクリニックの場合には3点止めや4点止めを勧めてくることが多いのですが、簡素化された方法は1点1点への負担が大きくなります。
そのため、留める点数を増やしたとしても通常の留め方に比べどうしても取れ易くなってしまいます。
また、簡素化された方法は保証でのやり直しができないクリニックが多いようです。
個人的には、簡素化された方法はオススメできません。
結び目の場所による違い
糸の結び目を皮膚側に作る方法と眼球側に作る方法があります。
皮膚側に結び目を作る方法

一般的な埋没法はこの方法で行ないます。
瞼の表面を1mm程度小さく切開し、そこに糸の結び目を埋めます。
切開した傷は数日できれいに治りますが、糸を埋没した部分にポコッとした膨らみが出来ることがあります。
糸の結び目が皮膚側にあるので、抜糸が比較的簡単にできます。
瞼の裏側(結膜側)に結び目を作る方法

瞼の表面を傷つけないので手術後すぐにお化粧ができます。
腫れにくく、皮膚側のポコッとした膨らみも出来にくい方法ですが、極まれにゴロゴロ感が出る事があります。糸の結び目が瞼の裏側にあるので、抜糸が難しいという特徴があります(難しいだけで、できないわけではありません)
若干の技術が必要になるため、皮膚側に結び目がくる埋没法よりは値段が高くなる傾向にあります。
糸を絡ませる方法


2本の糸の重なる部分を絡ませる事で強度を上げる方法です。強度が増す分、腫れが少しだけ強く出ます。
保障による違い | 内容・期間
手術には保障が付いているケースがほとんどですが、その保障内容や期間はクリニックによって様々です。
保障内容
- 左右差がある場合のやり直し
- 糸が完全に外れた場合の留め直し
- 糸が緩んで二重が不安定になったときの留め直し
- 糸を取りたい場合の抜糸
保障期間
保障期間に関しても、全くついていないものから、1年、3年、5年、10年、一生涯などがあります。
一生涯保障の埋没法を強く勧めてくるクリニックもありますが、実はあまり意味がありません。
1年以内に取れなければ基本的には数年は取れませんし、5年もすると少したるみが出てきて二重のラインも変わってくるので、「保障でのやり直しは適応外」となります。
保証期間は長くても5年で十分でしょう。
埋没法二重整形の違いや特徴、注意点のまとめ
- 埋没法は始めての二重整形に最適
- 糸をかける場所により3つの留め方がある(瞼板法、挙筋法、瞼板上端固定法)
- 糸はポリプロピレンかアスフレックスがベストだが、ナイロンでも大きな問題は無い
- 〇点留めの内容はクリニックによって違うので確認が必要
- いくら安価でも簡素化された埋没法は避けたほうが良い
- 糸の結び目が結膜側にくる方法が周囲にばれにくいが、値段は高くなる
- 保障内容と保障期間もしっかり確認。保障期間は5年で十分
埋没法は人気の施術であるがゆえに、多様なメニューが用意され差別化が図られています。
その結果、質の悪いメニュー、無駄に高価なメニューが溢れるようになってしまいました。
費用やダウンタイム、求める保障を考慮し、自分に最も適した埋没法を選ぶための基礎知識を身に着け、クリニックの言いなりに契約をしないようにしましょう。
最後に
福岡、天神の美容外科【トータルスキンクリニック】では、埋没法に関してはメニューは2種類で料金は同じに設定しています。
強度の不安定な留め方、おとり広告として存在する1点留めなどを排除し、強度の差による料金の違いも排除、強度が強く腫れにくい留め方だけを採用した結果、そのようになりました。
2つの術式の違いは糸の結び目が表側か裏側かです。
なぜそこを分けたかというと、万が一糸を外したい時の抜糸の難易度が異なってくるからです。結び目が裏側にくる方法のだと、担当医以外が抜糸しようとした場合難易度が跳ね上がります。埋没法は元に戻したい時に簡単に戻せることがメリットでもあるため、抜糸が困難になることは患者さんのデメリットと考えメニューを分けるに至りました。
医療を行うにあたり、利益を優先すると不要なメニューが増えていきますが、患者さんのことを第一に考えるとメニューは減っていき、オプションなども存在しなくなります。